お久しぶりです。
利き手を怪我したのと、色々とバタバタとしていたこともあり、だいぶ久しぶりとなってしまいました。
特に、この数日はカクヨムにも入れていなかったので、早く取り戻さなくては(汗)
さて、では執筆中のお話について話しましょうか。
正直書くか悩んでいたんですけど、前回のカクコンは短編のみの参加でしたので、今回は長編に挑戦したいと思って書くことにしました。
前回の近況ノートには書きましたが、ジャンルは『恋愛』です。
これも以前に書いていましたが、短編『色を亡くした世界で』の本編です。
この短編は元々考えていたお話の前日譚として書いたものでした。ですので、今回は本編を書こうということですね。
ちなみに、短編では少女が主人公でしたが、本編では少年が主人公になります。
短編を呼んでくれた方は分かるかもですが、短編最後に登場した少年です。
リンクはこちら。
https://kakuyomu.jp/works/16817139558399126981/episodes/16817330648709071595 今回書いているお話は、私が小説を書きたいと思った時に定めた目標の一つ……『小説で読者を泣かせたい』という目標の元、書いているお話です。
原点は、小説を書きたいなんて考えていない……ただのラノベ好きで、脳内で物語を考えるのが好きだった学生の時に考えたお話が大本ですね。
それを一年間と数ヶ月続けてきた今の力で書いてみようと思って、こうして執筆しています。
進捗は40000文字ほど。
つまりは半分も書き終えていません(汗)
完全に12月の出だしには間に合いません。ですので、正直間に合うか分かりませんが、1月から投稿するのを目標にしています。
この近況ノートを読んだ方で、興味を持たれた方がいれば嬉しいですね。
そして、読んでくれたらもっと嬉しいです。
では最後に、仮ではありますがプロローグを載せておこうと思います。
最終的にボツにするかもしれないけれど、現段階のプロローグです。
500文字ほどで短いので、興味を持たれた方がいれば是非!
では、どうぞ!
『静寂と色彩のアリア(仮題)』
プロローグ『森に煌めく序曲』
音楽とは?
その疑問に、なんの答えを見出せるだろう?
劇場に響く歌声?
胸に刺さるハーモニー?
人の耳から伝い、心へ響かせる——そんな音の連なり。
ほとんどの人が、それを音楽というのだろう。
なら……これは?
これは、音楽といえるのだろうか?
歌は無い。
曲も無い。
なのに、今までの……これまでのどの音楽も、目の前の音楽を越えるものはない。
そう、心に刻み込まれた。
赤いトカゲが地を這い。
青い人魚が空を泳ぎ。
黄色い小人が騒ぎ。
緑の妖精が宙を舞う。
この歌声は視覚でしか感じることが出来なかった。
だから、この耳を……心を震わせている音色はきっと錯覚なのだろう。
胸を突き、心を震わせる。
だからこそ、この景色は音楽なのだ。
そう、心は決定づけていた。
心のままに、導かれるように。
蒼穹《キャンバス》に描かれた無限の色彩に魅入られ、心を奪われた。
そんな時だ。
————パキッ……
踏み抜いた枝の音が雑音《ノイズ》となって混ざり合う。
無音の歌声が止まり、怯えた視線が震えていた心を射抜いた。
「あっ、申し訳ない。余りに綺麗だったから……」
出てきたのはなんてことない——ただの言い訳。
でも、その言葉が……彼女との出会い。
そして、それこそが。
————この物語《音楽》の始まりだった。