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なん……だと!?夜叉鬼と戦った田村麻呂が「黒人」だと!?

こんなインチキ、あた〇かな説を広めたのはどこのどいつだ?
ちなみに夜叉鬼は言うまでもなく蝦夷の事です。後世に「飛行夜叉」という妖怪にされてしまっていますが。
もちろん田村麻呂は蝦夷討伐に向かった将軍です。

そんな日本の史実に泥を塗る行為を私は許さない。

ちなみに配偶者の米子は大和人でありながら蝦夷側に着いた女傑である。

『米子と夜叉鬼』
https://kakuyomu.jp/works/16817330648076396125

14件のコメント

  • 田村麻呂だけでなく、源頼朝、果てはアイヌや縄文人まで「黒人」だったと吹聴している阿呆どもが海外で沸いています。
    元祖はカナダ人学者アレクサンダー・チェンバレン(故人)を筆頭に、近年では歴史家マーク・ハイマンが田村麻呂黒人説について自身の著書内で言及しています。

    特にこの十年ほど米大学の(自称)学者先生を中心に組織的に「あたかもそれが史実である」かの如く流布されているので、日本人に周知されていないだけで事態は結構深刻です。
    (周回遅れで例の仏ゲームメーカー問題が取り上げられてますが、根本問題が注目されるきっかけに過ぎなかったという感じです)
  • な、る、ほ、ど
    なおアイヌ民族は玉突き式に北海道に行くことになります。元々北海道や千島列島にはアウレト族が住んで居たのです。
  • ですね。アイヌ民族を否定するつもりはありませんが、「先住民」は誇張が過ぎると私も思っています。
    (明らかに利権の絡んだ活動家団体が大暴れした結果が、現状のいわゆる「アイヌ問題」だと認識しています)

    日本人の祖先は黒人(=だから、アジアンより黒人が偉い。ひれ伏せ)をゴリ押ししているのも世界規模の源流は同じなんだと(本当に面倒臭い相手です)
  • まぁ、でも10世紀から北海道に居たのですから先住民族で間違いは無いでしょうね。
  • らんたさんが分身の術を会得しておられる(笑)
    後世のアイヌに先立ち、オホーツク人の骨等も出土しているので、実態としてはイザコザしつつ混血が進んだという感じなのかなと思ってます。

    ロシアは多分、その流れも意識して(=ロシア分派的な?)の正当性をゴリゴリ主張してきてる(=だから北海道は俺のもの)感が否めないので本当に厄介だなぁと……
  • 古博かん様
    とりあえず田村麻呂ですけどたしかに祖父が渡来人だったつまり唐人だったのは事実のようです。

    宿禰の称号をもらってます。東漢氏だったというのは事実で高句麗から来た氏族ということまでは本当です。宿禰って渡来人系土豪の称号ですけど反逆者は土蜘蛛つまり鬼扱いです。両面宿禰はだから鬼として退治されてしまったのです。高句麗と言っても北方はウラジオあたりまで行きますので今で言う沿海州では?

    でここで繋がるんですけどアイヌ人が北海道・樺太・千島にやってきた9世紀ごろアウレト人はもっと北方のカムチャッカとか沿海州に追いやられているのです。そしてその後アイヌ人は元軍を北方(樺太北部)で打ち破っています。なので混血は進んでないんです。元はご存じの通り2回にも渡って日本に攻撃したんですけど台風によって敗れました。そこで遊牧民族の故郷に近い沿海州北部から攻めようとしたら今度はアイヌ人によって逆襲され北海道上陸はかなわなかったのです。これって重要な史実ですのでちゃんと教科書に記載してほしいのですよね。

    アイヌ人がロシア人なわけない。「アイヌ民族をロシア人と認定した」はデマです。日本よりも徹底的に迫害されました。むしろスターリン時代に民族浄化されそうになって日本に逃げ込みました。北方領土を取られたときは着の身で根室や稚内に逃げました。そりゃ嘘です。

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    なお本物の黒人はいつ日本に初到来したのかとAIに聞いたら1581年だそうです。関ヶ原から19年前です。
  • アウレト人ですが沿海州の方に行った方々は他の民族に同化され、
    カムチャッカの方に移動した民族はアッツ島、キスカ島という日付変更線を超える空白地帯で民族移動が止まりました。その後数世紀後にロシアはこの地をアメリカ合衆国に売り飛ばしました。さらにその後日本が攻め込んだ時に北海道へ強制移住されその後アッツ島、キスカ島に戻ってこれなかったと聞きます。「アイヌ人がロシア人なわけない。」とはまさにこれで原・北海道原住民族はもう日付変更線すら超えてしまったのです。今はアトカ島というアッツ島の近所にいます。もちろん英語圏教育です。なんせアメリカ合衆国アラスカ州ですので。

    大日本帝国軍はなんとアラスカにまでせめていたのです。

    北海道大学が突き止めたDNA調査はここまで真実を突き止めました。
  • らんたさん、仕事が早い! すごいです。
    アイヌ系って鎌倉武士もびっくりの戦闘民族なんですね(漫画とか伝記ものって誇張だと思ってました・反省)
    現在のロシア系(スラヴ系と言うべき?)とのDNA情報が合致しないのに、「ロシア人認定」って意図した地政的イデオロギーのゴリ押しってことですね……怖。

    田村麻呂さんの件も、渡来人というのは私も納得なのですが、それもつまりは現在の二グロ系とは無関係ってことなのに、既成事実化しようとしている外圧のヤバさは相当ですね……

    1581年ってことは、連れてきたのはいわゆる宣教師って呼ばれる人たちでしょうし、それ以前から「黒人」が当たり前に日本で要職に就いていたなら、それこそ平家物語にだって登場してたでしょうからね。

    むしろ、田村麻呂さんが「黒人」だっていうなら、その遺伝子持ってる後世の日本人こそが正当な黒人ってことになっちゃいますね(笑うべきなのか?)
  • たぶん肌が黒く見えるだけでそれこそソグド系コーカソイドでしょうね。唐帝国って中央アジアまで進出したので。インド人は褐色だけど血筋はアーリア系なのと一緒です。

    ちなみに「キリストの墓」って青森にありますがたぶん正体はゾロアスター教です。というか最後の審判などはゾロアスター教からのパクリですので似ていて当たり前なのです。当時の奈良は現代日本もびっくりのグローバル社会ですので秦氏はたぶんゾロアスター教系でしょう。

    ということで古代ペルシャを舞台にした『暗黒竜の渇望』にご興味あれば幸いです。

    1581年のは信長にまんまなろうの「奴隷エルフ」のように買われた奴です。小姓だから武士だけど事実上の芸人です。小姓ですから蘭丸のように(以下自主規制:活動報告はR15もNG)。

    1581年よりほんの少し前に竜造寺軍が黒人を使っていた可能性はあるのです。島津軍に滅ぼされましたけど。

    【参考文献】
    岡美穂子・ルシオ・デ・ソウザ『大航海時代の日本人奴隷―アジア・新大陸・ヨーロッパ』中央公論新社、2017年.
  • >アイヌ系って鎌倉武士もびっくりの戦闘民族なんですね

    そりゃシャクシャインの乱を起こしたぐらいですから。

    ニヴフがモンゴル帝国・元に救援を要請したため、1264年、モンゴル帝国は樺太に侵攻し、アイヌ征討を図ったが失敗しました。というか単に北樺太が寒かったから冬に負けたのでは。とはいえ獣皮を元に朝貢して和睦しました。もうこの時点で「アイヌ民族は文字を持たない」という教科書の記述が怪しいです。

    内耳土鍋などの縄文土器をなんと19世紀の明治時代まで使っていたので間違いなくアイヌ民族は縄文系民族(土着日本民族)で国津神系の民族です。そもそもアイヌ神話と日本神話は驚くほど内容が似ています。しかし縄文系を「鬼」と称してもう3世紀から抹殺して出雲王国などを滅亡させていったのでしょう。
  • 文字を持たなかったというのは「日高系アイヌ」で実は千島系アイヌとか樺太系アイヌはたぶん文字を持ってるような気がします。特に17世紀にはもうロシア正教会が千島に来てアイヌ人に宣教してます。確実に当時のアイヌ人はロシア語を使っていますが千島・樺太交換条約の時に日本領となった時にほぼ全員が棄教してるので本当は全く信じていないのでしょう。後に1905年に南樺太も日本領になりましたが千島アイヌも棄教してます。そんなもんです。

    ユーカラは日高地方のアイヌの叙事詩だと思います。

    まとめです。
    アイヌ人というのはイコール縄文人です。大和民族によって西に追いやられ4~5世紀には関東以北に追いやられ田村麻呂の時代には東北で次々反乱を起こすも敗れ去り北海道へ逃げ込みます。この時北海道に居たアウレト族などを逆においやります。そのまま事実上の縄文文明を北海道に築き遼や元などと交流を持ちその後ロシアと交流をもちましたが彼らの住む全域が日本領になりました。なお北樺太などに居た人は悲惨でスターリンの迫害を逃れるために南下しました。なおソビエト時代は「私はアイヌ人です」と言うことすらタブーです。太平洋戦争が起こった時には原北海道原住民のアウレト族もアッツ島から小樽に抑留されます。日ソ中立条約を破った時に樺太アイヌも千島アイヌもほぼ全員日本へ逃げ込んだことからも分かるように日本での迫害なんてソ連による民族浄化政策よりずっとマシということです。アウレト族はアラスカ州のアリューシャン列島に戻りました。

    ちなみに19世紀までアイヌ人は「私有財産」という概念がなくよっぽどソ連よりも平等な文明・文化だったでしょうね。

    今でもアイヌ人は主に日高地方や札幌市を中心に居ます。
  • > 岡美穂子・ルシオ・デ・ソウザ
    ↑この方々、例の「日本で黒人奴隷が流行ってた」問題で、一次資料からのトンデモ持論展開が問題視されてる渦中の方々ですよ……
    旦那のルシオ氏は、日大ロックリー氏の問題著書に推奨レビューを寄せてたりします。

    特に岡先生は最近SNSに参戦して奇行が目立つ(X民にレスバ仕掛けて垢消し復活を謎に繰り返して迷言連発なさっている)ので、東大資料編纂室の質と信頼がにわかに揺らぐのが心配になるレベルの大暴れをなさってます……
    (あまりに彗星の如く現れて奇行が目立つので、某国会議員さんが東大にご本人さんなのか確認とられる始末でした。ちなみに大学側の回答はプライバシーに関わるのでノーコメントとのこと)

    このご両名の著書の信憑性については、個人的にかなり懐疑的になりました……
  • これ厳しいですね。というのは「上杉謙信女説」が否定できたのはスペインの修道院図書館からなんですよ。宣教師はそのように書いてないんですよね。創作ってバレたんですね。

    ですので、この岡氏って東大の史料編纂ですからまずいですよね。

    私は史学科卒じゃないから「本当かもしれないし嘘かもしれない」としか言えない。そもそも中世スペイン語や中世ポルトガル語を翻訳できる人がまず国内にそうそう居ないということです。という事は東大史料編纂室では岡氏のワンオペになる可能性が高いのです。

    こういう雲の上に居る人が下界に降りてツイッターやる時点でアウトですよね。学会は学会の中で閉じたコミュニティーにいるからこそ権威があるので。

    でも信じられない。『田村麻呂「黒人説」』否定でここまで第一資料とか第一人者検証になった報告ってカクヨム初というか人生初ですね。
  • あ、資料の字間違えてた……正しくは史料編纂室ですね、失礼しました。

    >「本当かもしれないし嘘かもしれない」

    本当に、らんたさんの仰るとおりで、このスタンスで歴史エンタメフィクションを楽しむ分には何ら問題ないと思うんですよ。
    それが歴史IFの醍醐味だと思うんで。

    ただ、それが証拠不十分のまま「史実(断定)」とされてしまうことが大問題なんですよね。
    そこに国内だけでなく海外の政治的思想が絡んでくると、さらに面倒臭いことになる(なってる)という……はあ……(溜息)
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