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日記その煮

ぐつぐつ、ぐつぐつ音を立てて煮えるお湯。がっつり濃い目に味付けして、安売りしていた白菜を放り込んだ。あと麺。犬と猫の飯はいつでもあるのに、自分の飯がちっとも無い。あいつらなんであんな不味いもんあんなに美味しそうに食べられるのだろうか? 羨ましい、実に羨ましい。不味いものすら美味しく食べれる能力は案外役に立ちそうだと思いました。

最近『あやめ』という短編を書きまして、これが一人称視点での作品なのです。今は更新していないのですが『ALL-BLUE』という作品が実は一人称作品としては初めてだと思うんです。それでですね、『あやめ』は短編と言う事や主人公と敵しかいないと言うことで何とか書き上げたのですが、いやあこりゃあ本当に難しい。難し過ぎて『ALL-BLUE』は筆が止まってしまいましたからね。

向き不向きで片付けてしまうのは簡単なんですが、一人称視点ってなんか凄い憧れるんですよね。手の届かないものにこそ手を伸ばすのが人間というものなのかもしれませんが、それはいばらの道であった……。一歩がアウトボクシングするようなもんですよ、自分のこれは。ええ。関係ありませんが一歩くんは本当にカムバックするんだろうか。初めはどうせするだろうと思っていましたが、最近何だか自信が無くなってきました。最近のはじめの一歩は面白いと自分は思っています、だからリクドウ見てても一歩飽きたのって聞かないでね。リクドウも面白いだけだから。一歩も好きだから。

それで最後の最後、『あやめ』のラストで三人称解禁した時はあまりの書き易さに腰が抜けました。もう自分も無理に一人称せずに良いかなぁって思うくらい。でも一歩はデンプシーにこだわり始めてから魅力が何というかそのって感じになったし、身につけて損は無いよなあとも。何とも煮え切らない。確かにデンプシーは強いと思うけれど、別にガゼルパンチだって強いじゃない。というか攻防一体の必殺ブローのつもりで編み出したのにアンタそのおかげで被弾増えてたらそりゃあ壊れますよ。一撃必殺技だってコンボに組み込むとかしなきゃ決まらないでしょう。まあぶっぱしても逆に当たる時は当たるけども、その時はにっこり、笑うしかねえけどよ……。次号の一歩はお休み。早く続きを読ませてくれえジョージ!!

それでですね、『あやめ』シリーズ第二弾はタイトルを『骨董門吉屋』となる予定です。門吉は言うなれば自分の創作人生の中でのBIG2とも呼ぶべきキャラクターです。オリジンです。いやもっと書くべきものはあるのですが、乗らない時は乗るべきではないのですよ。そういう時は大抵ろくなことにならないからね。ぶつけたりぶつけられたり……。

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