28章に出て来るのはイスラム世界のカール・マルクス?的なジャマールッディーン・アフガーニーです。
今まで外に出ることになかった(勝手にアメリカに来たことはあったが)マルクスが今回に限って燐介についてきていたのは、まさにマルクスvsアフガーニーをやりたかったということに他なりません。
更にアフガーニーは晩年アブデュルハミトに危険視されて軟禁されておりました(アフガーニーはオスマンに毒殺されたという説もあります)。そのアブデュルハミトまでついているというあたりも因縁的なものはあります。もちろんこの時点のアブデュルハミトはそんなことは全く考えていませんが。
アフガーニーの思想を受けて、19世紀後半に起こったのがオラービー革命とマフディー運動。
その2人もちょこっと出すつもりではおります。
もっとも、オラービーはともかくムハンマド・アフマドはスーダン在住なのでエジプトまで連れてくるのは苦しい理屈が必要ですが(^_^;)