第十二章では、ついにユリシーが軍隊を率いて戦場に出てきました。とはいえ、偵察部隊が敗残兵を集めて逃げるという状況です。
テーベの民を助けたところで、ユリシーたちはどうするのか。
テーベの民がこれから向かう先はちょっと厳しいですね。
この時代、太陽が覆われて不作続きで、どこ行っても迷惑でしょうし。
貴族同盟軍がこのままテーベの民を見逃すとは思えません。
物語はそんなところから始まります。
彼らが向かった先は、島。ここで出会うのは——。
あの人です。
そしてギリシャ神話といえば、最大の英雄はオデュッセウスではなかったはずです。アキレスです。
ユリシー(オデュッセウス)がアキレスを迎えに行くところから第十三章が始まります。
アキレスミハイルは第八章でもちらっと登場しました。あのときは顔見せみたいなものだったのです。ついに本格参戦です。
ということは、ライバルである、ニスティアヘクタも動き出します。
ナタさんたちは、歴史の裏で地味な活躍をしていきますよ〜。