これからはZ世代のコンテンツ消費スタイルに合わせた小説も意識しないといけないと思い、読んでみました。
……で、読了して、かなりのショック受けた。
今まで習ってきた小説スタイルの完全否定に近い感覚です。
もう、古いんだ。この書き方。
でもボクも、過去に映像やゲームに関わっていたので、ものすごく気持ちはわかるの……。
消費したいんだよね。みんな。
料理には期待してなくて、カロリー効率なのかも。
決して、この本は、早送りや倍速を否定しているのではなく、そういう傾向があるよという事実を淡々と記載してあるのですが、もはや、行間を読むとか、状況を想像させるとか、そういう読者の力を信じるより、全部説明したほうが良いのかなぁと、思わせられました。
でも、確かに、完結作品とかの傾向で、最初の話と最終話のPVがやたらと多いのは、そういうことなんだなぁってわかる。
読み手は、意味を探してるから、結局どうなのかが気になるんだろうなぁ。まるで説明文のように小説を読むから、主人公の成長には興味なくて、だから、最初から最強で、全部孔明の罠みたいになってないとダメなんかなぁ。途中で変化されたら困るのかもなぁ。
いわゆる企画、構成、文体の、企画部分しか味わってもらえない時代なのかも。
構成重視の身からするとツラっ。