拙作「アルビノの生物兵器」に登場する場所の解説をここで勝手にします。
同じ場所の画像を複数同時に表示させると見にくいので、1枚ずつ貼っていこうかと思います。
◯物騒空間・図書館
物騒空間の巨大な図書館…というより、物騒空間の大空間全体に広がる非常に大きな宮殿のような図書館である。本の王都とも言える。
縦横無尽に伸び図書館全体に繋がれているロープや、振動を防ぐためのカーペットが敷かれた長い回廊と、その主要な回廊の横にある数個の小さな砦のようなエリアで構成されており、それ以外の床、壁、天井には本がびっしりと敷き詰められている。木造の廊下もあるが、大半はレンガで作られている。
物騒空間全体に言える事だが、窓がないため、太陽光が一切届かず、灯りが少ないため、図書館の至るところが苔まみれで、非常に汚い空間である(しかも真っ暗。同じ物騒空間内の他のエリアですら肉眼でも辺りが見えるのに、ここは本当に見えない。光は撮影時に照らしたものである)。
生物兵器のほとんどが、暗い事やあまり本に興味がない事を理由に使っていないが、本の虫だけは1日中ここに引きこもっている。縦横無尽に伸びているロープは、本の虫が移動するのに便利だからつけられたものであるが、実は本の虫の体の一部である。
濁った池があったり、蔓植物が生えていたりと掃除はあまりされていない。これは本の虫が本以外に興味が無い事を示唆している。
本編では本の虫との戦いが繰り広げられ、ボロボロに崩壊した。
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