【11/15 17:50一部加筆】
こんにちは
近況ノート創作エッセイ、今回は「近況ノートや応援コメントでの会話」です。
※今日は長めです。
前回の「カクヨムをやめてしまう理由」の中でも少し触れたお話。
結構難しい問題なので、ふわふわ~っと世の中を渡っていきたい私としてはスルーしようと思っていたのですが。(なんかやばそうでしたらつるっと消すかも……)
文字、というのは、顔を見て会話するよりも、自分の心が伝えにくいです。
例えば、自分が読んでいる小説に、「前のエピソードでは三日月が浮かんでいたのに、今日更新された翌日のシーンでは半月になっている」というミスがあったとします。
困ったものです。ちゃんと物語を練りこんでおらず、ただ単に「ここで三日月あるとカッケー」くらいのノリで書いていたのでしょう。
誰が書いたんでしょうこれ。どうも作者は玖珂李奈という名前のようです。(このミスは実話……。誰かに指摘される前にしれっと修正済)
で、これを応援コメントや近況ノートで伝える場合、どのような文章がよいのでしょうか。(伝えない、という選択肢は、今回の話題ではないので考えないものとします)
1.「前回、ロンが鬼と戦っているシーンでは三日月が出ていたのに、翌日のシーンであるロンがユウの家に行った時の空には、半月が出ています」
と、事実だけを指摘する。
2.「ロンとユウが仲直りできてよかったです! これからどんな事件が起こるか楽しみです。……あと、前回は三日月が出ていたのに、今日は半月になっています。物語の本筋とは関係ないと思うので、気にしなくてもいいかもしれませんが、一応お伝えします。(この部分は後日削除します)」
と、「感想+指摘+フォロー」を書く。
3.「前回のエピソードでは三日月でしたよね? 今日のエピソードでは半月ですけど、このエピソード、前回の翌日のシーンじゃなかったですか? もしそうならおかしくないですか? それともこれがこの世界観の常識なの?」
と、質問型の指摘をする。
4.「前回は三日月が浮かんでいた、って書いてあったのに、今日のエピソードでは半月が浮かんでいます。翌日のシーンなのにおかしいでしょう。ろくに推敲もせず、適当に書いていることがバレバレです。こんないい加減な気持ちで書いたくだらない文章を読むために、自分の時間を使ってしまい、後悔しかありません。話自体もつまらないし、とてもじゃないがこれ以上読む気が起きませんね」
と、指摘の後に自分の怒りを表す。
実際にはこれよりもっとたくさんのパターンがあると思いますが、今回はこのくらいにします。
私が他のかたにお伝えするときは、たいてい2です。
よくいただく(そもそも「よく」いただいちゃいかん、という問題は置いておいて)のは1か2、たまに3、でしょうか。
どれもとてもありがたく、感謝の気持ちでいっぱいです。
私は1の伝え方、ストレートで分かりやすく、とてもいいと思うのですが、もしかしたら繊細なかたには、強めに映ってしまうかもしれません。
2は、おそらく一番一般的だと思いますし、柔らかな雰囲気があると思うのですが、人によっては「気を遣われると恐縮してしまう」と思う方もいるかもしれません。
3は、「もしそうなら~」以降の文は、なくても伝わるかなあ、と思います。
質問型の指摘は、この例のようなあきらかなミスよりも、「設定がわかりづらい」「登場人物の心情が理解しにくい」といった「わからない系」に使うと、作者の気づきにつながるかもしれません。
(あくまでも私がそう思った、という話です)
4は、もし「読んでむかついたことを伝えたい!」という場合でも、「翌日のシーンなのにおかしいでしょう」まででいいんじゃないかな、と思います。
「ろくに推敲もせず」「いい加減な気持ちで」は、あくまでも推測ですし。
あと、ちょっとしたこともひとつ。
「トラックに轢かれて転生、って、テンプレだよね(笑)」
この一文、人によってとらえ方はさまざまだと思います。
私の場合は、特に感情も動かず「だね」と思うだけです。
でも、人によっては
「トラックに轢かれて転生、って、テンプレだよね(嗤)」
と見えるかもしれません。
もしこの文章を書いた意図が「トラックに轢かれて転生というのは、代表的なテンプレである」という事実を述べたいだけなのなら、(笑)はなくてもいいのでは、と思います。
文章で会話する、というのは、本当に繊細な作業です。
ちょっとした語尾の一つや表現の一つで、良くも悪くも自分のイメージが変わることがあります。
私もちょっとした言葉のすれ違いでいろいろな経験をしたので、これからもっともっと表現やマナーに気を配り、少しでも楽しいカクヨムライフを送りたいなあと思います。