(3000字の短編) 地味で真面目で控えめで…頑張ってる彼女。私と同期の彼女…かすみちゃん。いろいろあって会社を辞めた。アパートで暮らして仕送りして…お金ないって。頑張っても職場…

(1000字の短編) 山の廃校を借りて10年。馬と暮らす…僕。仕事で離れる以外はずっと一緒。強い絆がある。春夏秋はいい…でも…冬が苦手。ドカ雪が苦手の南国育ちの僕。11年目のある…

(1300字の短編) 彼の部屋で(焼きそばパン)を作っては…メッセージを残す彼女。 焼きそばパンを食べさせられる彼は…プログラマーでパチンコ好き？ストレス発散？ マンションの合鍵…

(3600字の短編) リングの貞子への＜オマージュ作品＞です。今日は入社式。社会人の仲間入りをするサダコは。暗い井戸をはい上がり…洗った白いロングワンピに着替え。雑踏の構内で玉子…

(3800字の短編) 巨体の雪男は山のヌシ。今も山に生き…友のヤマ犬と日々すごす。が…ある大荒れの吹雪の時。寝床の(ほら穴)に。ゴー音にまじってかすかな人間の声がした。気になり外…

(3000字の短編) 大学１年の僕と同い年のノアちゃん。彼女が長期入院の前日に。僕の大学の街に特急電車で会いに来てくれた。両親の了解をえて一人で遠出してくれた。麦わら帽子に淡い水…

(6900字の短編) 雪の降る日に出会い…雪の降る日に別れる。美しい彼女は…雪女でした。 小さな雪祭りの夜に出会った美雪は…白い着物を着ていました。彼女の吐く息で凍らせられた夢を…

(8900字の短編) スカイとマリンは小６と小５。結婚を認めてもらうために既成事実の結婚式の写真を撮ろうとする。北国の港町。真冬の祝日に。工事閉館中の誰もいない海岸線にある神社。…

(5700字の短編) 私のママは美人です。でも…不思議な人です。変わった事が起こります。ママは…誰にも見えない…もう一人の自分…もう一人のママとお話しができる。私が生まれた頃から…

(2700字の短編) 町から街へ。私は歩く…意のままに。女の気ままな詩人の旅。私とジャンケンしましょ…？ …ある昼下り。尻の熱いベンチに座り。目の合った中学生…少年Aを横へ誘う。…

(5600字の短編) 私には。何代も続く(忍者)の末裔の彼がいた。密かな伝承は…彼には重荷だったのかもしれない。彼のターゲッ トは…私の父。私は。それを知らず…彼の子を産んだ。そ…