どうもこんばんは、タイトルに一部使った作品は実は見ていない川中島ケイです。
「いや、見ろよ名作だぞ」って言われてはいるんですけど……見ろと言われると逆に見たくなくなるという天ノ弱だもので。
というのは置いといてですね、タイトルで挙げた「感情」というのは劇場版映画『聲の形』のラストシーン。
小学生の時にいじめをしていた事をきっかけに人の顔を全く見れなくなった主人公・将也が、当時いじめていた少女・西宮との仲直りや色々をきっかけにようやく周りを信じてみようかなって思えるようになって、そうしたら人の顔に勝手に脳内で貼り付けていたバッテンマークが全て剥がれ落ちて、世界が違う景色に見えるというシーンで私のとても好きな場面です(説明上手くなくて伝わらないので、分からない方は原作観てください。というか観ろ!)
あの場面を見ると毎回、何故だか泣けてしまってその感情を何と名付けたらいいか分からなかったのですが(今でも名付けに困ってますが)最近、それに近いものを読了した小説で感じたので勝手に紹介しちゃいます。
『このラブコメは糖度の低いラブコメです』だいこん様の作品
https://kakuyomu.jp/works/16818093075743287481 自他を問わず興味関心を持つことができずに、与えられた環境の中で淡々と、何にも逆らわず毎日を過ごしているだけの男子高校生、時生くん。
彼がずっと変わらない毎日が続くことへのささやかな抵抗として1本遅らせたバスで出会ったのが、ちょっと変わった個性を持つ他校の制服を着た少女、小春ちゃん。
この出会いをきっかけに少しずつ2人の距離が縮まっていき、それと共に時生君の他人や物事には向かなかった興味関心と言う名の矢印がかわっていく。そういうお話です。
若干のネタバレを含むと最後の方で、周りに対する自分の見方が変わっていたことに気付いた時生君が「小春さんと出会う前の自分は、何もかもが色褪いろあせた世界にいたのではないだろうか」と考えるシーンがとても好きでジーンときました。
小説やドラマ、歌の歌詞。そういった幾つもの表現から大切な人との出会いで世界の見え方さえ変わってしまうという、そういう事があるのだと私は信じているのですが……
個人的な経験としては恋愛では縁が無かったもので、だからこそすごく憧れていて、そこをズドーンと撃ち抜かれた感じでした。
素晴らしい作品ですので是非この近況ノートを読まれている方(ってどれくらい居るかわかんないですが><)にもおススメしたいです。
あーあー、できれば高校生の頃に戻ってこんな出会いがあったら良かったのになぁとかすごーく思いましたが……思い返してみたら私、学校にほとんど行った覚えが無かったw居てもヘッドフォンで耳を塞いで世界と断絶して過ごしてたりとかそんな感じだったのでそりゃあ、素敵な出会いも無いわなw
ちっくしょー創作の中で現実の「こんなのあったら羨ましい!」を具現化させてやるんだから! と思って現在、10話終了ぐらいのラブコメを書き始めています。しかし恋愛経験が浅すぎるのでほぼ「ラブ」じゃない「ギャグ」にしかならないので、ボツるかもしれません。
でもエッセイ企画にも参加したいし、5月から6月に書いていた競馬モノも完結後のエピソード追加を書きたいし……書きたいこといっぱいですし読み進めたい作品もいっぱいなのですが、これからも機を見て色々なジャンルのものを読んだり書いたり、その中で特に「これは!」というものをおススメしたりしていきたいと思います。どうぞ皆様も素敵な読書の秋をお過ごしくださいませ♪