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物書きとしての自己紹介

ができる小説を用意すべきだと思いました。

ということで掌編書きました。正味一時間也。
有澤という物書きはこういう話を書く生き物です、こういう雰囲気の話が大好きです、という名刺変わりのお話でございます。

2件のコメント

  • ※もしこのコメントを「もういい」と思うところまでお読みいただけたのであれば、この場からは削除していただけると幸いです。

    >有澤いつき様

     意図的に、少し後ろの方にある近況ノートにお邪魔いたします。(通知設定がONであれば)ご本人様しか気付かないであろうという意図です。
     有澤いつき様とはあまりお話することはできませんでしたが、『仮想箱の説明書』をお読みいただいた後から、少しずつ近況ノートやエッセイや書評の間のお話を読ませていただきました。そこで少なからず壁や谷を乗り越えて進んでおられることを目にしました。

    ここから先の言葉について、
    ・少しでも不快に思われましたら読むのを止めてコメントごと削除して下さい
    ・私は有澤いつき様のことを僅かと言えるほども知らないのだと思います
    ・少なからず説教のような内容、誰に向かって言っているのか分からない内容が含まれます

    # 雲の上の人たち
     私は自分の作品を読んでもらったことへの最大のお返しの一つは、その方の作品を同じだけ、できるならそれ以上に丁寧に読み解くことだと考えています。そして私事と言い切れない、謝罪と言うべきなのでしょう、今の私にはそれをするエネルギーが用意できませんでした。こちらは後述させて下さい。
     有澤いつき様はたくさんの方の作品を丁寧に読まれているようで驚くばかりで、きっと私を含め無数の書き手が救われたのだろうと思います。以前、遠藤考祐様と言う方が膨大な作品に大変な熱量を注いで読まれていて、幸運にも私の仮想箱も手に取っていただきました。的確で、深く感謝するとともにこの偉業は私にはとてもできないと感じたのを覚えています。有澤いつき様も雲の上の方です。

    # 負荷
     だた、どんなに読むことに秀でた読み手であれ“読むことによる影響”は必ず出ると思っています。個人差があれど、繊細である人ほど。読むことにはエネルギーが要る、そのエネルギーは書くこととは全く別の種類で、けれど人のエネルギーのトータルは読むことと書くことを同じ器の中に入れて測る。例えば自分より何もかも上回る文章があって、求めていないと銘打ってはいても丁寧に読み込んだことへの反応が疎かなこともあって。摩耗するはずなのです。得られるものも多いとは思います、どなたかの表現、どなたかの物語、少なからず書き手との繋がり。けれど私は雲の上の読み手の方々については負荷の方が気になってしまいました。何に動かされて強制されて、どう使命感が生まれて、苦しいはずです、あるいはそれは自己肯定の防壁、鎧の一枚なのかもしれません。及ばぬ域にいらっしゃるから? 複合的な要因だから? 自分の作品が可愛くて大した谷にも壁にも阻まれたことが無いから? 私には答えが分かりませんでした。

    # アンバランス
     カクヨムでは、ともすればWebを手に入れた書き手のいる全ての場所では、読み手が希少で、“読んでほしい人”の方が明らかに多いように感じます。彼らを書き手と表現することを一瞬躊躇うのは、彼らがPVの数字を求めているのか、1人による精読を求めているのかすら分からないからです。カクヨムではユーザー数の増加に伴って、言い方が悪いですが自主企画の質が下がってしまったように思います。読んで貰うには目立つ必要があって、ランキングやPVのシステムはその感覚を助長してしまいます。そうやって生まれた“読んで欲しい人”の群れが踏んづけてしまうものの一つが読み手です。読み手と書き手の一対多の接点が自主企画だったのですが…。「絶対読みます」のような企画に自分から何も返さずにただ作品を載せることも今では思うところがあります。

    # 私のこと
     上手く「だから」と繋がっていないような気がしますが、私は少し前に近況ノートを消して、全てのフォローを解除してしまいました。後ろ向きな理由も他にあります、第一にはエネルギーが足りなくなってしまったのです。お仕事をする上でもエネルギーは使いますし、私は燃費が悪い人間です。折角いただいた近況ノートへのコメントをこの手で消してしまうのが大変申し訳なく、それでも「じゃあ今のあなたは読んでくれた人に何かお礼ができるの?」と自分に問うた時に、言い返すことができませんでした。数字だけのフォローも申し訳ないだけでした。「きっと素敵な作品を読んで影響を受けてしまうから」と表現を誤魔化したこともありますが、結局のところ読むことに回すエネルギーを惜しんだのだと思います。後ろ向きな理由の方を少し明かすならば、“作者同士の交流”に思うところがあったから、向かっていくだけの準備ができなかったからです。
     書き手は一人生きてはいけません、例えばヘンリーダーガーのようになれるとも到底思えませんが、何も求めない代わりに何も返さなくて良くなって、ただ自分の作品だけを細々と広げていく。砂のお城に逃げ隠れて、籠ろうとしているのでしょうね。波にさらわれておしまいかも知れません。あとは、応援コメントをOFFにすれば一旦の遮断状態になります。

    # 感謝<謝罪
     まとまりませんが、結局のところ「ありがとうございます」「ごめんなさい」の二つをお伝えしたいのだと思います。後者の方が大きな声です。有澤いつき様が膨大なエネルギーを使って、壁とも谷とも戦っているのは知っているのに、せめて一度載せた自分の作品を「私のは読まなくていいですよ」と言えませんでした。仮想箱は負荷を作るような作品であるとも思っています。私も、読んで貰うことに飢えておりました。そのくせ有澤いつき様がストップした時に、何か気の利いた言葉も+になる言葉を持ち込むこともせずに。
     仮想箱を読んでいただいた有難さは勿論あって、浅い読みではないことも分かっているのですが、「この先の方々の無理をしないで」と最初に浮かんでしまいます。読み手と書き手の好ましい在り方ではないのだと思います。いただいた応援コメントへの返信コメントは嘘ではないのですが、どこか手応えがありませんでした。あの場は人目につく可能性があるから、繕ったような言葉を並べているのです。ですから、こちらでその裏にあったごちゃごちゃとした考えを吐き出させていただきました。長々ぺらぺら大変身勝手で、自分に言い聞かせているような内容です。ごめんなさい。仮想箱が大好きな作品なのは本当で、それに最後まで触れていただいた方が私にとって最大のエネルギーです。ありがとうございました。
  • kinomiさま

    たくさんの思いがこもった言葉をありがとうございます。
    情けない話、kinomiさまが葛藤され、一生懸命したためて頂いた文章に対して、ひとつひとつ、同じくらいの熱量でお返事できる自信がありません。今の私のメンタルで、書ける言葉を書かせて頂きます。それを最初に謝らせてください。
    そして、このコメントを読まれるかも正直わかりませんが、こちらに。ご配慮等、ありがとうございました。

    結論から言うと、私にとって『仮想箱_synonym』を読んでいた時間はまったく苦痛ではなかったし、純粋に、趣味の読書として楽しかったです。素敵な時間をありがとうございました。ということです。

    それだけだと「負担になっていた」など、信じてもらえないかもしれませんが、今の私にはその不安を払拭できるだけの言葉を紡げないような気もしています。
    身の上話をすべきではないとわかっていますが、すみません、私の話をします。

    私に読書が負担となっていた時期があったことは否定しません。精神を削るように読書し、向き合い、言葉を絞り出していたことも事実です。どんなに自分のためだと言い聞かせてもそれは返事が来なかったときのショックを軽減するためで、それで誰かが感謝してくれることを期待していた自分もいました。
    それでも、色んな意見が飛んでくる。自分がどんなに真摯に向き合っても、相手のためを思って書いても、それを「攻撃的だ」とか「何様だ」「読み違えている」と言う人はいる。自分で自分に高い壁を設定して、自分を潰していくのもよくあることでした。

    私の書評どころか、感想だって、作者を傷つけるのではないか?そう思い、ここ最近は閉じこもっていました。でも結局、私は本が好きなもので、色んな物語を読むのは楽しくてたまらなかったです。

    一月中旬くらいから、私の読書スタイルは結構変わったと思います。単純に応援を押すとかではなく、負荷ではない、義務でもない、「楽しむ」読書になりました。ゆっくり読むけど、物語のすべては理解できていないかもしれない。読み違えているかもしれない。それでも読書としてストレスなくその世界を楽しめましたよと、それだけを伝える日々です。『仮想箱_synonym』もそのひとつの出会いです。ありがとうございます。

    交流に関しては私も追い詰められたりしたので、しなくてもいいと思います。ただ、創作を好きな人間が、好きな方法で、発表をする場所であれば。それでいいと思います。
    もちろん、そこに私が関われれば幸せなことですが、それは別の話です。

    kinomiさまが感じてらっしゃる感謝や謝罪すべてに充分なお返事ができたとは思っていません。自分語りばかりで失礼しました。私は交流をお休みしているkinomiさまがわざわざこちらにコメントしてくださったこと、とても嬉しく思います。そういった方が産み出した物語を読めたこともまた、得難い縁だと思います。
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