1945年8月。身重の律子は、東京の海辺で一人、夫の帰りを待っていた。 夫・忠司は南方戦線への途上で行方不明。兄がもたらした情報は、彼の乗った船が撃沈されたという非情なものだっ…

こちら（https://kakuyomu.jp/works/16818093088302908085）の「海の子」という作品をがっつり改稿してみました。 ※元の方はそのまま残して…

KAC2025-5: 三題噺「天下無双」「ダンス」「布団」 より。

KAK2025④のお題（書き出し）「あの夢を見たのは、これで9回目だった。」より。

KAC2025③「妖精」のお題より。

KAC2025②「あこがれ」のお題より。

KAC2025のお題「おひなさま」より。 ちょっとしたダイアログ。

観測されることにより存在し、 観測されることにより拡大し、 いずれそれは全世界に波及する。

僕の同期の川端さんは、才色兼備でコミュ力お化け、その上――。

僕は魔法学校の生徒だ。幼馴染のジョセフィンと、その他大勢とともに色彩魔法の教授の授業を聞いている。 最も平和で、最も軍事利用から遠い色彩魔法。 しかし。

僕は小児病棟に通い、そこで過ごす十五歳の少女にシェイクスピアを語る。 シェイクスピアを通じて結ばれる絆と――。

ようやく辿り着いた魔王城。 その玉座の間にて、私たちは衝撃の事実を知る。

もう記憶もだいぶあやふやだけど、僕の初恋と失恋の話をしてみたいと思う。

KAC2024、第三回お題「箱」参加作品です。 彼女が僕に手渡した箱。 その箱の中身はいったい？

俺は不動産勤務（三年目）の皆川公安。 閉店間際に訪れた客、瀬川歩歌。 彼女は今すぐ部屋を見せて欲しいと言った。 時間も時間ではあったが、仕事なので仕方なく彼女をその物件に案内し―…

繰り返される領空侵犯に対し、警告しか行えない俺たち。 しかしその日のスクランブルは、いつもとは明らかに違っていた。 ---- 「カクヨムWeb小説短編賞2023」創作フェス　2回…

はるか遠い未来の地球。 人類が存亡の危機に陥ったその時に、僕は彼女を目覚めさせることを決意する。 --- ※お題「スタート」で即興。

完全な立方体の館の前に またひとり、迷える意識が現れる。 館の主はおもむろに立ち上がる。 そしていつものように、声をかける。 「おい、お前――」

滅びゆく世界の中、最強の戦闘人形として造られた少女「ワルト」と、彼女に寄り添い続けた「僕」は、最後の旅路として深い森を進む。輝く星々と静かな自然に包まれながら、終わりゆく命と記憶…

ちょっとした馬鹿な話です。 ずーーーーーっと以前に書いた作品をUPしてみました。 道楽作品（気分転換？）です。 1話完結です。

世界の成り立ちを証明しようとする博士の話

「宇宙人さん、どこから来たの？」 太陽系の彼方にて、アリスは僕に尋ねてくる。 数十億年の旅をしてきた僕は、やがてふたりして神様の悪口を言い合うのだった。 ※2話構成の短編です

世界は、いや、この惑星――地球《テラ》――は、もう瀕死だった。気の遠くなるほど遠い過去に分かたれた地球人《テラリア》と月下人《ルナリア》が、いつ終わるとも知れない戦いを続けていた…

公募の締め切りを迎えると、彼女は必ず現れる。