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現在連載中の「月影の少年」キャラクターの名前を変更します。

まあ「連載中」とは言っても、作者の僕以外はほとんど誰も読まない作品ですし、言ってしまうとごくごく個人的な妄想の域を出ない小説です。いちいち断る必要なんか無いのかも、なのですが、もし楽しみに読んでくれている人がいるとして、するとやっぱりその人を混乱させることになってしまって、そうなってしまうと大変申し訳なく、一言お断りの挨拶を入れさせてもらおうと思った次第です。

消去してしまった本作の前バージョンでは、バビロニア(シリアです、はい、というかレバノンの辺りです)で隊商を護衛する民兵は三人でした。トラビスと、グリフという若者と、そしてルナです。(そう!フランチェスカはこの時点でまだ造形されていませんでした!フラン好き!)グリフはハッキリ言って、このバビロニアでのエピソードを書くにあたり設定上の頭数を単に満たすためだけの、言わばモブキャラでした。頸に大きな傷痕を持つ若くとも一人前の兵士・・・単に一人前感を出すためだけの「頸に傷痕」です。しかし書いているうちにだんだん好きになっていき、現バージョンを書くにあたっては性転換現象が起きる前までの少女のルナ(十歳)の、その初恋の相手として設定したアドルフとミックスして一人のキャラにしてしまおう、と考えたのでした。

しかしアドルフとグリフは僕の中では完全に別人でなんだかだんだん、こう、無理な感じになってきました。アドは金髪の美青年にしてルナの憧れのお兄さん。グリフは頸に傷を持つ寡黙な兵士でちょい武骨な感じ。同一人物として扱うのには無理がある。そもそもキレイでカッコいい若い男が僕は大っ嫌いなので(ショタっ子は好き、若いイケメンは嫌い、勝手ですみません)なので、アドには感情移入しずらい。

だからもう、好きなキャラで行こう!無口で、武骨で、でも思いやりのある青年(十七歳だけどまだ)のグリフを、もうグリフのまんま、十歳の花のような女の子:ルナの(はい、ロリコンです、すみません)ルナの初恋の相手にしてしまおうと、決めました。グリフが初めて出征する時(クルダード独立紛争・この時に父ユーゴが戦没)河沿いの花畑で、子供のルナが精いっぱい背伸びしてキスをする場面の、その相手はグリフにしてしまおう、と決めました。別に、そんなめちゃくちゃカッコいい美青年である必要は無い。

うーん、なんか、役者が、逆に揃ってきた感じがする。これでだいぶ物語を進めやすくなった。がんばるぞ!と、いうことで、アドをグリフに変更します。

想像しながら書いてます。ユーザーとして小説投稿サイトを使っているシロウトの物書きの特権です。これからも、時々あると思います。例えば冒頭で匂わせたヴォルフとルナのBL展開は、たぶん無くなります。もちろん他にもBL展開が多く出現するため、大事なキャラクターであるヴォルフは温存しようと考えています。まあ、彼の生い立ちを語る段になると、結構ヤバめな被虐BLになるので、まあそれで十分かと。

という訳で、これからもこんな変更、書き直し、時々あります。ありますが、メゲずに読んでやって下さい。よろしくお願いします。

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