一人称、しかも一人の視点で戦記物書くのが辛かった時期がありました。
ですが、今の情勢を考えるに一人称である程度ポップに語らねば私が書き進められない事実に行き当たりました。
三人称で各人の思惑を書いてとやっていると、実際に起きている侵略を想起して書き進められなくなったのです。
だから、私は軽いノリだった「覇王ベルシス・ロガの独白」が今では正解だったと思っております。
個人の観点で感情をストレートに描写しながら一応戦記物であったあの作品は、私自身は薄味に感じておりました。
でも、今ではあれこそ正解だったのかも知れないと感じているのです。
心持ち一つで色々と感じ方が変わるものですね。
さて、「隻眼のウォーロード」ですが、今後はこちらを完結まで書いていきます。
余計な事を色々と書いてあるような本作ではありますが、もうちょっとスマートさを目指しながらゾス帝国との決戦、そしてベルシスが近代にタイムワープした後の近代戦を書いていきたいと思います。