映画ルックバックを見て、マジで泣いた。泣きに泣いた。とめどなく涙があふれた。
まず、漫画を読んでたから、最初の努力する背中だけで泣いた。
努力って本当に胸を打つよなあ。
そして、創作したものに対する感想を受け取ったときのうれしさの描き方が抜群によかった!!!!
踊り出すほど嬉しいっていうのが、すっごく共感できる。ほんっとに嬉しいもんね。
ルックバックを見たあと、俺の頭に、創作論みたいなものが瞬間的に降ってきた。
映画の内容とは直接の関連性はないが、そういったものを刺激するエネルギーのある映画だということは間違いない。
そのとき理解した創作論が、
創作とは料理のようなもの
たくさんの材料の中から、手間暇をかけて美味しい料理をつくることが創作
好きなキャラに、好きなストーリーを与えてあげられる=創作
どんなキャラに、どんな試練を与え、どんな選択をさせ、どんな変化をさせるのか
それが創作
パターンは有限、でもそのなかでも、なお現れてしまうのが個性
好きやこだわりの集合体が個性だから
自分の中に、生きたキャラが何人いるか?→面白さにつながる
キャラの在庫を増やす→才能が増える
こんな感じで言語化出来て、俺は頭がとってもすっきりした。
創作に向かい合っている中で、ようやく創作とは何かがつかめてきた。
昔読んだ「坂の上の雲」という司馬遼太郎の小説に、正岡子規が俳句をよくわからないままに俳句業界の首班になったというエピソードが挟み込まれていて、俺はこのエピソードがめちゃめちゃ好き。
興味あるものは、極める前に走り出す必要がある、といういい教訓が含まれているからだ。
俺も、とりあえず走り出した。そうするうちに、なんとか自分なりの創作論を掴みだした。
だんだんうまくなっていけばいい、と自分を励ましながら、いまも、下手な小説を書いている。
みんなも正岡子規の流でいってみよう。
未来はきっと明るい。