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面白い小説とは

祐里さまのコメントをきっかけに、「読みやすい」と「面白い」の関係を考えたりしましたが、何をもって面白いとするかをちゃんと意識するのは大切だなと思いました。

特に、作者様へのフィードバックや、他の人に作品の評価を伝えるときには。

そこの定義がきちんとしてれば、”自分は面白くなかったと思う”でも良いと思うんですよね。

自分にとっての一番レベルが高い”面白い”は、「自分への影響度」です。

自分の人生が先にあって、そこにその小説が現れて、私の人生を解説し始める。

それくらいの距離感。

ま、結局三島の話をしてるんですがwww

金閣寺は何から何まで完璧なのが面白くて、仮面の告白はあの一言では言い難い独自性が面白いです。

独自性に関しては、私はなんだか共通点があるような気もしていますが、全くそれがない人から見たら面白いんですかね?

共通点があると自分の無意識が言語化されている驚きとか恥ずかしさがあり、共通点がなければ未知の世界を見る面白さがあるんでしょうか?

言語化と言っても、金閣寺は鋭く明確に書いていて、仮面は鈍くもんやりしているように感じます。

題材がそうさせるのか、あえてなのか、私の感性のせいなのか。

どちらも読み切ったらわかるかなと思ってます。

昨日も5時間友人に三島を語ってきました。
きっと金閣寺を購入することでしょう。

▼仮面の告白感想文が日間3位に入りました▼
https://kakuyomu.jp/works/16818093090186715900/episodes/16818093090186938092

14件のコメント

  • 千織先生へ。

    オオ、日間三位!!!

    おめでとうございます。

    イラストもありがとうございました!!!
  • 日間ですけどねw
    金閣寺は週間4位に踏み止まってます!
  • 人それぞれ前提ですけど「面白い」と「影響」別じゃないです?
    影響を受けない純エンタメ作品もたくさんあるし、影響受けまくった「ノルウェイの森」がじゃあ「面白い小説」ってカテゴリーかというと違う気もしますし。
  • 「自分への影響度」は物差しの種類の一つですね。
    それで作品ランキングつけると、たとえば一位が三島作品、二位が陰陽師。

    物差しを変えて、「世界への没入感」にしたら一位が陰陽師、二位が三島作品、と変わります。

    今の自分の使っている物差しが「影響度」である自覚を持つことが大切だと思っていて、そこの自覚が足りないまま「作品が」面白いとか面白くないというのは違うと思う、という話でした。

    個人的に面白いを漠然とさせたまま楽しむのは全然構わないのですが、誰かに作品の話をするならそこまで突き詰めた方が良いのではないかと。
    細分化すれば、大抵面白いな、と思います。
    だからこそ総合で面白い作品は凄いなとも思います。
  • まあ、自分の面白いを追求して人の面白いに一喜一憂しないだけですね。誰かの面白いに合わせるほどしんどい事ありませんしね。
  • そうだと思います。
    逆にそれしかやれないとも思いますしね。
    別に、この作品は影響度優先、この作品は単なるエンタメ、と、同じ作者で幅があっても全然いいでしょうし。
    案外エンタメの方が普遍性があって後世に残るかもしれませんwww
    あと、自分が文豪にしか絡まないぞと決めたのは、好き放題言えるからですwww
  • たまには絡んで下さいね(ドM)
  • そう思ってたとは意外でしたwww
  • おこがましいですがいい好敵手と思ってますからね。絡まれると気付きも多いですし。
  • 私も絡まれると色々考え始めますので、よろしくお願いしますwww
    龍と春樹に分かれたときから俺たちはそういう運命!www
  • ミシマ先生、ダザイ先生のコト嫌いらしいですよ笑笑
  • 言われて調べましたw
    ダザイ生活を正せ圧www
  • 横から一言。

    戦後、多数の作家が出て来ましたが、私の知る限り、三島文学を超える作品には逢った事も無く……。

    ・『万延元年のフットボール』の大江健三郎先生
    ・『邪宗門』の高橋和巳先生
    ・『限りなく透明に近いブルー』の村上龍先生
    ・『我が悲しみのイカロス』の五木寛之先生
    ・『ノルウエー森』の村上春樹先生

    以上……。
  • 入れ込んでらっしゃる……!!w
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