***** 司の真意 *****
司は、慶子が好きなのですが?司の先祖の女同士の醜い争いがあった事を、おばあちゃんや父修司から聞かされていて女性不振になっています。
その為に、女子とも距離を置いていたのですが?慶子は、そんな司をよそに、男女の垣根などどこ吹く風、男女関係なしにグイグイ人の心の中に飛び込んでくる、くったくの無い明るい女の子なのです。
女性に対して壁を作っていた司も、慶子にだけは噓のように自分をさらけ出せるのです。
その大切な慶子と友達の登が、Ⅽまでいっているかも知れないと思うと、居ても立っても居られない気持ちになるのです。
{俺とあんなに仲良くしていたのに?登のどこがそんなに良いんだい?
俺だって登に負けないくらい慶子を💛……}
そう思う反面、登をそばで眺めると、身長は180㎝以上、身体はサッカ-を屋外でいつも練習している為浅黒く、顔は和製アランドロンのような端正なマスク……
{こんなにカッコ良かったら、俺も女子にアタックし放題だろうなー羨ましい…………!}
そう思いながら、{一方では何でこいつだけが全てを手にしてるんだ?こんな男がいたら俺達なんて只の駄馬、生きている価値なし、!}
そう思わずにはいられないのです。
{悔しい――――!}
司は、ゲイではありませんが、慶子の屈託のない明るさに惹かれる反面⁉
自分中心で、意に沿わないと徹底的に攻撃して来る一面も持っている慶子に疑問を抱いているのです。
その点登は、優しくて真の通った、性格もパ-フェクトな男なのです。
1点だけ女にル-ズな点が問題ですが?
それは登だけの責任でもなさそうだし?
司は、ふと無意識のうちに登に触れたくなることがあるのです。
あまりの美しさに、男女関係なく美に対する憧れがあり、登の唇を手で触ったことがあるのです。
「柔らかい❕」登もキョトンとしていましたが?
爽やかな笑顔の小麦色の肌に、形の整った唇からのぞく白い歯……
思わず抱きしめたい衝動に駆られる司なのです。
又それだけ魅力的な登を、そばで眺めているだけで心地よくなる司なのです。
そんな微妙な真意が後々?
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