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『ロックミュージック研究会』について

本日(2021/3/16)の投稿をもって、『ロックミュージック研究会』は完結です。

ということで、拙作『ロックミュージック研究会』について、つらつらと思うところを書き連ねたいと思います。
※ネタバレに繋がることもありますので、未読で興味を持っていただいてる方は、本編をお読みください。また、作者自身による作品評や自分語りが苦手な方はスルー推奨です。


本作は、私の処女作にあたります。
元々、音楽と読書が趣味で、音楽については創作にも手を出していましたが、文章については読む専でした。ですが、音楽活動をしている中で、文章……特に小説の形で何か表現できないかと考えており、それならばと決心して取り掛かったのが本作でした。

本作を執筆するにあたって、いくつかテーマを設定しました。
1つ目は、音楽を題材にすること。
2つ目は、登場人物が音楽を通じて成長する姿を描くこと。
3つ目は、最後まで書き切ること。
そして、4つ目は、私の好きな小説のように意外性のある展開をつけること。

上の2つは、さほど難しくありませんでしたが、3つ目、4つ目が大変でした。
当初、「これでいこう」と思ったアイデアがあったのですが、物語の中盤くらいまで執筆したころにアイデアをメモしていたデータが飛んでしまい、展開のさせ方がわからなくなってしまったのです。
かろうじて1人称視点の叙述トリック的なことを考えていたな、とぼんやりと思い出すことはできたのですが、どうやって情報を開示していく予定だったのか、伏線の意味・回収方法など忘れてしまっていることの方が多かったのです。

それで、1度執筆を断念しています。
ですが、時々マイページを開くと、読んでくださっている方がいる。それを見ているうちに、このまま未完にしておくのはそういう方に失礼だと思えてきました。
そこで1から書き直すような気持ちで、不要なところを削りつつ執筆し直しました。

そういった経緯から、つぎはぎな感じで回収できていない伏線もあるように思います。そこは私の力不足で読者の方には申し訳なく思っています。
ですが、それでも最後まで執筆することができたことに満足感も覚えているのです。
作品を最後まで書きあげるのが、こんなに大変なことだとは知りませんでした。

今後も執筆活動は必完結をモットーにぼちぼち、マイペースに続けていきます。
本作で得た経験をもとに、一人でも多くの方に気に入っていただけるような作品を生み出すことができたら良いなと思います。




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