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乂魔について

こんばんは、歩夢です。


皆さま、レビューやご感想、そしてお時間をかけて読みに来てくださり、

誠にありがとうございます。

私の作品を通して何かを少しでも受け取っていただけたなら、創作者としてはこのうえなく幸せです。


さて、今回は『BITTER COPS』の物語の終盤に登場する乂魔について少し語ろうかと思います。


この先は第62話「一世一代の賭け」以降のネタバレも含みますので、ご注意ください、、!



乂魔―――最凶で最狂な天才と呼ばれ、異能研究に異様に固執する人物としてこの物語に登場しました。


彼にとって最も重要な要素となるのが、「好奇心」です。


彼は異能を持ちません。だからこそ、その謎を解き明かしたいという気持ちが生まれたのだと思います。


そしてもう一つ重要な要素は、63話で彼が「先生」と呼んだ老紳士。
この人物に近づくために、乂魔は異能への憧れを抱いたそうです。


これまで乂魔は、自分のやりたいことを成し遂げるために沢山の人を犠牲にしてきました。

しかしどれだけの功績を残しても、誰からも感謝されない。


そして自分がしてきたことは、他人からすると「悪」であるかもしれないと、彼自身も気付き始めます。


でもどうしても、好奇心の方が勝ってしまう。


自分をやりたいことを優先してしまうことが、それほど憎まれることなのか?

なんで自分を認めてくれない、愛してくれないんだ?


そんな疑問を抱き、もがきながらも、研究を止めることができません。



彼は研究を続けながらも、誰も知らないところで一人苦しんでいたのだと思います。



犠牲者を沢山出したこと、決して許されることではありませんが、彼にも人間らしい部分は確かにあったのだと思います。



彼の生い立ちや老紳士との過去について、気になるところですが……。

それもいつか明かされる日が来たらいいなと思っています。




さてさて。早いもので、この作品も残り2話となりました。

とても寂しいです、、


あの最終場面で、京也と緘人たちに一体何が起きたのか。


わずかとなりましたが、最後までお付き合いいただけたら嬉しいです!


それでは、良い週末をお過ごしください!

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