■土練り。
ステラが苦戦したのは「菊練り」という、陶芸でする作業です。
陶芸の場合、物の形は薄くて複雑で繊細です。破損しやすいから念入りに練るわけです。
でも、煉瓦はそこまで精巧なものではありません。粗練りはしても菊練りまでしなかったんじゃ?(現代のこっちの世界では機械で練るのでわかりませんでした)
じゃあなんで菊練りを書いたのかって話ですが、そのほうがいろいろ動きがあって面白かったんです。ステラもかわいいし。
「菊練りは空気を抜く『ための』作業」といわれるようですが、反対意見にも説得力があったので触れていません。空気が抜ける音はするそうです。