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相生薫
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2019年3月15日 06:35
ゴー・ゴー、奈々子倶楽部
カオスクラブ限定。短歌、俳句、川柳を発表するレビューです。
季語とか枕詞とか難しい規則は無視して結構です。
五・七調の短い語彙で情景描写を訓練するためのコーナーです。
私個人の場合は酷評も大歓迎です。
ビル群の
彼方、広がる
武蔵野の
山裾煙る
杉花粉
解説) 都会の高層ビルからみる遠い武蔵野の山裾に杉花粉がモウモウと沸き立つのを見て春がきたんだなぁ、と思うと同時に嫌な季節が来たものだ。
相生薫
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42件のコメント
綾川知也
2019年3月15日 08:26
これはw
花粉症の人には、悩ましい一句ですね
十分ほど考えてみましたが、中々一句が思い浮かびませんでした
今日終わったら終末的な週末の一句を書くかもです
相生薫
2019年3月15日 09:05
私は花粉症ではありませんが、花粉症の人を想像して作りました。
実際の花粉症の方はこんなに余裕が無いとは思いますが。
相生薫
2019年3月15日 09:32
ギーさん、
ご参加ありがとうございます。
「凍てついて、
苦艱晴れることはなき……
……」
という案をオススメします。
「心」と「苦」は重複する単語ですから、分けて考えると深みが出ると思います。
「ただ春の日に
心慰む」
というのは、早春の日差しにホンのちょっと温かみを感じただけなのに、それだけで心が癒やされた、という気持ちが伝わってきました。
相生薫
2019年3月15日 10:28
素晴らしい!
突っ込みどころが丸でありません。
「ことはなき」には「事は無き」と「言葉なき」掛かっていますし、「ただ春の日に」と一言にもまったり、ゆったりとした平和な春の情景が目に浮かびます。
寒くて辛い冬から暖かい春に移りゆく微妙な天候も描写されていて、凄いなって思いました。
かなり勉強になりました。
脱帽とはこの事を言うんでしょうね。
相生薫
2019年3月16日 06:46
ギーさん、
ケーキ入刀みたいで、照れくさいです。
私も短歌や俳句を本格的に勉強したわけではありませんし、上手な訳でもありません。垣根を低く、「奈々子流」で行きましょう!
さて、今日の一句です。
春雨に
傘を持つ手が震えるも
花粉飛ばずと
笑み見せる君
相生薫
2019年3月16日 07:14
今日の二句目です。
夜更けて
三日月映す
川面にも
桜降らんと
待つ目黒川
綾川知也
2019年3月16日 08:59
うむ、詠むのは良いなと思うのですが
書くのが難しいデス
特に出勤前は
相生薫
2019年3月16日 14:20
>鳥羽玉
マニアックな枕詞をご存知ですね。
雅です。
夜にかかっているんですね。
ギーさんの作品は想像力が広がりますね。
「夜更けにけり」と「昂ぶるは」が反語的でストーリーに躍動感が出ています。
日の出前の夜の静けさと、何故か裏腹の心のなかが垣間見えるようです。
相生薫
2019年3月17日 07:23
ミノリンさん、
ご参加ありがとうございます。
「音楽」は「旋律」にすると文字数も合うと思います。
「窓」という言葉も魅力的ですので、句の中に挿れられれば、情景がより鮮明になるのでは?
ギーさん、枕詞使いは難しいですね。
私には真似できません。
今日の一句。
桜待ち
朝焼けの中
彷徨うも
杜の木陰に
鶯の声
解説。まだ桜は咲かないのかな、と日の出間近に外に出たら、近所の神社の杜の蔭から鶯の鳴き声が聞こえてきた。
綾川知也
2019年3月17日 11:39
ヤバい
皆のレベルが高く見えて仕方ありません
ハードルを下げるべく、思いついたのを書きます
窓辺にて
煙る春雨
いと細く
人の命の
儚きを想う
解説:窓辺で雨を降っているのを見たら雨筋が細く、
まるで、人の命の儚さを考えてしまったことよ
相生薫
2019年3月17日 20:56
ともちんさん。
>窓辺にて
いいではないですか。
白く煙が立ち込めるようになっている雨が細い糸のように降っている。また、窓辺からそれを眺めている所が休日の日中を思わせます。
それを人の命の儚さに見立ててしまう所に心の疲れが垣間見えます。
「窓」をお題と見たのでしょうか?
ギーさん。
ほのぼのとした休日が目に浮かぶようですね。
優しくて可愛らしい恋人の顔が目に浮かびます。
思うのですが、「目が大きい」とか「髪が長い」とか具体的に人の描写をするより、この方が心に見えやすいのではないでしょうか?
映画化する時、キャスティングがピッタリと感じたり……。
言葉の裏に隠れたモノが見えてきますね。
ミノリンさん、
リニューアルしてくれたんですね。
「潮風」、「旋律」、「アクセル」が疾走感を産んでます。
「異郷」の方が私はいいと思います。
>線描き
一日の予定を立てるのを「線」と表現するのは新しいですね。
絵を描く様に一日の予定を描く。
素晴らしいです。
太陽が昇り、心の中に描いた絵が消えていく心象が上手く描かれていると思います。
絵の具がとろけるような描写が素晴らしいと思います。
批評とかは私は歓迎しています。
「この手があったのか〜」的な、悔し嬉しい気持ちは何故か得した気分になります。
小説執筆の技術を高めるのが目的のスレなので、そういう気持ちで参加して頂けると嬉しく思います。
綾川知也
2019年3月17日 21:33
カオリン
知子さんに短歌とか俳句とか難しかったです
他の人みたいにいい漢字を選ぶのが、できてないなあと、素直に思います
「窓」を入れたら鮮明にあると書いてたので使ってみました!
でも、情景が上手く書けてないなと
うん
これは課題ですね
昨日は散々でしたので、疲れが句から漏れ出てるみたいですね
カオリンの慧眼にビックリですよ
あっ、あと、私のことはともちんでいいですよー
相生薫
2019年3月17日 21:55
ともちん、おかえり~。
このスレの短歌や俳句を難しく考えて欲しくはありません。
あくまでも小説技術を高めるためのスレと思って下さい。
ギーさんの様に外面からではなく、内面から描写できる技術や、ミノリンのように感覚を鋭敏に研ぎ澄ませられるように私も努力したいと思います。
風景描写や人物描写を極めたいと思っていますので、忌憚なきご意見を頂きたいと思っております、
相生薫
2019年3月17日 22:34
今日の一句です。
ギーさんの真似をして枕詞を使いましたが、「天飛ぶや」にかかる言葉として「軽」ではなく、「軽飛行機」=セスナとしました。
こういうのも有りなんじゃないかな。
天飛ぶや
白染まる空
雲雀鳴く
空の彼方に
舞うセスナ
綾川知也
2019年3月17日 22:34
ゴメン、何かゴビ砂漠を思い出しました
敦煌の 開けた地平は 限りなく
埋もれた石に 時を見付ける
現代語訳:ゴビ砂漠の中にある敦煌の町で砂漠の前に立ったら、石ころが転がっていた。昔からあった石だと思うと、何故か悠久のの時間を感じてしまった
すいません
何か漢詩の方がいいかも
相生薫
2019年3月17日 22:56
ともちん、
これは解説なくても判ると思いますよ。
私やギーさんのように枕詞や古語を使わない歌の方が誰にでも理解されやすいと思います。
本来なら、こういう方が良いんでしょうね。
これを漢詩にするの?
それは凄すぎます。
ともちん、どんだけ語学出来るの?
綾川知也
2019年3月17日 23:03
いやいやいや
なんちゃって漢詩ですよ
韻とか踏めないですから
それは無理です、無理すぎます
そこまでは作れません
しかし、短歌や俳句は枕言葉あった方が、格好いいですね
うん、こんど
チャレンジしてみます
相生薫
2019年3月17日 23:08
枕詞はかなり難しい。
高技術が要求されます。
ギーさんだから出来ることです。
枕詞は意識しないで、自由に作って欲しく思います。
相生薫
2019年3月19日 00:59
ギーさん、
ご批評有難うございます。
修正歌です。
天飛ぶや
白染まる空
雲雀鳴く
空の彼方に
空舞うセスナ
ギーさんの歌は段々凄くなってますね。
「うつせみの」という枕詞を使ってみたいんですけど、なかなか思いつきません。
「をかしきもの」の古語の意味を知らないとチンプンカンプンかもしれませんが、雅豊かで勉強になります。
今日の一句。
春衣
着つつ恥ずかし
寒空に
蓮華恋しや
白妙の花
解説】暖かくなってきたので、春着にしてみたけど、まだ寒くて、蓮華が咲くくらいの暖かさにならないかな、と白いスカートを見つめながら思った。
相生薫
2019年3月20日 06:25
皆さん、技術が上達しているので、付いて行くのが辛い相生です。
ギーさん、
菰ですか。私は多分現物を観たことがないと思います。
自分より相手を思い遣る気持ちが伝わってきます。
伊勢物語のように状況説明があると面白いかもしれませんね。
今日の一句。
バート1
日の出前
望月照らす
弥生空
都にあれど
静寂(しじま)満つりし
解説)まだ日の出前の3月の夜空に満月が登っていて、都会の真中だというのに静かに静まりえっていた。
望月=満月と満りしを掛けてみました。
パート2
冬鳥の
去りて寂しき
鶴見川
手を擦り願う
春の曙
解説)鶴が見える川と書いて「鶴見川」というが、(冬の鳥である)鶴もいないし、春の鳥もいなくて寒いばかりだ。(寒いので)手を擦り合わせて暖かい春の日が早くこないかなぁ、と願います。
綾川知也
2019年3月20日 09:18
皆、スゴい上達していますね
日々の鍛錬がモノをいうのでしょう
今日は何とかチャレンジしたかったので、一句詠んでみました
枕言葉とか考えましたが、ハードル上げると書けないなと思い
今回はパス
陽光の 緑の園を 横切れば
風には霜の 寒さ留めん
解説)日の光が暖かそうなので、緑のある公園を横切ってみれば
風が吹いて、なんかちょっと寒かったです
春は未だかな
情景描写の為には地名いれた方がいいかもですね
相生薫
2019年3月20日 14:27
ともちん、
「横切れば」という単語が日常の出勤中にちょっと急いで公園に寄ってみたような急いだ感じがしますね。
ようやく春がきたような気候になってきたのにまだまだ寒さが残る感じが判りやすく描写されています。
ギーさん、前回の句もそうでしたが、心の奥底を描写する句ですね。「時が来たれり」と「決意固めん」が掛かっているような感じでギュッと引き締まった句になっていますね。
綾川知也
2019年3月20日 22:47
カオリン
句を作るのは新鮮な感覚です
最近、文書書けなくなってるので、アウトプットするのもいいかもですね
しかし、カオリンみたいに上手く漢字が使えてないなあと感じました
春衣、静寂、曙
こういった単語がスラリと出てこないです
相生薫
2019年3月21日 07:11
ともちん、
私も今、ともちんと同じ心境です。
短歌や俳句は「歌』なので、「意味」より「音」を重要視すると良いのではないでしょうか?
古典を流し読みして、単語を頭に入れたりとか、通勤途中とかに季節を感じ取ろうと思ったりしてみると良いかもしれませんよ。
今日の一句です。
枝寒し
把留区(パーク)に匂う
沈丁花
春待ち仰ぐ
頭(かしら)下げらむ
解説)公園の中の木々はどれも花や葉が芽吹かず寂しいが、花壇の沈丁花は良い香りを匂い立たせ、桜の開花を待って木々を仰ぎ見る人々の頭を下げさせているのかな。
またもや実験的な短歌にしてみました。
素人だからこそ出来る、実験的な試みを続けたいと思います。
相生薫
2019年3月21日 23:04
ギーさん、
相変わらず凝縮していますね。
野原や川辺で遊び疲れて昼寝してしまう小さな女の子が目に浮かびました。
寝返りを打って身を寄せてくる可愛い女の子に微笑むお父さんも見えます。
「種」は春の季語である植物の種と実子という意味も兼ねているのですね。
最近は髪を伸ばした小さな男の子も多いのですが、枕詞の「草枕」があることから、いつか嫁に旅立つ女の子だと思いました。
今日の一句です。
水温(ぬく)み
都の果ての
渓谷の
轟けしども
今や黙らん
解説)春が来て水も暖かくなり、都会の外れにある渓谷(東京二十三区にある唯一の渓谷は等々力渓谷)はかつては轟いていたのだろうけど、今はその名の所以もわからないほど静まり返り、春を待っている。
そろそろ桜の開花宣言がされるようなので、桜に関する句が沢山読めそうですね。
皆さんもそうでしょうが、私も桜ネタはイッパイあるので楽しみです。
綾川知也
2019年3月22日 08:39
おはようございます
無理をして捻りだそうかなと、しばらく書いては消し、書いては消しをしてます
高峰に
静かに咲いた
山桜
隠れた優美に
心うたれん
解説)山の中でひっそり咲いていた山桜があった
町での賑わいもなく、花見で見る桜とは違い、
慎ましやかな美しさに心を打たれてしまったよ
うん、解説ないと訳がわかりませんね、コレ
書き直している内に訳がわからなくなりましたw
”静か”を漢字の熟語にしたかったのですが、
出てきませんでした
カオリン先生、何かいい単語ないでしょうか?
政宗あきら
2019年3月22日 10:31
みんなレベル高ええええ
こちらでは初めまして、政宗あきらでございます。戦場に向かう知子さんの背中に一つ思い浮かびました。
しゆうをと
かちにて臨む
いくさ場に
誰が為にこそ
桜咲くらむ
解説)
雌雄を決せんと歩いて向かう戦場では、一体誰のために桜が咲くのだろうか。※しゆうは雌雄→自由、かちは徒歩(カチ)→勝ち、の二ヶ所でダブルミーニングも掛けてみました。
でも日本語的に合っている自信がありません!ご指導いただければと……
相生薫
2019年3月22日 12:33
ともちん、
いいと思いますよ。
私はいい歌だと思います。
「静か」を他の言葉に変えるとしたら、「高峰」と掛けて、「静かに咲いた」を「雪の如くの」に変えるとか……。
解説なくても十分わかるし、いい歌です。
アッキーさん、
初参戦ですね。
「しゆうをと」は「シュートを」も掛かっているのですかね。
「いくさ」と云う言葉があるのに殺伐さを感じさせない綺麗な句ですね。
あまり掛詞にこだわらず、「雌雄を決める」と云う言葉通りに、「決めんと臨む」でもいいと思います。
短歌や俳句は「音」重視の方が綺麗に決まると思います。
相生薫
2019年3月23日 07:43
ギーさん、
お褒めの言葉ありがとうございます。
ちょっと照れくさいです。
ギーさんの今日の一句。「桜咲く…」は、綺麗な女性が見えてきました。
恐らく、主人公もその女性も学生なのでしょうか。
合格発表で喜んでいる姿が見えます。
桜も美しい女性を慕って、その女性の髪の上に降りかかったのでしょう。
「我」ではなく「僕」とすることで、主人公の容姿や性格が見え隠れしています。
ミノリンさん、
「雪脱いで」をコートを脱ぐという意味とするとは新鮮で好きです。
ただ、次の「薄色羽織る」は「着る・脱ぐ」という行為が重複していますので、一言に纏めた方が良いと思います。
「すする鼻水」もクスッとしちゃいますよね。私は好きです。
「コート」や「外套」という言葉でもいいと思いますが、敢えてこういう表現にするのは良いと思います。
私が作るとしたら、
雪脱いで
春衣咲く
花水木
雨も凍ゆば
我が鼻も病む
短歌って、「伊勢物語」にしろ、「土佐日記」にしろ、ダジャレとパロディー満載で今で言うお笑いや落語に相当したものなのでしょうね。
伊勢物語の「かきつばた」なんかは「あいうえお作文」の元祖だと思います。
そして今日の一句です。
忍び咲き
路傍彩る
山桜
霰(あられ)降りせば
春や何処へ
解説)気がつけば、なんでもない道端の山桜がひっそり咲いていた。漸く春が来るのかと思っていたら突然寒くなり、霰まで降って来る始末。春は一体何処に行ったのだろうか。
政宗あきら
2019年3月23日 08:11
おはようございます、あきらです。
>短歌や俳句は「音」重視
なるほど……!! 何気に小説の方でも、そこが課題の一つだなと感じる所もあり……勉強になります。
皆さんの歌や句も読ませていただいて、なるほどと感想を伝えたいのですが、如何せん花粉症がヒドイ……頭が回りません。あばば。
ゆるゆると、追い掛けさせいただきますデス。
相生薫
2019年3月23日 08:51
アッキーさん、
「音」は重要です。
私は小説でも音を大切にしています。
擬音語なんかも、鶏なら「コケコッコー」や「コッカドゥードゥー」ではなく自分独自の擬音語を使うようにしています。
常識で凝り固まった人からすれば、滑稽でチープに聞こえるかもしれませんが、常識には拘らず、自分が聞こえる通りの擬音語を使うようにしています。
詩や短歌だけではなく、小説も音やリズム、テンポを考慮して単語をチョイスすると良い作品になるのではないだろうかと考えております。
綾川知也
2019年3月23日 10:56
おお、ミノリンも参加しているんですね!
賑やかになってきましたねw
何か面白くなってきました
個人の持つ感性が見える気がします
いいですね
寒梅に
連なる花は
日に映えて
吐息の白も
淡く感じる
うん、やっぱり上手く表現できません
カオリン先生、いい熟語教えて下さい
相生薫
2019年3月24日 02:22
ギーさん、
今回は夫婦の歌ですね。
しかも、悲劇的な影が……。
「降りつ雨をば
天見て閉じる」は涙がこぼれ落ちるのを雨で誤魔化す主人公の様子が見えてきます。
只。折角「唐衣」という枕詞を使っているのですから、「剥がる」ではなく、「裁つ」や「着ず」などの言葉を入れてみては?
ともちん、
寒梅の花が次々と咲き、青空に映えて見える。しかし、吐息の色はまだ白く、寒梅の艶やかさには程遠い白い色だよ。
と、いう意味ですね。
変えるとしたらですか?
「白」という色が出てるので、寒梅の「桜色」や「薄紅色」という色を入れて、対比するとか。
う~ん、難しい。
天映える
薄紅色の
寒梅に
吐く息白く
春霞かな
なんてのはどうでしょう?
ミノリンさん、
綺麗な言葉満載ですね。
「雪の葉枯れて」という表現も好きです。急激な季節の変化を感じさせます。しかし、「雪」という単語を使うと「雨」を連想しにくくなります。
「春の音告げた」はちょっと引っ掛かります。「文」や「便り』という言葉にすると良いと思います。
例えば、「春便り告ぐ」にするとグッと来ると思います。
今日の一句です。
川岸に
色はにほえど
寒桜
冬戻れども
散らず乱れよ
う~ん。ちょっと不調です。
解説)川岸に咲き誇った寒桜だけど、急に冬の寒さに戻ったが、このまま散らずに咲き乱れてくれ。
綾川知也
2019年3月24日 11:25
カオリン
天映える
薄紅色の
寒梅に
吐く息白く
春霞かな
おお、こっちの方がいいですね
雅さを感じさせる熟語がスラリと出てこないですね
精進せねば!
文意は何となく梅の花が綺麗に咲いていて、吐息が白さはあるけれど、春先を感じさせ、寒さも薄まったかな、とかそういう意味です
ミノリンとカオリンが読み取ってもらった内容に近いです
ただ、文章力がないなと自分で思います
色はにおえど
ふむ、こういう表現が面白いです
ギーさんの句は毎日感じが変わりますね
カメラという文字が新鮮でした
和歌だとカタカナが合わない気がしましたが、
こういうのもありですね
今日の一句
酔い残り
気怠い朝の
眩しさに
身体起こして
額を押さえる
現代語訳:昨日飲み過ぎて、朝の眩しさで起きた。外が眩しいのに、飲み過ぎで身体がダルく、昨日騒ぎ過ぎたなと、頭を押さえてしまったことよ
うん、全然、風流じゃないですねw
相生薫
2019年3月25日 05:31
ギーさんの歌は詠み人自体が架空の人で、小説の中の主人公が詠んでいる感じがします。
ギーさんの今回の句は、何故か真っ赤な傘をさしている美少女を見つけて思わずデジカメで撮影してしまった。と云う光景が目に浮かびました。
現実では勝手に他人を撮影すると犯罪になるかもしれませんので気をつけて下さい。
ともちんの言う通り、古語に拘らず、「カメラ」や「コート」、「ハイヒール」等、昔には存在しなかったものは現代語で表現しても全然良いと思います。
ともちんの今日の歌は、二日酔い男の歌ですね。
フィリップ・マーロウが詠んだ歌のようで、何故かカッコいいです。
二日酔いの辛さが伝わってきます。
ハードボイルド短歌なんてのも良いかもしれませんね。
う~ん、何度読んでもフィリップ・マーロウの匂いがする。
今日の一句です。
寒空に
凍てつ登りぬ
朧月
春告ぐる鳥
鳴き飽きるなや
解説)寒くて冷たい寒空の中、雲間に朧月が見える。春を告げる鶯などの声が聞こえているが、その声が寒さで聞こえなくならないように。
未だスランプです。こんな作品ですいません。
今思いついたんですけど、ギーさんの恋愛歌は小説化出来るのでは無いでしょうか?
例えば、和歌に興味を持ち、短歌の投稿サイトに短歌を投稿していたが、そのサイトに自分ごのみの短歌を上げる人がいて、気になっていた。
年齢も性別も判らない人だったが、その人の短歌に魅了されていた。
やがて、その人の読む短歌が自分の周辺の出来事を詠んでいると知る。
実は自分が務めている会社の隣の会社でその人が働いている美女(美青年)だと知り、相手もなんとなく自分の存在を感じ始める。と、いう内容なんか良いのではないでしょうか?
「そんなこと云うなら、自分で書けよ」と思う方もいると思います。
ごもっともです。
でも、どうしても書く気が起きないのです。
綾川知也
2019年3月25日 08:34
おお、カオリンとギーさんに持ち上げられている気がします。
特にフィリップ・マーロウとか、ハードルが上がっています。
上がり過ぎてます。
”朧月”など、そういう気の利いた単語が出てこない自分に切歯扼腕デス
切歯扼腕って?
いや、ちょっと熟語を使ってみたかったという意味だけで使いました。
深い意味はありませんw
しかも、文脈的にちょっと意味が違う気がしています
駅舎にて
寒気が首に
絡みつく
襟を狭めて
胆を座らす
現代語訳:駅に立っていて、寒い日でした。ですが、三月も終わりに近づき、気を引き締めて臨もうと決意しました。
あー、三月を意味する”弥生”を入れたかったのですが、
どうしても入りませんでした!
カオリン先生、どーしたらいいですか!
相生薫
2019年3月26日 05:13
おはようございます。
ギーさん、綺麗な青春恋愛の歌ですね。
小説とリンクしていてもいなくても、「ゲンツキ」とカタカナ表記するのは良いなと思います。スッキリしたカッコよさを感じます。
小説が映画化された時、この歌が頭にスーパーインポーズされるとカッコいいですね。
あ、秋元先生、ギーさんの小説を歌詞にして、PVの頭にこの短歌がドカンと出してくれないかな。「欅」や「日向」向けの内容だと思うのですが。
すいません、変な妄想しちゃいました。
ともちん、
「駅舎」と云う言葉いいですね。
「駅舎」や「汽車」と云う言葉は「遠くに行く」とか「新天地に行く」とか「もう人の現実に立つ」と云う意味があるような気がします。
「仕事」という戦場に向かう心情が描かれていると思います。
今回も何故かハードボイルドな香りを感じました。
それと同時に「ポッポ屋」の様なイメージも感じました。
今回のギーさんの作品も、ともちんの作品も映像が見えてくるんですよね。
映像が見える文章って憧れます。
私は日々精進しながら映像が見える小説を書いていこうと思ってます。短歌・俳句・和歌スレを作ったのもその為です。
井伏鱒二先生は弟子の太宰治に「何も書けない時は、いろはでも良いから何か原稿用紙に書け。そうすれば書けるようになる」と言ったそうです。私も井伏先生の助言に従おうと思っています。
さて、今日の一句です。
天の原
春空烟(けぶ)る
武蔵野の
彼方に見ゆる
大和白富士(やまとしらふじ)
解説)晴れ渡った春の空は白く煙って水色になっていた。関東平野を超えて遥か彼方にある雪が積もった日本一の富士山が見えた。
相生薫
2019年3月26日 05:29
おおおっ、
ともちんのリクエスト忘れてました。
駅舎にて
春まだ早き
弥生空
寒さ防ぎつ
襟を正さん
なんてのはどうでしょう?
綾川知也
2019年3月26日 08:56
カオリン
そうか、弥生空か
そういう発想がなかったですね
勉強になります
カオリンの句は詩的な感じがして、和歌としてはこっちの方がいいですね
何気に今日の句も”烟る”とか言い回しが良いですねえ
精進せねば!
緑ふく
園の草木の
伸びた背に
勢い覚え
姿勢正さん
現代語訳:公園で真っ直ぐに伸びた草木を見ていると
今日も頑張らなきゃなあと、心の居住まいを正しました
相生薫
2019年3月27日 06:25
おはようございます。
ギーさんの歌はいつも、単なる風景描写ではなく、ストーリーメインの情景描写なのが素晴らしいですね。
カタクリの花なんてよく知っていますね。マニアックです。
ともちんの歌は、「ふく」や「伸びた背」と云う言葉が勢いのある動きを強調していて、「今日も頑張るぞ〜」と云う気持ちが見えるようです。
「緑ふく」という表現も新しいですね。
ミノリンさん、
「心を穿つ」と「覗いた穴に」が掛かっていて良いと思います。私も「映らぬ」より「探せぬ」の方が音としても意味としても良いと思います。
只、句の意味からすると「雨降りて」は余分なんじゃないかな、と思います。単に「メロディーに」や「旋律に」してもいいと思いますが、そうすると次の「覗いた穴に」はちょっと変ですから、「穴に覗くは」にするとか……。
余計なこと言ってすいません。
今日の一句
東空(あずまそら)
藍が白みて
碧(あお)が指し
橙(だいだい)いづる
春の曙
解説)東の夜空が紺色が段々白くなっていき、わずかに緑色が付いて行き、やがてオレンジ色が地平線から上に広がっていく。この空のグラデーションこそが春の朝の空だよ。
色ばっかです。
綾川知也
2019年3月27日 08:25
おはようございます
漢字の使い方がいいですね、カオリンの句は
東空とか、語感が心地よいですね
こういうのがパッと出てこないんですよね
春の到来を感じさせる一句でした
寝室に
差し込む白い
春光に
温い空気に
眠気拭えず
現代語訳:起きたけど、春の感じがして、まだ寝たいです
書く間にも寝ようと何度か思いました
頭が回っていません
相生薫
2019年3月28日 06:24
おはようございます。
ともちん、いいですね。何気に韻を踏んでてリズムが有ります。「春光」も「駿光」にも絡んでいるように思いました。
寝覚めのワンシーンが目に浮かびます。
ギーさん、
「春は曙」は私も悩んだんですよ。でも、「春は曙」にすると句の頭の様な印象を与え、納まりが悪いので、色々考えました。単に「春の朝かな(朝と浅を掛けている)」でもいいけど、それだと「春』がなくなるし……。「早春の朝」ならいいかなとも思いましたが、ギーさん、皆さんどう思いますか?いいアイデアがあったら修正したいと思います。
ギーさんの作品は段々手が込んできて、高等テクニックになっていますね。
「弥生い茂る」の次の行に「月」と持ってきて「弥生』を連想しやすくしていますね。
時の移ろいの早さが上手く表現されています。
さて、そろそろスレが一杯になったので、新スレを作りました。
ゴー・ゴー奈々子倶楽部Ⅱ Springs BirdPoet
https://kakuyomu.jp/users/kaz19/news/1177354054889018539
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ゴー・ゴー、奈々子倶楽部Ⅱ Springs BirdPoet
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