タイトル通りですが、『世界を変える運命の恋』中編コンテストに出していた『魔道具姫は師匠を落としたい』……完結しました!
完結といっても、物語自体が終わりというわけではなく、中編という括りでの完結です。
正直言えば続きも考えてはあるのですが、現在進行形で3作執筆しているので厳しいですね。
今回は、上記の作品のあとがきになります。
まず、今作は私にとっての実験作になりました。
私は基本的に三人称一元視点を目指しているので、今回の一人称視点というのがまず挑戦だったということ。
また、全体の流れよりも一話一話に注目して書いたこと。
もちろん、全体としての流れも考えているのですが、優先順位の問題ですね。
全体的にコメディっぽく、でもちゃんと試練はあって。
私なりにWeb向けという形に寄せて書かせていただきました。
1話を短くして、お手軽に読める形にしたのもそうですね。
結果を言えば、多少成功といったところでしょうか。
全体的な母数が少ないので、絶対とはいえませんが……。
離脱率は他の私のお話よりも少なかったです。
今作と他の作品との違いは何か? この辺は要分析ですね。
内容は、溺愛とスパダリを軽く盛り込みつつ……でも、ちょっと変えてといったところでしょうか?
完全な女性優位ではなく、主人公兼ヒロインからアタックしつつ、すれ違いの様子で『溺愛』や『スパダリ』の要素を感じられるように書いたつもりです。
とはいえ、それが上手く書けていたかというと、反省点もありますね。
全体的に思ったのが、読者層をあやふやにしてしまったということですか。
方向性として女性向けと男性向けの中間のような位置取りをしてしまったような気がしています。
振りっていないからこそ、中途半端感が出てしまったのかな、と。
個人的に成功したかな? と思ったのは、主人公の『可愛らしさ』や『ちょっと天然なところ』は表現できたのかな、と思ったところですかね。
キャラは立っていたと思うんですよ。
この辺は、一人称の強みもあったとは思いますけど(汗)
全体的なお話で言えば、このお話も長編ありきのお話で組み立ててはいます。
最初は一目惚れ……表面的な恋。
それから一度離れて、彼の事を外で知っていて……。
最終的に深いところで愛に変わっていく。
読んでくれた人がこの近況ノートを読んでくれたのなら分かるかもしれませんが、学園というワードが出たのは、そのためです。
秘密だらけの彼。
最初は何も知らずに、彼の言うとおりに学園に行く。
そこで出会う皇帝の皇子や、軍のかかわりのある人たち。
彼は、見つけられていない王国の生き残り(主人公の事)を探していて。
目立たないようにしないといけないのに、彼に教わったせいで嫌でも目立ってしまう。
そして、主人公や皇子の物語が交差し、彼の秘密に近づいていく。
森関係もいくつか伏線が散りばめられています。
——と、考えながら執筆させていただきました。
私的には新鮮な気持ちで書けたので、楽しかったですね……時間に追われなければ(笑)
あとがきとしてこんな感じでしょうか?
振り返れば、反省点はありつつも、成長できたかなと思っています。
では、今日はこの辺で。
以上、『魔道具姫は師匠を落としたい』完結報告 という話でした。
長文失礼しました。
ついでに、興味を持たれた人ようにリンクを貼っておきます。
よかったら是非!
『魔道具姫は師匠を落としたい 〜振り向かれないので薬に頼ります〜』
https://kakuyomu.jp/works/16817330662380979400