最近、様々なところで70歳を過ぎてからの健康法や、健康寿命を延ばすためにとか、必要以上に目に付くようになった。それだけ高齢化が進み、福祉や医療関係予算が逼迫してきてるのだろう。
現在75歳、60歳で自営を引退し64歳で妻と死別、年金月額10万の独居老人。スマートウオッチで見ると睡眠時間4時間、歩行数3~6000歩程度。身長170cm、体重100kg前後、若い時からの高血圧投薬治療以外、現在はなにも無し。寝たい時に寝て、食べたい物は自分で作って(料理が趣味)1日2食と晩酌。各地の温泉旅館や、地方の小さな民俗資料館・博物館巡りが趣味。
冠動脈狭窄(ステント治療数回)・腎機能低下・胸骨椎間板狭窄・頸椎と腰椎のヘルニア・高血圧・糖尿病・病院通いも病院通いも面倒なので、通常の高血圧治療以外は止めて、生きたいように生きていたら、5年ぶりの全身検診で、血液検査の異常もなくなりました。血圧もほぼ正常なので弱い投薬で、2ヶ月毎に掛かり付け医に通う程度。
気が向けば散歩をするが、1時間半掛けて2km程度。猫との会話以外ほとんど話すこともなし。買い物は食材の宅配が週一で来るのでほとんど出ない。平安時代の日記文学や漢籍を読んだり、定期的に匿名でエッセイを書き、レシピを考え、時には国際情勢をまとめてみたり、ネット上で別人になり遊んで暮らしている。
70歳を過ぎたら、自由に好きなことを好きな時間にして、健康に気を遣うよりも遊んで生きる方が良いようだ。なお、食事はWhatsAppで管理栄養士の娘にスマホで写して送っている。家族のグループに投稿なので、それが子供達への生存確認であり、栄養管理になっている。肉魚・野菜の摂り方・果物等の量と質ともに充分に理想的だそうだ。
なによりも幸運だったのは、二人の子供に恵まれたことだろう。預貯金や金融商品の全てが女房の母親、パチンコ依存症のために使われてしまったが、子供達はキチガイババが原因での夫婦喧嘩や家庭内別居、経済的問題などを間近に見てきた。自らの将来は自身で考え築かなければならない事を学び、堅実な生き方をして成功してる。反面教師としての学びは大成功だったようだ。お陰で必要な時には、何も言わなくても状況に応じて、常に二人からの援助が得られる。老後の資産を蓄えるよりも、子供に恵まれた方が結果としては良かったのだろう。
70歳を過ぎたら『尊厳死の宣言書』と『遺言書』を書いたら、後は自由に好きなように生きるのが、最も健康的だろう。チューブで繋がれて生き存えるよりも、自然の死を望む方が良い。