早いもので、2024年も本日で終わりです。
下書きはないので年内に書き上がるか分かりませんが(書き上がらない可能性の方が高いような気がしつつ)、X(旧Twitter)での企画【創作TALK2024_25】に参加するべく、書き始めてみます。
2024年の創作活動は、年明け早々に開催された創作文芸同人誌即売会「もじのイチ」への参加から始まりました。
2023年3月に10数年ぶりのオフラインのイベントに復帰し、それ以降では初の東京です。
ずっとオンラインで見て気になっていたサークルさんの本をじかにゲットできたり、お年玉ラリーの後押しもあって、初めての方にお勧めしている掌編集「こもりうた」の手持ち在庫が完売するなど、充実の一日でした。
確かこの直後に、文芸チャリティアンソロジー企画「一筆献納」の寄稿原稿を仕上げ。前々から書きたかった和風FT「偽りの祭礼」(約5,200字)で参加させていただきました。
私的には今でもボーイミーツガールだと思っている短編。初期プロットでは結構おどろおどろしいネタだったんですが、かなり爽やかに(※当人比)仕上がったんではなかろうかと思っています。
https://note.com/ippitu_kennou1月後半には福岡天神で開催の1日限定ブックカフェ「ふらっとぺらっとpage3」さんに出展。
遠方のため現地にはなかなか行けそうもないんですが、こちらも大変盛況だったよう。
預けた掌編集「30 stories」も思っていた以上の冊数、手にとっていただけました。
元旦の能登半島地震を受けて急遽決まった能登半島義援金チャリティアンソロジー『ともしびかかげて』への寄稿原稿を書いたのが、この直後くらい?
タイトな日程とは言え、主旨を考えたらなんとしても参加したくて、掌編「かえりみち」(約2,800字)を寄稿させていただきました。
ほんわかした和風の、でもほんのり不穏さが残るファンタジー作品。自分らしい一作だなぁと思います。
3月は「名古屋コミティア64」に参加。カクヨムに掲載途中の連作短編「罪深い僕が君を取り戻すまでの長く短い物語」のいまだにweb公開できてない数編+冊子版限定の1編を執筆して、「第一集」という形で発行しました。
発行するために追加で書いた文字数はトータルで12,000字くらい……?
冊子版をご覧いただけた方ならご存じのとおり、この第一集では二人の関係性やとりあえずの選択までも書いてしまったので、まだ書いてないお題が20近くあるにもかかわらず、とりあえず書き終えちゃったな、みたいな気持ちが強く……。
最終的な結末はまだ書いていないので、2025年の課題のひとつです。
4月はオールジャンルオンライン同人誌即売会「OperationVR-EXTRA#10」に参加。
私は主にPCから閲覧ですが、スマホから見ると臨場感たっぷりの楽しいイベントです。
会場でわちゃわちゃ遊ぶのが楽しくて楽しくて。この回の新会場だったダンジョンで即席バトルだとかミミックにかじられる人続出とかが今思い出しても楽しかったシーンです。
現地で実際に手に取って立ち読みする感覚で本を選べるのも楽しいんですよね。
日程ははっきり覚えがないんですが、「おはなしおみくじ」に参加させていただいたのもこの頃かな。
だいたい300字の「たのしい、うれしい、やさしい、ハッピーのいずれかをテーマにしたおはなし」可愛いお稲荷様のお話を書かせていただきました。
5月にはシリーズもの限定のオンライン同人誌即売会「あなたのセカイの物語」に参加。オンラインイベントって、プラットフォームごとの雰囲気の違いだけじゃなく、主催様の趣向次第で充実度が大きく変わるんですよね。
あなセカさんは「シリーズもの限定」というのもあって、長編をプッシュしやすいのが嬉しいです。
6月には「プラムツリーBOOKフェアvol.4」ファンタジー回に参加させていただきました。
私のメインジャンルはファンタジーなので、異世界ファンタジー長編・スピンオフ短編集・掌編集・連作短編集と欲張って4種並べていただきました。
頒布実績としてはふるわなかったですが、同人誌即売会以外の頒布機会って多くはないので、これからもご縁があったら参加させていただきたいなぁと思っています。
こちらも相模原と遠方なのでなかなか現地には行けそうもないんですが、何か他の用事も合わせていつか現地にお邪魔できたらいいな。
それから6月はX(旧Twitter)上で見かけた企画「#血統主義の集い」にも参加。
カクヨムには8月に入って公開した「双離怨録」(約15,500字)ですね。ジャンルが異世界恋愛、テーマが「優秀な血統を追い求める一族の悲喜こもごも」。
他の参加者さんの作品を読んで、もうちょっと肩の力を抜いてもよかったかな……と思いましたが、これはこれである種の濃厚さが気に入っている作品です。
https://kakuyomu.jp/works/16818093080820643145さらに、この頃から徐々に勢いづいて、1巻発行後6年が経過してしまった異世界ファンタジー長編2巻部分の執筆が本格化。全体の2/5くらいを書いたあたりで長く止まっていたんですが、なんとか本の形になるボリュームを確保することができ、新刊として発行できました。
2巻のトータル文字数が55,000字くらい、ほぼ書き上がっていたのが結構前から19,000字くらいなので、36,000字くらい書いたことになるのかな? 実際には書き直し部分や思い切って消しちゃった部分もあるので、多少の前後はありそうですが。
あと、話の展開が展開だけに、本来は2巻終盤に入れようと思っていたシーンは3巻に回すことに。そこに固執してたら年内の発行は無理だったかもしれないので、悪くない判断だったんじゃないかな~と思っています。
このシリーズについては現在、カクヨムでは関連掌編2本を公開しています。
https://kakuyomu.jp/users/kodo/collections/16818093082748958098そして、この新刊を引っ提げて9月は「OperationVR-EXTRA#11」、さらに「名古屋コミティア65」。
3月にも感じましたが、名古屋コミティアも一般参加の方が増加傾向で、嬉しい傾向ですね。
手に取ってくださった方に長編の3巻は1~2年中に出します! と宣言しちゃったので、これも2025年の課題のひとつ……!
9月には、web公募で見かけた「#村を焼くなら」アンソロジーに参加させていただけることになっていたため、こちらの原稿に集中していました。
〆切ギリギリまで粘って、最終的に8,800字くらい。世界観に関しては既存の異世界ファンタジー作品にありがちな要素を引っ張ってきつつ、でも自分らしい要素も加えて仕上げることができたんじゃないかなと思います。お題に対してはいささか変化球な作品になりましたが。
10月は2024年2回目の上京で「ノベルスキーオンリーvol.2」に出展。
misskeyサーバのひとつ、文章を読んだり書いたりするのが好きな方が集まる「ノベルスキー」会員さんのみ出展可能なイベントです。
24スペースと小規模ながら一般参加の方も結構みえますが、雰囲気的にはノベルスキーのオフ会感が強いですね。
私、人の顔も名前も覚えられないわ、平日は挨拶bot化してるわで、つくづくリアルの交流苦手だな……と思いましたが、それでも一日楽しかったです。
この日に合わせて作った300字小説×7本の掌編集は、スタンプラリー用だったんですが、これもわりと気に入っている1冊です。
それから案の定書き漏れがあった!……ということに気が付いたのでしれっと追記しますが、10月には1日限定のブックカフェ「ふらっとぺらっとpage4」もありましたね。
毎回、抽選になるこちらのイベント、ありがたいことに2024年は2回も参加させていただけたのでした。
次は、「30 stories」みたいな掌編集を発行できたタイミングで申し込みかな……?
11月はオンライン紙もの&紙の本即売会「紙本祭6」にも参加。最近はwebで作品を読むことも増えてきましたが、なんだかんだ「紙の本」が好きな私には嬉しいイベントです。
委託サイトの「架空ストア」さんがコラボ企画で送料無料キャンペーンをやってくださったりするのもありがたくて。そして積読が増える増える。
年明け早々には「もじのイチ2」に出展させていただくこともあり、11月には「一筆献納」寄稿用の原稿に着手しましたが、こちらは残念ながら本日時点でもまだ書き上がらず。
11月後半からはアドベントカレンダー企画に参加させていただくため、私には珍しい現代ものの短編「透明な棺」(約12,500字)を執筆していました。
この作品はカクヨムに公開済です。ヒロインのメンタル不安定っぷりをもっと全面に出してもよかったかな~、とか思ったりしているので、そのうち書き直すかもしれません。
https://kakuyomu.jp/works/16818093089834434610他に執筆した作品として、毎月X(旧Twitter)で企画されている300字小説や、委託出展時に本に同封したポストカード用の掌編など。
300字小説は他サイト様で公開していますが、そのうちカクヨムでも公開しようかな。
またカクヨムでは最近、20年ほど前に書いた心理系ライトSF長編や旧作の読み切り短編も公開を始めました。
心理系ライトSF長編「楽園都市 - VISION117 - 」(※連載中)
https://kakuyomu.jp/works/16818093090386353395架空の街角を舞台にした街娼の少女の物語「マッチ売りと猫」
https://kakuyomu.jp/works/16818093091174831865似非シルクロード世界を舞台にした海外FT風味な短編「青肌えにし」
https://kakuyomu.jp/works/16818093091175567766とは言えコンテストに参加するでもなく、辺境を漂っているのでアクセスはほとんどありませんが(笑)。
どなたかの目に留まった時に読んでいただけたら嬉しいな、と思います。
思い出せた範囲でざーっと書き出してみましたが、振り返ってみると2024年は結構書いてるし、結構活動的ですね。道理で息切れしかけているわけだ、と少々苦笑いしています。
ここまで活動できたのは、職場での担当業務の変更で残業がほぼなくなって、気力・体力的な余裕ができたおかげでもあります。
少なくともあと1年半くらいは今の状況が続くと見込んでいますが、先のことはなんとも分かりませんね。
2024年は個人的な変化として、X(旧Twitter)の様々な変更に伴って、自分自身のログを残すことへの興味がほとんどなくなってしまいました。
おかげでこの近況ノートは、記憶を頼りに最近作ったであろうフォルダをのぞいたり最近参加した気がするイベントを検索したりしながら書いています。
活動内容については網羅したつもりですが、忘れていることがあるかもしれない。
思い出したらそっと更新するかもしれません。
そして2025年の目標とか希望とか。
参加が確定しているイベントは、1/5「もじのイチ2」、1/19「文学フリマ京都」、2/1「OperationVR-EXTRA#13」、当落の連絡待ちが2/2「名古屋コミティア66」です。
文学フリマ京都は、各地の文学フリマの中では距離・規模的にもっとも出展への心理的なハードルが低いイベントなんですが、例年、職場の都合で出展を諦めてきました。
京都での文章系イベントへの参加は初めてで、とても楽しみです。
とは言え私が出展するイベントの中では規模が一番大きいので、不安も強く。
「お-55」島中の「ファンタジー・幻想文学」エリアにいますので、気にかけていただけたら嬉しいです。
カタログは下記のとおり。
https://c.bunfree.net/c/kyoto09/!/%E3%81%8A/552025年のイベント出展は、名古屋コミティア67に申込予定、「OperationVR-EXTRA」をはじめとするオンラインイベントは都合がつく範囲内で参加を予定していますが、オフラインのイベントについては2024年よりはやや控える可能性があります。
一方で、遠方のイベントに委託参加してみたいと思っていますが、こちらも現時点では何も決まっていません。
寄稿を予定しているのは「一筆献納2025」、こちらは執筆者名を伏せる覆面企画のため、寄稿予定の作品ジャンル、文字数などは内緒です。
とは言え、当初予定していた私が書いたとは思われないであろうネタは諦めたので、私の作品を何作か読んだことがある方になら、文章の癖だけで特定できそうではありますが。
「一筆献納2025」は2月には発行される見込みですので、下記から情報を追っていただければ幸いです。
https://note.com/ippitu_kennou個人の原稿として執筆・発行を予定しているのは、「罪深い僕が~」第二集と、異世界ファンタジー長編「魔法使いは謳われない」シリーズの最終巻。
ただ最終巻については2025年内には厳しい気がしていて、代わりにというわけではありませんが、単発で読み切れる作品として「双離怨録」を大幅に書き直すことを考えています。
web公開版はラストをぼかしてますが実は私の中では悲劇だったと確定していまして、かつ、書いてるうちに妙に気に入ってしまった人に関しても、なんとか救い出す方法があるんじゃないのかなとか考えていたりしまして。
いわゆるタイムリープ/やり直しものになるのかな。長めの作品としては初挑戦のジャンルなので、どう転ぶか分かりませんが、熱が冷めきらないうちに書けたらいいなと思っています。
他にも300字小説やweb公開用の単発作品など、無理のない範囲で書いて公開できたらいいなと思っています。
いかんせん、流行りにはかすりもしない作品ばかり書いているので、私以外の誰かに需要はあるのか……? と、どちらかと言えば落ち込んでばかりの日々ですが、誰の目にも触れないままじゃ需要の有無さえ確認できないしね!! うん、頑張って開き直ろう自分!!(笑)
作品への感想や反応には常時飢えているので、何か反応いただけたらとても嬉しいです。
マシュマロもあるよ。
https://marshmallow-qa.com/makocreateさて、まとまりなくつらつらと書き流し、なんとか2024年内にここまで来ました。
ご自宅で寛ぎ中の方も、お仕事中の方も、そうでない方も、よいお年を。
2025年もどうぞよろしくお願いいたします。