近況ノートの方はかなり久しぶりの更新です。
いつぶりかと思って振り返って見ると、一年以上更新していませんでした。
更新しなかったのは、あまり報告するようなことがなかったからなのですが、忙しかったこともあります。
今回は報告することができたのでこうして更新している次第です。
『アオの歌が聴こえる』のあとがきでも少し触れたのですが、宇目埜めうの名義での作品投稿は、最後にしようかと思っています。
理由はいくつかありますが、最大の理由はじっくりとアイデアを練り、執筆する時間が持てなくなってしまったということです。当たり前ですが、私は執筆活動で生計を立てているわけではありません。執筆活動はあくまでも趣味で、本業が別にあります。その本業が信じられないくらい忙しくなってしまったのです。
『アオの歌が聴こえる』を書き始めたのがちょうど忙しくなるかならないかのあたり。あのときは「なんとかなるだろう」という気持ちで書き始めました。しかし、いざ書き始めて見ると、自分の想定していたよりも執筆に時間がかかってしまったのです。
そして、何よりもショックだったのが、作品としてのクオリティがあまりよろしくない。好きでいてくれる読者には申し訳ないのですが、当初思い描いていた物語の質からはだいぶ落ちたものが出来上がってしまったと我ながら思っています。それでも書き始めた以上は、終わらせなければならないという思いで最後まで書き切りました。ですが、不完全燃焼な感は否めません。
最後まで書き切って、不完全燃焼ながらも投稿に踏み切ったのは『ロックミュージック研究会シリーズ』をなんとしても完結させたかったからです。このタイミングを逃したらきっと完結させることはないだろうと思いました。
『ロックミュージック研究会』は、私が小説を書きたいと思うきっかけになった物語です。このカクヨムというサイトを利用しようと思ったのも『ロックミュージック研究会』を書きたかったからでした。そんな『ロックミュージック研究会』のシリーズを至らないところがありながらも完結させたことで、私の中で一つの区切りが付いたような気がしています。そのため宇目埜めうという『ロックミュージック研究会』を書くために作ったペンネームはここで終わりにしたほうがいいのだと思ったのです。
きっとこの先しばらくは小説を書く時間を持てません。実は音楽活動も行っていて、そちらにも時間を割きたいのです。
それに、書きたいという気持ちもいつかと比べると少し減衰してしまいました。何が書きたいのかが分からなくなっています。私らしさみたいなものが何なのかが分からなくて、物語に起こそうという気にならなくなっているのです。
そもそも『ロックミュージック研究会』を書けたら満足でしたしね。
そんなわけで、宇目埜めうとして作品を残すことは今後ないと思います。とはいえ、物語を読むのは変わらず大好きなので、このアカウントでたくさんの作品を読みにいきたいと考えています。カクヨムは書くだけでなく、読むことも楽しめる素敵なサイトです。これからも多くの物語との出会いを楽しみに、サイトを利用したいと思います。
そして、またいつか私自身が物語を紡ぎたいと思ったときには、別のアカウントを作ろうと思っています。
あぁ……でも、分かりません。また宇目埜めうで書くのかもしれません。未完の作品もあることですしね。
カクヨムのルール上、別のアカウントを作るときは、このアカウントは閉じなければならないでしょう。それは少し寂しい気もします。
仮に別アカウントで書くとなったら、もしかしたら、こっそり「宇目埜めうだよ」と分かるような痕跡を残すかもしれません。だって、せっかくこのアカウントを通じて知り合えた方々との縁を捨て切ることなんてできませんから。
いずれにせよ、私の紡いだ物語を読みにきてくださった読者様には感謝してもしきれません。コメント欄などを通じて仲良くしてくださった方も本当にありがとうございました。
またいつか、あなたが私の作品に出会い触れてくれたらとても嬉しいです。そして、今以上にその心を動かすことができる物語を紡ぐことができたらいいなと思うばかりです。
それでは、また会う日まで。