※この企画は勢いで執筆しています。ご了承ください。
「空とー」
「響のー!」
「「千アヤ講座ー」!」
「…えーっと。前回、千春さんがケガしちゃったので、今回は代わりに私、白部 響が担当します」
「空だ。第二回となる千アヤ講座、今回も宜しく頼む」
「あ、本編はもうすぐ更新…出来るかなぁ…。織部、ちょっと忙しいみたいで…」
「…千春さんいませんし、タイトル変えます…?」
【そういや、凪くんって】
「…鴉天狗の半妖、なんですよね」
「…その口振りだと、大体の事情は知っているか」
「えぇ。…夜峰の鴉が滅んだ災禍事変、千羽の姫として忘れる訳には」
「…まぁ、鴉天狗の半妖という存在そのものが身分証明のようなものだからな。白部組の次期当主、千羽の姫ならば当然結びつくか」
「はい。…ところで、空さん」
「む、質問か。解らぬ事を訊ねるのは決して恥では無い。私に答えられるかどうかは別として、何でも訊いてくれ」
「………黒羽くんの好きなタイプ、分かりますか?」
「…そういう事を訊かれてもなぁ…」
【乙女回路搭載型稲妻姫・白部 響】
「なんか今すっごい酷い説明入りませんでした!?」
「響殿、弁解タイムをどうぞ」
「…あのですね。私は千羽の姫であると同時に、稲妻姫と渾名される戦姫でもあるんです。友人とはいえ、時には将として非情な判断を下さなければならない。そも彼は一騎当千の実力を持ち合わせているのですから、戦場に赴いて貰う事も増えるでしょう。確かに凪くんとは親しい間柄ですが、公私を混同するほど私は愚かではありません。…判りましたか?」
「嗚呼、よく判った。…それで?本音は―」
「先程の発言が本音です!確かに凪くんは可愛いですよ中性的な顔立ちに時折見せる笑顔それでいて戰場に立つと雰囲気がガラリと変わってギャップ萌えと言うんですかね爪を振るう時は苛烈なのに普段は穏やかで家事も完璧で大人びた口調の癖に童顔で私が理性のある妖で良かったですもし私が理性無き獣であれば今すぐ■いて■して―(以下自主規制)」
「…響?」
「(電波に載せてはいけない発言を続けている)」
「…彼女、本当に箱入りのお姫様…?」
「(妄想に浸りながら低俗な発言を繰り返している)」
「もおやだおうちかえる!」
「…何やってんだテメェら。帰るぞ」
「佑介さん!あのあの、凪くんて乱暴なのとか好きですかね!?どちらかと言うとMな気がするんですけど、それともSなんでしょうか!?」
「落ち着け莫迦猫!何で本能スイッチ入ってんだよ!?」
「いたいのやだぁ…」
【乙女回路冷却完了】
「はしたない姿を見せてしまい、本当にすみませんでした」
「思春期のクソガキでもあんな事言わねェぞ…。んで―」
「こっち見るな莫迦鬼」
「…ったく、外見ちゃんと化けてんなら演技くらいちゃんとしろや阿呆鴉」
「るっさい響宥めるこっちの身にもなれ!空が急用出来たって言ってたからわざわざ化けて代わったのにさぁ!そもそも何だよ講座ってこの茶番で何を学べるって言うんだろうねあの脳味噌茹だった作者は!」
「…空…さん?」
「…やっば。逃げるぞ、佑介」
「応」
―ソラとチハルの千アヤ講座、改めナギとヒビキの茶番劇、完―
(次回はきちんと解説回をお届けします)