降臨編四話目です。なんだかブクマが増えていたので、かなり嬉しかったです。ありがとうございます。
部屋の大掃除で筋肉痛ですが、封印すべきあれやこれを始末したので心は晴れやかです。
まあまだ残っているので、まだまだ半ばという。早く綺麗にしなくては。
魔導士の毒殺は公の有効手段である。
多くの暗殺者は毒を優先手段とし、日々研究に勤しんでいる。
そして毒からは――薬が作れるのだ。
誰かを殺すものが、誰かを生かす。
矛盾しているようにも聞こえるが、使い道次第といえば大勢が納得する。
ただ強力な毒を発見した者が悪人というわけではない。
有効な薬を発明した者が善人と決まっているものでもない。
知的好奇心に誘われて、探求の随まで求めたに過ぎない。
研究の副産物として偶然発生した、しょうもないものだ。
見つけたものの全容は解明していないし、現段階では不可能もありきたり。
そんなことが平然と横行し、日々量産れては使用されている。
毒薬というものはそういった類いの道具なのである。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054885803826/episodes/1177354054917660803