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寿司から始める戦国考察 ①愛すべきネタキャラ、ケマリンの事

どうもこんばんは、川中島ケイです。
「寿司から始める天下泰平
 ~転生したら漁村の豪族だったので戦国で寿司を作ります~」

をお読みいただいてありがとうございます。

って読んだ方がココまで見てくれているかは
わからないんだけどもっ!!
(活動報告はPV数見れないので)

寿司から始める天下泰平と連動して
私の思う戦国のアレコレを
「こう思ったから作品ではこういう書き方にしてます」
って取り留めも無く書いていくというのを
やってみようかなぁ、と。

そんなわけで第一弾は4話目で登場した
愛すべき蹴鞠王子こと
今川義元の跡取り息子・今川氏真について。

彼を初めて目にしたのがね、信長の野望で
まあ、衝撃的な出会いでしたね。
だって統率・知略・武勇すべて10ポイント台ですよ?
凡夫でも平均40ぐらいだというのに、ですよ?
そして顔グラはお歯黒白塗り烏帽子の平安ルックで
説明文が「蹴鞠や和歌に没頭し今川家は滅亡した」
的な完全たる地雷キャラ確定。
これはもう、むしろ彼で天下統一を
目指したくなりますよね(やりました)

そんな戦国時代を生き抜くための能力は皆無の彼ですが、
それから色々な戦国モチーフもの(小説・漫画も)に
触れていくうちに彼に対する考え方が変わりました。
というか……今川義元に対するイメージが、ですね。

ここからは川中島個人の妄想です。

今川義元という人物は戦のセンスもあり民を統率する
能力もあった。人材を見る目も活かし方も知っていた。
それゆえに京の都で延々続く戦や権力争いが嫌だった。
そんなどうしようもない幕府と朝廷ならばいっそ、
自分が天下に号令をかけてはどうかと思っていた。

だが力をつけて都に上がったところで所詮は田舎武者。
権力を持った公家連中に馬鹿にされ反感を買うのは
目に見えている。
そんな所に登場したのが我らが蹴鞠王子なわけです。

自分の息子に戦国大名としての才能は無いが、
和歌や蹴鞠などの公家文化に適性があるのを
見抜いた義元はそっち方面の英才教育を開始。
代わりに戦国大名としての才覚は松平元康
(徳川家康)に見出したため、彼を重宝する。

自分が尾張織田家を排除して上洛を果たし、
畿内(京の都を中心とする近畿全体)を制した後は
今川軍団の指揮は松平を中心に任せ、
氏真には蹴鞠と和歌で公家たちに一目置かれる存在になり
帝を支える朝廷の要に行って都から全国に号令をかける
いわゆる「天皇制での執権政治」的な事を行おうと
していたのではないか、と思うのです。

そう思えばお歯黒白塗りで輿に乗る公家スタイルなのも
息子は公家文化に才能全振りに育てていたことも
三河松平の人質出身の元康に目を掛けていたことも
全部、つじつまが合うんじゃないかなと思うのです。

まーそんな思惑とは離れた所で、創作の中では
彼には思う存分蹴鞠三昧で過ごしてもらいたいのですがね。
今期大河ドラマの「どうする家康」での今川氏真
(溝端淳平さんが演じていてカッコ良過ぎて違和感でしたw)
も桶狭間から今川滅亡までは随分苦しんで悩んで
大名として過ごされてたのが切なかったですし。

そんなこんなでこれからの展開が読めない
『蹴鞠で始める天下泰平』どうか今後も
ご拝読よろしくお願い致します!!

……あれ、タイトル間違ったっけw

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