現状の私の代表作、「仮想世界の彼方」をリメイクする事を決定したのは、実はそれをかいている最中でした。私は、当時のプロットで描きつつも、それに納得しておりませんでした。
ところで私は、「こういう作品が好き」という嗜好が明確に存在する人間です。それは、表ではこういう話が進んでいて、裏では別の話が進んでいく。そして、最後に、表のストーリーが裏のストーリーに飲み込まれる。そういう作品が好きなんです。
代表的な例で言えば、エヴァンゲリオンでしょうね。使徒を倒すと言う表のストーリーと、人類補完計画と言う裏のストーリーが有り、最後は補完計画側のストーリーに全部持っていかれる。そういう感じです。あ、別にエヴァオタやってるとか言うわけではありませんので、気持ち悪がらないでください。眼鏡っ娘が熟女と合法ロリババアしかいないアニメなんて......としか思っていませんから。まぁ、マヤちゃんは可愛いと思いますけど、思いますけどね!
話がそれてしまったので戻します。元々、仮想世界の彼方はそう言うストーリーを目指しておりました。しかし、ストーリー全体の短さや、薄さによって、それは果たさえませんでした。リメイクは基本的に、この問題を解決するために行われます。
私は、私の中で理想的な作品を描くために、仮想世界の彼方を再構築するわけですが、理由はそれだけではありません。第二作目である「私がいない」も渾身の作品でしたが、作風や描写、構成が整わなかった為に駄作となりました。現在は私のグーグルドキュメントでのみ見ることが出来る先品となっております。悲しい。そう言った、二作目での迷走も、仮想世界の彼方をリメイクすると言う私の意志を後押ししました。理想的な作風で欠けるのは、仮想世界の彼方だけだ、と言う風に。
ただ、私も学生であります。この前の模試ではかなり悪い成績を出してしまいました。ついでにバイトも始めました。小説に使うことが出来る時間は本当に限られてきております。
そのため、リメイク版仮想世界の彼方は、ある程度書きダメをした後に投稿する予定です。今年中を目標にしております。
面倒な作者ですが、どうかみなさん、呆れずにリメイク版を楽しみにしていただけないでしょうか?
全ての眼鏡っ娘と、読者諸氏の幸運と活躍を祈って、この近況ノートを終わりにしようと思います。