皆様、こんにちは。
本日の午前零時をもって、「第二回Uー24企画」の応募期間が終了いたしました。
合計で253作のご応募があり、かなりの豊かなラインナップになることができたと感じています。
昨年の応募総数が260だったので今年は減ったようにも見えますが、「現代ファンタジー」の分野がなくなった状態でこの数なので、今年の方が応募自体は増えたのではないかと思っています。
開始時点からずっと小まめに応募作には目を通してきて、「これは!」と思う作品にも何作も出会うことが出来、選考委員としてはすごく嬉しい形で審査を進められました。
「この年齢でここまで安定した筆力を出せるものなのか」と思わされるような作品もありましたし、「これ、その辺の新人賞の受賞作より明らかに面白いだろ!」と純粋にびっくりさせられる品とも出会え、選考本当にとても手ごたえを感じられる一ヶ月でした。
やってみないとわからないもので、「選考」というのをやると、色々と普段は感じないことを感じたりとか、独特な経験を得られるものだなあ、としみじみと感じ入ることがありました。
改めて、新人賞の下読みをやってる書評家さんたちって凄いな、と思わされますね。一人で二百作以上担当することはさすがにないだろうけれど、これを毎年やれって言われたらさすがにきついだろうな、とは感じさせられます。
とにかくやるからには、「選んだ自分が誇りに思えるような凄い作品を見つけてやる」という気持ちでやるものでしたが、一次選考の下読みさんの場合には、その先で最終選考委員の先生方の判断が待っていて、「受賞作なし」なんかやられるリスクまであるんですよね。その時の下読みさんたちの胸中を思うと、なんかもう茫洋とした気持ちになりました。
そういう点で、自分は最終選考から一次の下読みまで全部ひとりで担当できたので、「絶対に推したい」と思う作品をしっかりと受賞作にできるのは幸せなことなのだな、と思いました。
……と、いう風に感慨なんかを綴っている感じで、「この一ヶ月を振り返って」みたいなことを語らせていただきました。
ですが、残念ながら「選 考 自 体 は ま だ 終 わ っ て い な い 状 態」です(汗)。
本当に、これまでの応募作はすぐに目を通すようにしていたのですが、今週に入ってからすごいラッシュがかかっている感じで、まだ全部は網羅できていません。
特に昨晩などは、「締め切りとなるラスト二時間(22時以降)」に入ってから合計で十五作くらい新規の作品の応募もあったので、そちらもこれから改めて読む形になります。
こんな熱意をもって新作で勝負しようって姿を見せられたら、選考委員としてもその熱意には全力で応えないといけません。
なので、このところ忙しくて作品を読みに行けていない方が何人もおりますが、諸々とご容赦いただければ幸いです。
ひとまずはあと「五十万~六十万字」くらい読めば終わりにできるかと思うので、それが済んだら読みに伺おうかなとは考えています。
そういうわけで、よろしくお願いいたします。
↓↓↓は先日手に入れたゲンガーステッカーです。
最近は低浮上だけど、ちゃんと存在してるからね、というメッセージを込めて。
