• 恋愛
  • 現代ドラマ

【近況ノート創作エッセイ9】ファンタジー世界の設定問題

 こんにちは
 近況ノート創作エッセイ、今回は「ファンタジー世界の設定」です。

 どこかでちょろっと告白したことがあるのですが、私は主な執筆ジャンルがファンタジーなのに、カクヨム登録の一年前に「なろう」に登録するまでは、それほどファンタジーを読んでいませんでした。また、ゲームもしません。
 そんな私ですので、「ファンタジー論」みたいなものは語れません。そこは、ご了承くださいませ。



 ファンタジー世界は、自分の脳内で作った世界です。だから基本的には自分の思う通りに自由に世界を作り上げればいい、と思っています。
 個人的には、異世界にジャガイモがあってもいいと思うし、日本語が通じてもいいと思うし、陰キャぼっちに巨乳美女がわさわさ寄ってきてもいいと思います。

 そんな私がファンタジー世界を作る時、「こういう設定のファンタジーなんだから、細かいことは気にしないでいいの!」と、力こそパワーな感じで押し切ることも多々ありますが、無駄に細かく考えてしまうこともあります。

 たとえば、吸血鬼。
 あの、「吸った血」は、どこに行くのでしょう。
 吸ったからには、出さなくてはなりません。そうでないとぱんぱんになります。灰になるのはいいのに、なぜかこれは気になります。
 とはいえトイレには行かせたくないし、某巨人みたいにあとで吐き出すのもなあ、ということで、私のお話では、「定期的に瀉血(しゃけつ。穴の開いた針を刺して血を抜く)」していることにしました。

 それと、ファンタジーには「名称問題」があります。
 たとえば現在書いているお話に、工場で働く女の子が出てきます。その仕事着、舞台が「蒸気機関が幅をきかせた異世界」なので、ちょっとレトロな服を着せたいところ。
 じゃあ昔の女性が穿いていたズボン、ということで、ブルーマー(ゆったりと膨らんだ運動用ズボン)が可愛いかな、と思ったのですが、これはできないのです。
 ブルーマーは、「現実世界のブルーマーさんが名前の由来」だから。

 ちょっと違いますが似たような理由で「ニッカーボッカーズ」もアウトでした。
 また、服ではありませんが「ディーゼルエンジン」もディーゼルさんのエンジンなので使えません。

 ……なんて、ねちねち考えながらお話を作っていますが、どうしてそういうことを考えるのか、というと、「楽しいから」。
 考えるのが楽しいものだけ考えています。
 だからリアルな作りこみをしているかたから見れば「甘い!」と言われそうな物語ばかりですが、書いている時間は幸せいっぱいなのです。

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する