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賢いと言われるかバカと言われるかで自己評価に違いが出る

こんばんは、金色のクレヨンです!
少し前から執筆の感覚が戻りつつあり、異世界焼肉屋の更新が続けられるようになりました。
更新ペースが変わっても読んでくださるのはありがたいですね。

さて、つい最近「後回し」にしない技術 「すぐやる人」になる20の方法」という本を読みました。
イ・ミンギュさんという韓国の心理学者が書いた本です。

本書で引用されているのは心理学の情報が多いものの、動機づけや目標設定につながるような内容もあり、自己啓発としても有効な印象を受けました。
とても中身の濃い一冊ですが、特に印象に残った部分について書いていきます。

とある心理学者が刑務所を出所する囚人から、感謝の手紙を受け取ります。
しかし、学者は何かしてあげた記憶はありませんでした。
学者が手紙を読むと、その囚人の知能検査をした時に「あなたはIQが高いですね」と伝えたと書いてありました。
そして、その囚人はその言葉を受けて、自分が他の囚人よりもクロスワードパズルが早く説けたり、ジャズよりもクラシックが好きだったりする理由と結びつけました。
その囚人は学習意欲が高まり、出所後は大学を目指すと息まいています。

つまり、いい部分を認められると自分が優れている部分に焦点を当てて探そうとする。
逆にダメ出しや否定をされた時、自分がダメな理由について探してしまうということです。

これなんですが、一度だけなら大して影響はないと思うんです。

ただ、これまでの人生を振り返った時、優等生や立ち回りが上手い人ほど相乗効果で伸びていって、そうじゃない生徒は負の循環に陥りやすい傾向がありました。

これを読まれている方は大人の方が大半だと思いますが、大人になってからこれを覆すのはエネルギーが必要です。
なぜなら、周りからかけられ続けた言葉を自分自身と同一視してしまうため、客観性が持ちにくいはずです。

本気でこれをやろうとすると別の本だったり、場合によってはカウンセリングが必要になったりしますが、個人的にはやったらやった分だけ効果があると思います。

最近見ている海外ドラマSWATの中で、主人公や周りの隊員たちは精鋭だからこそ、カウンセリングを受けることは逃げだと否定的です。
もちろん、カウンセリングを愚痴を吐くだけの場にすると効果は出にくいですが、自分の抱えている問題について、専門家と話し合うのは有効だと思います。

話がそれましたが、そろそろまとめに入ります。

人は何か言われた時、それに紐づけされた理由を考えるようになっています。
ダメ出しばかりするとダメな理由に焦点が当たって伸び悩みやすく、ほめることが効果的であることの理由でもあります。

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最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

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