https://kakuyomu.jp/works/1177354054888431741あとがきめいたものを、こちらに書きます。
リコリス、完結しました。サミュが完結したのが今年の1月。で、リコリス書き始めたのが2月から。年内に十六万字、書けてしまいましたね。私としてはまずそれを褒めたい。
本当に、思うのです。完結させるってすごい。脳も使うし体力も要るし書き上げる気力もいるし。十万字以上の物語を何度も書き上げ、ブラッシュアップして賞を目指される方は本当にすごいことを繰り返している、と思います。
リコリスはお察しの通り、万人受けする小説ではありません。内容としては過激で、暴力的でもあり不埒でもある。マイノリティだったりつま弾きにされたものだったり、そのなかで自分らしく生きるものたちの話だったり。括りかたは色々できるとは思います。
そもそもリコリスを書こうと思ったのは、「私が制約とかリミッターとかなく、好きに従って書いたらどうなるだろう?」と思い筆をとったのがきっかけです。今までも暗い話などは書いてきましたが、表現など自重しているところもあり。で、どこまで表現していいものかと、自分を解放した結果でもあります。
実はプロトタイプ……ではないですが、似た設定のオムニバスを書いていたことがあり。それは妖怪と人間のあいのこ、が奔放に命を刈り取る話ですが、そのあたりの思考がリコリスに繋がってるな、とは感じます。
長くなりました。とにかく性癖に素直になった結果。しかも難しいと言われる群像劇に着手して、正直また完結できるのかは不安でしたが、思っていたよりも早く完結できて良かったです。また、私の生きた証をひとつ残せました。こうやって色んなものを刻みたいです。
さて、あとはインプットです。色んな小説読むぞ読むぞー