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相生薫
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2019年3月28日 05:59
ゴー・ゴー、奈々子倶楽部Ⅱ Springs BirdPoet
新スレです。
相生薫
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43件のコメント
相生薫
2019年3月28日 06:10
今日の一句です。
竹山の
麓に隠れし
大木の
花咲き乱れ
姿現す
解説)竹が生い茂る丘の麓に、それまで竹林で隠れていて目立たなかったが、桜の花が咲き乱れたことでその大きな姿が現れた。
私の周りでも次々と桜が開花し、艶やかな姿を魅せていて、歌に詠もうとしたのですが、「桜」という言葉を使わずに詠おうと考えました。
「桜」という題材はベタですけど、一つは詠んでおきたかったので。
綾川知也
2019年3月28日 08:53
おはようございます、新スレができてました
カオリンは花鳥風月を詠んだ句が多い気がします
日頃思い浮かべる心象風景が句に投影されているのかもですね
なるほど
個性とはこういう所で出てくるのかも
山頂に
立ちて眺むる
遠き街
人の営みの
尊きを知る
現代語訳:山に登って街を見下ろしてみたよ。そうしたら、車が言ったり来たりだとかしているのが見えたりして、あの小さな景色の中で皆一生懸命に生活してるんだろうな、とか思ったことですよ
うん、何か違う
思っていることが表現できてないデス
相生薫
2019年3月29日 07:32
おはようございます。
ともちん、
「花鳥風月を詠んでいる」なんて恐れ多いです。
小説の風景描写の訓練になれば、と詠んでいるだけですので。
ともちんの今回の歌、
遠足なんかで登山した時、山頂から街並みを観た記憶を思い出しました。
素直で直球ストレートな作品ですね。
何故か清々しさを感じます。
ギーさん、
他に意見もなかったので、そのまま「春の曙」とします。
もっと意見聞きたかったな。
「竹山の……」の歌、ギーさんも「桜」を連想して頂き嬉しく思います。「やったー」と云う感じです。
ギーさんの今回の句は、古事記ネタですか?
「花満つる」と云う表現も素敵です。勿論、「満開の桜」が目に浮かびました。
「一瞬の輝き」で、視界にパッと広がるように沢山の桜が咲き誇っている光景が目に浮かびます。
私の実験的手法に同調してくれたのも嬉しいのですが、それにサクッと答えちゃうギーさんの才能にも頭が垂れます。
さて、今日の一句です。
夜も更けて
古き思ひに
誘われて
君に幸あれ
いざ、桜坂
解説)夜も更けて、かつての思い出が蘇ってきて、ここに来ました。今は君の幸せを祈っています。失恋の悲しい思い出は捨てて、いい思い出だけを思い出し、桜坂を登って行こう。
「桜坂」とは勿論、福山雅治の歌の桜坂です。東京大田区の田園調布南にあります。
綾川知也
2019年3月29日 08:59
おはようございます
「春は曙」とくると、枕草子がどうしても出てきちゃいますね
趣がある文章で、ちょっと暗唱してみました。
ギーさん
やっぱ上達してますね
中々に面白い句です
カオリンの句はちょっとセンチメンタルな気になりますね
前向きになってる所が気分的に救われます
白桜
冴えた桜花は
美しく
瞼の裏には
君の黒髪
解説)白い桜の花を見ていたら、
かつて一緒に居てた君の黒髪を思い出したことよ
あー、何か無理に桜をぶっ込むと
ダメですね
もうちょっと時間かけて考えます
相生薫
2019年3月30日 07:20
おはようございます。
ともちん、そうだよね「枕草子」連想しちゃいますよね。
ともちんの「白桜」の感想は、ギーさんと一緒です。
桜の重複が気になります。
ギーさんの修正案もいいですね。
私もともちんの「白桜」に助言します。
白紅に
冴えゆ桜ぞ
美(うるわし)しき
なんてのはどうでしょうか?
ギーさんの今日の一句は、まさに「蛍の光」ですね。今までになかった作風だったので新鮮でした。
私もギーさんに触発されて、4月に向けての歌を詠んでみました。
平成を
偲んで匂う
散り桜
神代の継ぎを
讃え揺蕩う(たゆたう)
解説)平成の世が終わってしまう今年に、桜はそれを偲んで咲茂り、見事な散り際を見せようとしている。しかし、それは新たなる天皇の即位を喜ぶために咲き誇っているのだ。
綾川知也
2019年3月30日 10:57
おはようございます、綾川院です
なるほど!
勉強になります
ギーさんの
艶姿冴え
美しく
も良いですし、
カオリンの
白紅に
冴えゆ桜ぞ
美(うるわし)しき
も良いですね
淑やかな感じを出したいので、
白紅に
冴えゆ桜ぞ
華美に散る
目を瞑れば
黒髪の君
うん、今日も何か違う気がしています
シックリきてないみたいな
ギーさんの句は前向きな気概が伝わってきますね
蛍雪という言葉がいいですね
最期の句にある月もあって夜に書いたのかなという気がしてきました
カオリンの句は時代の流れを感じさせる一句でしたね
連綿と続く時代での祝福の讃詩という印象を受けました
今日の一句
蒼穹を
仰ぎて風が
頬を薙ぐ
一人佇む
川面の桜花
現代語訳:青空を仰いでいると風が通りすぎたことですよ、ふと見てみればひっそりと川辺で桜が咲いていたけど、綺麗なものですね。誰も見てないけど、小さく咲いている桜は私には綺麗に思えました
あー、何か考えすぎましたね
自然に出てくるようにしたいです
相生薫
2019年3月31日 07:08
おはようございます。
ギーさん、和歌ってパズルみたいですよね。
ギーさんが用いた古代語から、平安言葉、現代語と様々な単語のピースを五・七調という枠の中に入れて、ピタッと入ると気持ちいいですよね。
数学が得意な人やミステリーが好きな人ならハマるでしょうね。
十四脚詩等のように長い詩だとチャレンジしづらいですが、和歌だと気軽にチャレンジできます。
「揺蕩う」は私も「ポワポワ・フワフワしたもので豊かに咲き誇る」というイメージで、用いました。
ギーさんの今回の歌、
「神の名を」、カッコいいですね。冒頭からカッコいいです。
かみのなを
つげしみことの
うつろいに
あまたかくはる
さくらみつつき
う~ん、何処をとってもカッコいいぞ。
「桜満つ月」はその前の「移ろい」が掛かっていて、桜が今は満開だが、やがて散っていくんだな、という裏の意味も感じられました。
ああ、天皇がお隠れになるまえに、天皇が変わられる。天皇がお隠れになる悲しみはないが、何故か胸を打つものがある。思いを馳せて空を見上げれば、空は高く広がるのが満開の桜の間から見え、その先には月が見えるという贅沢な絶景を見せている。それは新天皇を祝っての事なののだろうか。
そんな印象を受けました。
しかし、返歌にやられました。ドボン返しを食らったような気分です。
流石です。
ともちん、もとい、綾川院先生、
いい歌になったと思います。
お気に召さないなら、
白紅に
冴えゆ桜ぞ
華美に散る
目こそ瞑れば
黒髪の君
と、してみたらどうでしょう?「ぞ」は係助詞ですので、そこがしっくり来なかったのではないでしょうか?
今回の綾川院先生の作品はかなりいいですぞ。
晴れ渡った真っ青な空を仰ぎ見ると、突然春風が頬を打ち付けるのが心地よい、と思っている主人公が川の土手で満開の桜に囲まれている姿が目に見えます。
考えすぎてないですよ。とてもカッコいいと思います。
今日の一句です。
帰り路は
回りて戻り
いと悔し
常道行けば
心安らぐ
今回はお遊びです。歌詞を短歌にしてみました。元ネタは敢えて書きません。ヒントは私の好きな「坂系」です。
綾川知也
2019年3月31日 10:04
おはようございます、カオリン先生
やっぱ、和歌は難しいですね
最近つくづく思います
アドバイスありがとうございます
”目を”の所がかなり気にしていて、
どうも語感がシックリこなかったんですよ
”目こそ”というのは候補としてなかったです
ありがとうございます
坂系って何だろうと思っていたら、そうか乃木坂とか欅坂のことだったんですね
色々とググったら「帰り道は遠回りしたくなる」が出てきました
これのことかな?
新しい世界を探しに行くのだけれども、特に掴むものがなく、
帰り道が悔しく思う
けど、いつも通りの生活に入ると落ち着くんだよ
って感じですかね?
歌詞をザッと読んだだけなので、意味を捕らえきれているか不明ですが
何となくそんな感じを受けました
楠や
過ぐる時は
背となりて
御神酒を注ぎ
百代を思う
現代語訳:神社の楠に御神酒を注いだ。
背の高い楠は何百年も生きていたんですね。
楠から見たら人間の世界のせわしのないこと。
千年後、楠は何を見るのだろう。
相生薫
2019年4月1日 07:32
おはようございます。
おおっ、ともちんがルシフェルになってるぅ。
なんだか「エンディミオン」に出てくる急使艦の名前のようでカッコいいですね。高エネルギー兵器を沢山積んでそう。
お題の歌詞はお二人共正解です。簡単すぎましたかね。
因みに今月又新曲がリリースされるそうです。秋元先生凄いな。
綾川院先生の「楠や」は「背となりて」がピンとこなかったのですが、「背丈」のことだったんですね。
「時を巡りて背を伸ばし」の方がしっくり来ると思いました。
神官が神社の楠にお神酒を注ぎ、何千年も生きてきた楠を讃え、更に自分の命より長く何千年も生きていくのだな、と感慨深げに青空を背景にする楠の大木を見上げている情景が目に浮かびました。
ギーさんもそうだと思うのですが、ともちんの作品は題材や情景描写は素晴らしいのですが、ワンピースだけしっくり来ないというものが時々あるので、敢えてアイデアを提言してしまうのです。
完成を急いでしまうという、ともちん特有の職業病かもしれませんね。
私がデザインの仕事をしていた時は、必ず締め切り一日前以前に仕上げ、完成だと思ってから一日以上時間を置いて、改めて作品を見直す様にしていました。
一日以上時間を置くと、結構アラが見えてきたりするんですよ。
ギーさん、
ともちんの「百代」は「ももよ」でしょう。
乃木坂のPVも見ていましたか。
西野七瀬ちゃん卒業を意識したVだったのもご存知ですよね。
奈々子倶楽部だけに……。
ギーさんのドボン返しには毎回頭を垂れます。
元ネタは、もしかしたら、米津玄師のLemonですか?
私の場合、歌詞そのままでしたが、ギーさんの作品は歌詞の内容を読みきっていますよね。(私の推測が正しければ)
う~ん、流石です。参りました。
ギーさんの名句の数々を拝見していると、カクヨムでも他の小説公開サイトでも短歌集を発表したほうが良いのではないでしょうか?
私としては商品化して販売するサイトで公開してみたらどうでしょう?
今日の一句です。
汗ばみて
仕(つか)え勤(いそし)み
光る君
苦言受けども
厭おしきけれ
解説)いつも汗を流すほど一生懸命仕事をして、仕事もできて美しい顔は女の子達の憧れになっているが、私に対してはいつもキツイことを言う。そんな貴方が嫌いだけど、愛おしい。
「厭おし」を平安言葉と現代語をミックスしてみました。時代が変わるだけで意味が全く違うものとなる言葉が面白いかな、と。
綾川知也
2019年4月1日 08:54
おはようございます、カオリン
エイプリール・フールなので、ちょっと名前を変更しましたw
イタイ人と思われたくて、ダガーとか付けてみました
ちょっとヒリヒリします
ふむ、なるほどね
完成を急いでしまうというのは、これは良くない癖ですね
どうしても出てきちゃうんですよ、コレが
「百代」は「ももよ」でいいですよ
でも、ギーさんがいうダブル・ミーニングはなくて
百の代を重ねるホドの時間という意味で、この単語を選びました
カオリンの句は句の末の言葉がいいですね
”ども”とか”けれ”とかパッと頭に浮かびません
今日の句は……
ごめん、ちょっと出てきません
明日はチャレンジしようと思います
相生薫
2019年4月1日 09:25
ともちん、
作れない時は、作れなくてもいいですよ。
しかし、ともちん、かなりのドMですね。
実は私もそのヒリヒリ感分かります。
話は変わりますが、新年号予想です。
「永正」、「永和」、「元始」、「長和」です。
相生薫
2019年4月2日 07:06
おはようございます。
ギーさん、「うたよみん」と云うサイトがあるんですね。知らなかった。
今度、チェックしてみます。
真逆の言葉を掛けるというのは、やってみたかったんですよ。古代語と現代語で言葉が真逆になるのはよくあることですからね。
元号が「令和」になるとは思いませんでした。
「ら行」はローマ字にするとき、LかRで混乱しそうで無いと思ってました。
東京弁以外で、ら行をRで発音するケースは少ないですからね。
フランス人やドイツ人は日本語のら行を「L」と表記します。
雲行きが>
「轟き叫ぶ」というのがカッコいいですね。
「龍の一撃」というのも「ラピュタ」のシーンで、雷が龍の形をしていたのを思い出しました。
なんだか雲行きが悪くなってきたな〜と思っていたら、突然、「ドーン」と大きな音がして雷が落ちた。というイメージが浮かびました。
今日の一句です。
花宴
騒ぎ乱れる
都園
影に忍は
寒椿かな
解説)桜が咲き誇る公園では花見が行われ、桜を愛でるのも忘れて人々は騒ぎ立てているが、その傍らでひっそり咲いている寒椿の方が美しく思える。
綾川知也
2019年4月2日 08:37
おはようございます
今日は何か寝不足中でして、詠む気力が出てきません
ですが、あえて挑みます
さぎじうの
昇る煙は
空に伸び
願いは時の
流れに消ゆる
現代語訳:さぎじう(どんど焼き、左義長と呼ばれる儀式、徒然草から抜粋)の煙が上っている。昔は豊作を祈って行われたものだが、今だとその願いも忘れられ、問題になったりする。時の流れで随分と価値観が変わってしまうものだなあ。(洗濯物が汚れるとかクレームが出るのだそうです)
何か現代語訳を書きたかっただけみたいな感じになりましたw
相生薫
2019年4月3日 07:02
おはようございます。
綾川院先生、昨日は寝不足だったのですね。決して我らインソムニー族が住むインソムニアにはいらっしゃらないで下さいね。
私も「さぎじう」は知りませんでした。どんど焼きだったんですね。
どんど焼きは各地でバージョンが有るらしいですね。私の実家のどんど焼きは炊いた白米をアルミホイルで丸めてそのまま焼く、単なる「焼き蒸し」だったのですが、地域によってはもち米だったり、味噌などの味がついてたりして美味しいんでしうね。私の実家のはハッキリ言ってまずかったのを記憶しております。
最近は風情を理解しないクレームが多いですよね。
「除夜の鐘」を打たなくなったお寺もかなり有ります。
さぎじうの>水引前の乾いた田んぼが広がる広い空間の中で、一つ、二つと焚き火の煙が空高く一直線に登る光景を遠くから見ながら、昔、自分も小学生の頃、焚き火を囲んでどんど焼きをしたものだなぁ、と懐かしむ光景が目に浮かびました。
煙がスーッと上に登るのと、時間がスーッと流れるのがシンクロしていて良いですね。
ギーさん、年度末は色々有りますよね。あまりムリしないで下さい。余裕が無い時はパスして下さい。
迷い路に>「ふと目が止まる」より「ふと目に留まる」の方がいいと思います。「迷い路」の「迷い」、「「散り花」の「散り」と云う言葉が主人公の心の混乱を表現していますね。「迷い」と云う言葉が重複していますが、強意の効果があり、気に留まることはありませんでした。
なんとなく、私が歌元とした乃木坂の「帰り道は遠回りしたくなる」を想起してしまいました。
今日の一句です。
紫雲立ち
暮を彩る
茜富士
足元見れば
可愛し菫
紫色に色づく雲の下に夕日に染まった真っ赤な富士山が綺麗な彩りと壮大な光景を見せていて、うっとりしたが、ふと足元を見てみると、可憐な紫色の菫が咲いていた。
綾川知也
2019年4月3日 08:53
おはようございます
いや、もう一昨日は大変でした。
今日は午前休をもらってので、良く寝ることができました
インソムニアは、本当に苦しいでしょうから、軽い運動をお勧めします
寝る前にするのではなく、軽く疲れを感じるぐらいにしていると
寝入りが楽になりました
重度でしたら、これはどうしようもないみたいで、
睡眠導入剤とかになりますかね
一時期飲んでた時期があります
ただ、タチが悪いことにこの手の薬は、飲み慣れると、
薬抜きで睡眠取りにくくなりますから、使い場合は適度な使用に留めておいた方がよさそうです
富士山との対比が良いですね
今日の一句
色使いも鮮やかな一句でした
足下の菫に視線を動かすのがいいですね
富士山を褒め称えるだけより、足下を気付く心持ちが繊細なイメージを作っています
朝ぼらけ
足下すくう
冷めた床(ゆか)
窓を覗けば
桜の曙
現代語訳:朝起きて床に足をついたら冷たい床で寒いと思ってけれど、
窓から見える景色には桜が開花していて、春の訪れを感じさせられました
曙を他の文字にしたかったですが、いい単語が出てきませんでした
まだまだ修行せねば!
相生薫
2019年4月4日 06:16
おはようございます。
綾川院先生、寝付きはそう悪くはないんですよ。只、すぐに起きてしまうのです。なんだか訳のわからない悪夢を見て起きてしまいます。
綾川院先生の一句は、傑作ですね。「あさぼらけ」というのがまずカッコいい。自分も使ってみたかったので、ちょっと悔しかった。
私の前回の短歌の逆を意識したんでしょうか?
冷たい足元から、窓の外の朝日に染まる桜に目を移す所にそんな感じがしました。
「足元すくう」も「冷たさ」を強調していて、春なのに足元だけはまだ寒い、という情景が見えました。「桜の曙」も新鮮で素敵ですね。
「嗚呼、寒い、寒い、と言いながらふと窓の外を見れば満開の桜が咲いている」というストーリーが見えてきました。
主演女優は吉岡里帆でしょうか。
どの言葉をとっても綺麗だと思います。グッと来ました。
ギーさん、
紫を掛けたのはご察しの通りです。また、大戦中の水上偵察機の名前でも有ります。
色がつき>「色」と「音」で視覚と聴覚を繋げることで、それ以外の臭覚や触覚、味覚等が鋭敏に「世界』を感じているような感覚がしました。
て、いうか、はじめ読んだ時、大好きなダン・シモンズの「エンディミオンの覚醒」を想起しました。「共感覚」という言葉のせいでしょうが、ヒロインであるアイネイアーの悲しみ、苦しみと願いと希望まで見えてきちゃいました。
これはきっと私だけのことなのでしょうが、それ故、個人的に好きな作品です。
さて、今日の一句です。
東雲(しののめ)に
秀つ輝く
明星(あかほし)に
見つつ覚えば
はや、あさぼらけ
解説)夜が明けて、白みつつある東の空に金星が一際目立って輝いていた。その輝きに見惚れていたら、何時の間にか東の空が白く明るくなっていた。
前回の「紫雲」に続き、「東雲」と言う言葉を使ってみました。また、綾川院先生の「あさぼらけ」という言葉もどうしても使いたくなって、使ってみました。
「東雲」と言うのは東京江東区にある地名・駅名で有名ですが、全国各地にある地名で、神様の名前でもあります。
綾川知也
2019年4月4日 08:51
おはようございます
うっ、東雲使われてた
使おうと思っていたのに
やられた!
前回の短歌は、ここにある短歌を一回全部読んでから書いたので、
意識していると言えばしていると思います。
今日は眠気で頭が回っていないので、ちょっと出てこないです。
カオリン、とても早起きですね
何か悪夢の方に興味が湧いています
なんだろ
どういうのだろ
相生薫
2019年4月4日 09:05
綾川院先生、日向坂46の「キュン」が倖田來未の「Lady Go!」に聞こえてならないという夢とかです。
相生薫
2019年4月5日 07:19
おはようございます。
ギーさん、現代歌シリーズですね。
横顔が>電車から降りてホームを歩いていると、発車した電車の車窓に思いを寄せる人と似ている人がチラリと見え、一瞬、駆けて電車を追いかけたが、すぐに無駄なことだと気づき、立ち止まって只電車を見送る、という光景が浮かびました。ドラマティックですね。
現実は>「意味分かんない!」と涙声で叫ぶ女の子と、その声を携帯で聞いた男の子が原付きを駆って彼女のもとに急ぐ、という歌ですね。
まさに「ゲンツキ」ですね。
今日の一句
夜桜に
息まだ白き
卯の花見
空から去りぬ
天狼故か
解説)春だというのにまだ寒く、息が白くなるくらいで、四月の花見は辛いくらいだが、それは空にまだ残って見える(冬の星である)シリウスがまだ見えるせいなのか?
綾川知也
2019年4月5日 08:59
おはようございます
シリウスって天狼星っていうんですね
ちょっと調べて知りました
まだまだ寒い日が続きますね
寒桜
灯火に染まる
花の色
夜の園にて
彩り微かに
解説:何か夜の公園で桜を見ました。灯りに照らされ、
ひっそりと咲いていましたが、綺麗なものでした
書くのは書きましたが、スラスラ出てこないです
情感を込めたいですが、頭がちょっと重いかもです
相生薫
2019年4月7日 06:56
おはようございます。
昨日は調子が悪くて書き込めませんでした。スイマセン。
ギーさん、
偽物が>
何か奥が深そうな作品ですね。意味深というか。「偽物の自分」というのが気になります。
短歌というより諺や教訓のようにも思えます。実に深いと思います。
眠れずに>
「這い出る」と「縋(すが)るが」一連の動作になっていますね。「縋る空」という言葉もカッコいいです。「暁月夜」は「あかつきつきよ」と読むのでしょうか?音が面白いですね。この音で遊んでみるのも良いかもしれませんね。
ともちん、
寒桜>
敢えて「寒桜」にすることで冬の名残が感じられます。花見なのに騒々しさがなく静かな公園が見えました。静寂とほんのり色づく桜の花の様子が綺麗に描かれていますね。
私は灯火に照らされているのですから、夜に映える桜色の花を想像しました。ギーさんのとはちょっと違いました。
ちょっと話は逸れますが、今年の桜は花の付きが悪いと思いませんか?いつもは枝も見えないほどたわわに咲き誇っていたのに、今年はたしかに綺麗で満開なのですが、なんか寂しいというか、厳かな感じに思えます。
このスレを書くようになってから、日常の風景や情景を記憶して、ある程度言葉に変換し、一日の中で一番印象に残ったものを歌にしています。表現のバリエーションが増え、小説にも活かせそうな気がしてきました。
今日の一句です。
道行けば
桜目立たぬ
公園に
心地よく降る
連雀の声(字余り説あり)
解説)道を歩いていると、桜が目立たない公園に来ると、頭上から雀の群れがさえずる声が降り注いできて、これも又、春の兆しなのだなぁ、と思った。
今回は現代歌を意識しました。「連雀」はそういう名の鳥がいるのですが、別の意味で「雀の群れ」という意味もあります。
綾川知也
2019年4月7日 11:42
おお、コメントありがとうございます
やっぱりコメントもらわないと自分でもわからないんですよね
色使いは結構忘れちゃいますね
ビジュアルを後回しにしてしまうのは、どうも私の悪い癖です
確か、短編の時に、カオリンから光りを意識するとエッジが効くと言われました
色か……
かなり忘れがちですね
カオリンは違った見方ありがとうございます
詠んでる人は自分で伝えたつもりでも、読む人は違ったイメージを結ぶのですね
カオリンの言うとおり、夜に映える桜色の花が想像できたら嬉しいですね
今年の春は寒い日とかありますからね
桜の開花は例年より遅い気がします
寒暖差がありすぎだからですかね?
うむ
何か二人とも難なく今日の一句を上げてますが
そんなにスラスラ出てくるものなのですかね
知子さん、結構ウンウン唸りながら、書いてるのですけど
ギーさんの”縋る空”という言葉選びが面白いです
暁、この漢字使ってみたいな
うん、情緒のある漢字
コレを使いたいと切に思います
カオリンのは連雀という言葉が面白いです
桜は咲いていないけれど、雀の鳴く声に春の訪れを予感させる
聴覚から春の訪れを予感させるとはやるなあ
お粗末ながら私も一つ
鮮やかに
芽吹く枝葉の
新緑は
音にはならねど
日には輝く
ゴメン、やっぱ
上手く詠めないや
これでも三十分ぐらい考えました
相生薫
2019年4月8日 06:36
おはようございます。
ともちん、色に拘るかどうかは個性だと思いますので、あまり拘らず自己流でいいと思います。
私も一句考えるのに、通常は二十分〜三十分くらい掛かっています。
ともちんが思っているほど、スラスラとはいかないと思います。
鮮やかに>
上手く詠めているじゃないですか。綺麗で素敵な歌です。薄緑の新芽が芽吹いている様子が目に浮かびます。
「音にはならねど、日には輝く」も韻を踏んでいて、静寂な空間で日光に輝いている様子が感じられます。
「ねにはならねど」もいいですが「おとにならねど」でも良かったと思いました。
リズムねいいし、さり気なく心に残る歌だと思います。
ギーさん、お気遣いありがとうございます。
私も無理しないので、皆様も無理はしないで下さい。
「あかつきづくよ」ですか。面白い音ですね。「色づく」などの言葉と掛ければ面白い歌が読めるかもしれませんね。
散り際の>
静かな光景なのに、何故か力強さを感じる歌です。「混じり」や「ひしめく」という言葉が動的で、ゆっくりと渦巻く巨大な渦潮のようなイメージが歌の影に隠れているような気がしました。
桜の花びらも日光に照らされて、万華鏡のように微妙に色を変えているんでしょうね。
今日の一句です。
桜散り
森にせせらぐ
丸子川
忍び流れば
武士(もののふ)のやう
解説)丸子川とは以前詠んだ歌にある「等々力渓谷」を流れる小川で、かつては大田区の六郷の水田に水を供給する用水路だったようです。
現在は六郷までは流れず、途中で多摩川に合流しています。
古くからある歴史的な川ですが、「丸子橋」、「新丸子」、「下丸子」等、名前は残っていますが、その名のもとになっている丸子川を見たことがある人は少ないと思います。現在、丸子川沿いにある森と呼べるものは等々力渓谷だけです。それを念頭にして下さい。
「柵にの花が散り、ひっそりと昼なお暗い等々力渓谷の丸子川にひらひらと降り落ちている。桜の色づくその川は、小さく人の目を避けるように流れているので、その姿が武士のように見える」という意味で詠みました。
相生薫
2019年4月9日 07:02
おはようございます。
ギーさんも忙しいなら無理しないで下さいね。
闇の中>
再び雷物ですね。雷光は一瞬を切り取るイメージと力強いエネルギーを感じます。凄まじい音と光。その莫大なエネルギーに切り取られる一コマ。素晴らしいですね。
「づく」の韻もいいですね。
今日の一句です。
寝待ちても
春風未だ
肌凍つつ(はだいつつ)
桜吹雪も
願うは日方
解説)長いこと待っても、春風はまだ肌寒いばかりだ。桜も散る季節になり、桜もせめて風だけでも西南からの暖かい風が吹いて欲しいと望んでいるようだ。
「寝待ち」は「寝て待たなければならないほど長い時間」、「居待ち」は「家で座って待っていられるほどの時間」、「立ち待ち(忽ち)」は「立って待たなければならないほどの短い時間」という意味です。
「日方」西南の風です。
綾川知也
2019年4月9日 08:54
おはようございます
寝坊しました
そうか皆結構時間とって作ってるんですね
ソレを聞いて安心しました
秒針が
刻める音は
厳格で
一秒ごとに
冷や汗流れる
解説:二度寝をしてしまい、起きたらいつもの時間と違いました
頭の中が一瞬真っ白になって、秒針だけが鮮明でした
今日は三十分も考える余裕がありませんでしたw
相生薫
2019年4月10日 07:23
おはようございます。
ともちん、昨日は大変でしたね。
お疲れ気味なんじゃないでしょうか?
歌詠みは結構時間かかってますよ。
出るときは直ぐにできるんですけどね。
秒針が>
「厳格で」という言葉で悩んだでしょう?悩みましたよね?そんな感じがしました。
「しまった~」とか「やっちまった〜」という意味を込めたかったんでしょうか?
私としては、秒針の無情な音か、秒針の音に際立つ静寂を描いて欲しかった。
「厳格で」より「徒歩徒歩と」と洒落を挿れてみてもいいのでは?
「一秒ごとに冷や汗流れる」は何故か大変な状況なのに滑稽さも見えて良いと思います。
ギーさん、今日も寒いです。
「立待ち月」、「居待ち月」知ってますよ〜。太陰暦の頃は月が季節の表現によく使われていたので、私好みの表現が色々あって嬉しいな、と思っています。
窓に映ゆ>
画像を見てみると、歌の通りの画像でした。桜が美しすぎたので、晴れやかな気分になり、もの凄い「野望」が現れた、という意味にも取れました。
今日の一句です。
衣紋掛(えもんかけ)け
吊るされ黙す
花衣(はなごろも)
軒垂る雫
春の雨かな
解説)ハンガーに掛かったままで着られることもない春用の服は屋根から滴る春の雨が滴っているようだ。
綾川知也
2019年4月10日 08:46
おはようございます
今日はとても寒い日ですね
ギーさん
写真がスゴくキレーです
目が覚めるような景色ですね
満喫している気分が伝わってくる句でした
カオリン
ええ、悩みましたよ
どうしようかな
どんな言葉がいいかなと考えましたが出てきませんでした
語感が合わないんですよね
なるほど
音の対比とかもいいかもですねえ
そうか
まだまだ修行せねばなりません!
カオリンの今日の一句は、ちょっと寒い今日に読みますと
ちょっとさみしさを覚える気がしました
黙す、雨という言葉が、そう言った印象を与えているのかもですね
あー、色々と書きましたが
今日は断念しますw
明日トライしてみます
相生薫
2019年4月11日 07:58
おはようございます。
昨日、今日と寒いですね。
ともちん、カッコいい歌より自分らしい歌のほうが大切だと思います。あまり考え過ぎないほうが良いと思います。
ギーさん、「卯の花月」という言葉がいいですね。字余りでも納得の言葉です。しかも句の頭に持ってくる大胆さがダイナミックです。
雪の白と桜のピンクが交じり合う光景が見えない力を秘めているように感じました。
今日の一句です。
春の雪
春来るまじと
思へども
知らず伸びゆく
新緑の木々
解説)晩春に雪が降り、もう春は来ないのかと思えるが、この寒さに気づかないように新緑の枝葉が伸びている。
綾川知也
2019年4月11日 08:51
おはようございます
ギュウギュウ電車で情緒のある句が思いつきません
それより右の人、さっきから肘があたって痛いのですけど
動かしてホシー
ギーさん、かなりビジュアルな感じがしますね
視覚に訴えかける言葉が多く、情景が思い浮かびやすいです
カオリンのは春先で、これから春になるというのを予感させる
というのを、見事に切り取っていますね
ふむ
さんざめく
春の童子の
声高く
光る鞄に
春の足音
解説:賑やかな小学生達を見ていました
はしゃいでいる彼らの鞄は新しく、新入生らしいと思いました。
そんな所に春を感じました
うん、もうちょっと練りたかったですね
特に下の句
綾川知也
2019年4月12日 08:49
おはようございます
中々に思いつかないものですね
さっきからウンウン唸っては居ますが、今日は出てこなさそう
ギーさん
ひさかたの
これいいですね
上弦の月とあったので、時期的にそうだったかなと調べましたが、
問題ありませんでした
澄んだ空気を思わせる良い句でした
相生薫
2019年4月13日 06:47
おはようございます。
ともちん、「さんざめく」良いですね。こういう歌はともちんしか詠めないでしょうね。「騒がしい」と嫌厭されがちな子供たちの燥ぐ声が微笑ましく思えます。透明感もあって素敵です。私も「さんざめく」を使ってみたいと思います。
ギーさん、「ひさかたの」を使っちゃいましたね。この言葉、私も好きなんです。
「朧げ」という言葉が詠み人の心と月に掛かっているのもいいですね。天高く登る美しい月と詠み人の比較もいいですね。
天別つ>「炎と水」を赤と水色の形容にするのは斬新ですね。
でも、ちょっと核戦争で世界が終わる歌のようにも感じました。「カゴメ」の様にミステリアスな歌です。
今日の一句です。
山上の
白壁光る
春の朝
輝く黄金に
白藍の空
解説)山(丘)の上の家の壁に朝日が黄金色に輝き、水色の空と美しいコントラストをなしている。
相生薫
2019年4月18日 06:11
おはようございます。
暫く、書き込めず、申し訳ありませんでした。
なんとか復活しました。
ギーさん、「天高く」の歌は何か非常に面白みを感じます。短歌の枠を超えて心に響きます。「黙示録」的な響きがあって、只の短歌とするだけではもったいないような気がします。
「草若葉」は静かで鏡のような水面に映る木々の光景が目に浮かびました。
「映画を「幻燈」という表現もいいですね。古い映画や8ミリビデオのような雰囲気があるのにくっきりした映像という、矛盾しているが理想的な美しさが見えます。「電影」という表現ではこうは行きませんね。
ギーさんの歌は一人っきりじゃないのが良いですね。
なんとか一句詠んでみました。
春麗(はるうら)ら
野に咲き誇る
菫色
天こそ呼ぶぞ
唄方(うたかた)雲雀
解説)ある晴れた穏やかな春の午後、野には菫が咲き誇っていた。その野原の上から、春の一時期だけに鳴く雲雀が美しい声で鳴いていた
相生薫
2019年4月19日 06:08
おはようございます。
ギーさん、ご心配いただきありがとうございます。今はともちんが大変みたいですね。捧げる言葉もありませんが、どうか平穏な気持ちになって欲しいと願っています。
ギーさんの歌は相変わらず、動的な歌で、劇的・ドラマチックで素晴らしいなと思うと同時にその才能を羨ましく思います。
前にも書きましたが、短歌だけでは勿体無いです。
カクヨム式短編(文芸界で云う「超ショート・ショート・ショート」或いは「小中学生読書感想文的小説」)にするか、小説化(ショート・ショートから長編まで)するか動画化するか、して欲しいな、と思います。朗読なんかもいいですね。
「石畳」は冒頭がいいですね。個人的に雨に濡れた石畳を想像してしまいました。「あえかなる」ね「会える」と掛けている所も見受けられました。
牡丹の花が美しく咲き誇っている光景なのに切ない情景なのは趣が深いですね。
只、「散らばる」という言葉が気になりました。
「散り落つ」とか「散り果つ」とか「落ち咲く」などの言葉のほうが良いのではないでしょうか?
今日の一句です
ひさかたの
天つ広がる
流れ雲
豊かなるかや
侘びしなるかや
私も「ひさかた』を使ってみました。いいですよね~。「久方」。
解説)晴れた空には地平線のこちらからあちらまで、雲が速く流れているが、この雲は豊穣の天となるのか、それとも侘びしい雨になるのか。
「晴れ」と「雨(春雨)」という言葉を使わずに詠んでみようと試みたのですが……。
相生薫
2019年4月19日 06:42
ともちんに捧ぐ。
窓の外
忍び静かに
降る雨は
天つ住む汝(なれ)
情けの雨か
私は物心付く前から、空と話していたそうです。空は今でも私の親友です。
相生薫
2019年4月20日 07:36
おはようございます。
ともちんの事は心配ですが、暫くそっとしてあげたいですね。
ミノリンさんが再来してくれると嬉しいですね。
ギーさん、小説化してくれますか?期待してます。書き上げたらここでも報告していただけると嬉しいな。
このスレを作ったキッカケはともちんが私の「風景描写」を褒めてくれたからです。私は風景描写をする際、長々と書くのが嫌いで出来るだけ短い言葉で表現しようと考えていたので、ともちんの賞賛は正直言って驚きでした。
そこで、短歌や俳句を作ったら、勉強になるのじゃないかな、と思って作ってみたんです。
石畳>侘び寂びがグッと引き締まりましたね。冷たく硬い石畳と艶やかで華やかな牡丹のコントラストが効いています。
美しい女性と、輝く楽しい思い出が、切なく儚く美しく感じます。
ちはやぶる>来ましたね〜。この言葉も好きな枕詞です。
ギーさんの歌はいつも人間の心情を描くのが上手ですが、その技巧が生きていますね。「今を生きるか、明日を生きるか」と云うフレーズも心に残ります。
私も「千早振る」で歌を詠んでみました。本当は夏や初秋に詠むと良いんでしょうが、神に時も場所も問いません。
千早振る
青空隠す
深き杜
静寂(しじま)の外の
騒ぐ木々の葉
解説)青空を隠すほど高い木々が生い茂る神社がある丘を登っていると、高い木々に遮られて暗闇と静寂に包まれているが、そのはるか遠くに木々の高みを風が揺すっている音が遠く聞こえる。
昼間で冴え渡った青空が広がっているのに真っ暗で、シンと静まり返って静かなのに木々が風に揺られる音が静寂をさらに無音にしている光景を描いてみました。
今回の「ちはやぶる」を映像化するなら、ギーさんのはやはり広瀬すずでしょうかね。「ちはやぶる」だけに。私のは広瀬アリスでしょうね。ロングヘアーの。
相生薫
2019年4月21日 07:44
うわ~、ギーさんの小説化、めちゃ興奮します。うれし~。
絶対読みたい。
私も創作意欲湧いてきました。
でも、和歌を小説に関連させるのはかなり難しい作業です。焦らない方が良いと思います。上手く行かない時はここで発散して下さい。
「夏休み」はともちんも褒めてくれました。
未来世界は金属やコンクリートに囲まれた「キレイ」な世界ではなく、過激な自然保護団体に押されて昭和初期的な世界になっていると面白いな、と思って書きました。
こういう世界、好きなんですよね。大正や昭和初期の小説を愛読したせいかもしれません。手塚治虫やスター・ウォーズの都市のような無機質な世界より、自然豊かな未来のほうが「現実的」だと思い、書いてみました。
擬音に関しては、常識に囚われない表現をしようと心がけました。例え、奇妙で噴飯物の表現であっても、そう聞こえるなら、そのとおりに書こうと、思いました。でも、これって、大御所の作家が既にやっていた試みなんですね。
音に関しては人に馬鹿にされるような表現でも良いと思います。
ギーさん、「神」と「杜」の関わりを見事看破しましたね。その通りです。こういう細かいことを判って頂けると気持ちが良いです。
満ち足りた>またもやドラマティックな歌ですね。「満ち足りた」と云う言葉から、付き合い始めというわけではなく、気心知れた関係になってはいるのですが、女の子に「好き」という事がなかなか言えない男の人。どうしても「君がキレイだ」と言いたいのに言えなく、その代わりに「月が綺麗」と言いたいけどそれすらも恥ずかしい、という心情が垣間見えました。
今日の一句は、短歌ではありません。
和歌の部類に入るのでしょうか?
試験的な試みです。
窓柵に
凭(もた)れて望む
月虹(げっこう)の
朧気(おぼろげ)なるは
歩み寄り
隣りに座る
我が君の
心の如く
白く麗し
解説)窓枠の柵にもたれて夜空を見上げると、月が春の空気に反射して白く朧げな光輪を纏っていて美しかった。丁度その時、大好きな彼女が近づいてきて、自分の隣に座り、自分と同じように月を見たが、その姿が朧月のように白く美しかった。
相生薫
2019年4月22日 07:45
ギーさん、小説楽しみにしています。
やっぱりギーさんなら青春モノですね。短歌もそういうの多いですし。
「夏休み」は音を意識したといえば、意識したのかなぁ。
只、擬音を多用してみようと思っただけなのですが。それも「犬はワンワン、猫はニャーニャー」といった形式化したものではなく、自分の耳に聞こえる擬音を、譬え陳腐に見えようと、使ってみようと思いました。そういうのが反映されたんですかね。
「紅と」の歌は艶やかな春の「今」を満喫しつつも、まだまだもっと美しくなれ、という気持ちと未来に向けた主人公の時間的ベクトルが歌の「広さ』を感じさせる歌ですね。しかも、裏の意味では心の内部まで向いていて、目に見えない時空を感じさせます。
長唄……、ですかね。これからも常識やルールにとらわれないものにチャレンジしたいと思っています。
今日の一句です。
天高く
青に流るる
白き雲
神も色へぬ
広き国かな
解説)青空が高く広ろがり、青い空に真っ白な雲が流れていて美しい。この美しい色は神でも作れないだろう(神自身が住む国だから)。
相生薫
2019年4月25日 06:34
おはようございます。
ギーさん、なんかいつもと違う作風ですね。
桜が散ってしまって、葉桜になってしまったけれど、桜前線を北上し、北の地にに来てみれば、桜が満開で驚いた。という意味ですね。
日本を北上する「遡る」と過去の時間に「遡る」というのを掛けているんですね。
ほんの数ヶ月、時間が遡ったのをキッカケにもっと昔の記憶も思い出すのでしょうか?
最近、小説の方も創作意欲が少しだけ湧いてきました。CG制作の方がいいアイデアが出なくて悩んでますが……。
毎日書き込めなくてすいません。出来るだけ書くようにします。
今日の一句です。
重き南風(はえ)
遥か彼方に
疾き雲
地を這い惑い
誰が為に泣く
湿気の多い南風が吹いていて、遥か彼方の地上近くに雨雲が速く流れていく。地を這うようにそそくさと流れる雨雲よ。君は誰のために泣いているのか?
相生薫
2019年4月26日 07:20
おはようございます。
ギーさん、ありがとうございます。無理はしないようにします。
いい句が詠めなくても、出来るだけコメントします。
南風(はえ)は九州や沖縄など、西の方でよく使われる言葉です。関東ではめったに使いませんよね。
ギーさんの今回の歌には、嬉しくて感動してしまいました。たった31文字で想いを表現し、それが文=手紙となるなんて、短歌って凄いですね。日本に生まれて良かったなと思います。
ギーさんの歌はふりがながないので、他の方のために僭越ながら、ふりがなを振らせて頂きます。
うたをよみ
うたがつなげる
えにしこそ
ときはなれても
くちはてるもの
カナ読みすると、音の美しさがくっきりしますよね。
「歌」が二重になっているところが、強意となっていて素晴らしいと思います。
「青春!短歌少女」的な作品が更に期待されます。
私の歌や小説には空のことをよく題材にしています。空が大好きなんですよね。
今回の歌も前回と同じような感じですが、雨の歌です。
では……。
欄干に
滴り落ちる
春の雨
涙の訳を
我に教えよ
解説)春になったのにどんよりした雲が広がり、しとしとと雨が降っている。(自宅や会社、橋等の)欄干にその春の雨が降りかかり、涙のような雫を落としている。空よ、どうして泣いているのか、私に教えてくれませんか?
相生薫
2019年4月28日 08:51
おはようございます。
今回のギーさんの企画に出来れば楽しく参加したいのですが、今のところ未定です。
今、ともちんが不在ですが、私も今後ともちんと同じような状況(ともちんの実情は私にも分かりません)に陥るかもしれませんので、今回は是非とも参加したいと思っています。
ギーさん、「飾りのない歌」は私も好きです。心の内面を描くには、飾りは不必要な時もあります。
ギーさんの歌には日常の恋愛や友情が切なく繊細に描かれているので好きです。
春雨が>「刈り取る桜」と云う表現は新しいですね。
通常なら「散る」とか「落ちる」とかいう表現にする所を敢えて避けているような感じがします。暗く、切ない感じを排除しようとしたのでしょうか。
「生まれる」、「始まる」という明るいイメージが強調されているように思いました。
私、空が大好きなんです。
物心付く前から、好きだったようで、母が、よく空と話をしている私の事を面白がっていたようでした。
死ぬ時はサンテグジュペリの様に空で死にたいです。
さて、今日も一句詠みましょうか。
雲を掃き
天つ仮色(けしき)は
甕覗(かめのぞき)
つくよみ登り
春空おかし
解説)春雨を降らす灰色の雲が空を覆っていたが、空がその雲を吹き払い、水色の空(甕覗)が広がった。更に月が天空に登り、その光景は興味深い。
註)「甕覗」はほんの少しだけ濃い水色です。「つくよみ」は月、あるいは月の神です。
相生薫
2019年4月30日 07:38
おはようございます。
コメント書いて、一句詠んだのですが、接続が切れて、全部消えてしまいました。もう一度書きなおすことは出来ません。
くっそぉ~。
結構長い文章書いたのに。
もう嫌です。
作った短歌も忘れちゃったよ〜。
死にたいです……
相生薫
2019年4月30日 07:43
筍を
求めて分け入る
藪の中
我があなぐは
若芽か君か
思い出しました。
解説)筍を採ろうとして、藪の中に分け入ったが、枯れ葉や土にまみれてなかなか見つからない。筍を探して必死になっている自分は、果たして筍を探しているのだろうか、それともいなくなった君だろうか?
相生薫
2019年4月30日 07:52
ムカついたので、新スレ作りました。
https://kakuyomu.jp/users/kaz19/news/1177354054889399411
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