また失礼します。
今回もとあるコメントを見て、書いてみたくなりました。
ここからは第一部を読んだ方なら分かる事だと思いますので、何を改めてこの作者は言っているんだと思う方がいるかもしれませんが、お付き合いください。
あと、今からこちらを読む方は出来たら第一部を読み終えて、ここを読んで頂けると。
やっぱそうだよね。
という感想が来ると思うので、よろしければ先に本編をお願いします
今回。
この物語のヒロインがシルヴィアただ一人になっているのはお読みになっている方ならお分かりになっていると思います。
実は、ここ。
何人か候補を作ろうとしたこともありました。
でも、実際にヒロインは一人。
それはなぜか。
フュンの性質や性格を取り上げてますが、もう一つ理由があります。
それは・・・。
第一部の真のヒロインがフュンだからです。
そして、ヒーローは明らかにシルヴィアです。
彼女がいたから、フュンは守られた。
彼女がいたから、フュンは強くなれています。
だから彼女こそがヒーローであります。
そして、物語の恋愛的要素を少なくして、すぐに二人を良い仲にしたのは、主軸が恋愛ではなく愛だからです。
慈愛。友愛。家族愛。
これらの方が優先でありまして、特に今作は『家族愛』がテーマです。
フュンは家族に飢えてます。
母を亡くし。父と疎遠になり。弟は論外となる。
だから家族が欲しかったのです。
そこに、数々の尊敬すべき仲間たちが来てくれました。
だから今作のもう一つのテーマである。
出会いが重要だという事を書こうと思ってました。
皆さんも人生において経験があると思います。
あの時にあの人に出会っていなければ救われてなかったかも。
あの時にあの人がいれば救われていたかも。
等々ですね。
人生においての運は、ここに集約されていると思っています。
そしてそこを引き寄せる人物を描こうとして、フュンが完成しました。
人に良くすれば自分に返ってくる。
人に悪くしても自分に返ってくる。
だからフュンは人との出会いを大切にして前を歩く人物となりました。
これらのおかげでこの物語の恋愛の重要点が消えて、いち早く家族としての愛の部分に力を入れることにしました。
本当ならばもっとやきもきするような恋愛をして、読者様を楽しませる方がいいのかとも思ったのですが。
作者は最終的にこのような形としました。
そこは申し訳ないと思っています。
あと、この物語は結構対比で作っている経緯があります。
それぞれのキャラが対になるよう心がけていますので、そこも楽しんでもらえると嬉しいですね。
特にフュンとズィーベ。フュンとネアルですね。
この二人は対比で作られています。
色々話しましたが要は、人への愛の物語。
これが物語の基準ですよって言いたくなった近況ノートでした。
お喋りな作者ですが、どうぞこれからもよろしくお願いします。
また話したくなったら書くかもしれません。
応援コメントの返答でこんなことを書くと、たぶん読者の皆さんが続きを楽しめなくなると思いましたのでこちらに書かせてもらいました。
では失礼しました。またお会いしましょう。