江山菰

男女の愛というものは年月の経過と共に姿を変え、夫婦の情愛が育っていきます。
そのゆくえを描いた美しい小品。J.アーチャーの「ある愛の歴史」が、現代であればこうなるのかもしれません。

あまりにも面白かったので、SNSでも紹介しました。
終始漂うユーモアのセンスが素晴らしいです。

いやいやいや、私はこの主人公好きですよ！ 等身大で、仲良くなれそうな感じです。 毎日の仕事に疲れて、でもいろんなこと（主に優しいこと）をちまちま考えながら買い物をし台所に立つ、なん…続きを読む

ぱっと見ただけではよくわからないけど文脈・作品の雰囲気でどんどん読み飛ばしていってしまう言葉ってありますよね。 そのまま通り過ぎて行ってしまいそうな言葉の数々を、ちょこちょこと知っ…続きを読む

海外に実際住むと綺麗事だけではすまないものですが、その綺麗事の対極にある部分までこの作品には書かれていて、非常にエキサイティングで面白いです。 旅行好きさんやベトナムへの転勤予定者…続きを読む

ホラー、クスッと来る、不条理、などなど……
一つ一つカラーが違うショートストーリー集。
作者のイマジネーションを集めた博物館を歩くような感覚になるはず。

ストーリー運びに、魔術的なセンスを感じます。

構成、文章表現どれをとっても素晴らしいです。

実は私、ファンタジーとか異世界とかそういうのが苦手です。 「あー、よくあるあれね、扉の向こうに異世界が、みたいな？」 と思って、まあ短編だし読んでみようと思って開いてみたら…… …続きを読む

いやほんとに「そうきたか！」の一言です。
あんまり書くとネタバレになりそうなので控えますが、これは参りました！

小さな生き物へのやさしい眼差しに満ちた作品です。
アクアリウムやビオトープの運営者には抗いがたい魅力があります。

少年たちのわちゃわちゃが不穏なものに塗りつぶされていく感じに引き込まれました。
続きがあったら読みたかったです！