【真夜中の一口小噺】④温泉
莉子
「この秘湯も旅館も、実際にあるの?」
カセユキ
「あるけど、場所はバラバラだしいろいろ脚色したよ」
莉子
「へぇ」
カセユキ
「山か海か迷ったんだけど……」
???
『彼女を連れて行くなら山奥の秘湯。人が殆どいないところで隠れて……』
カセユキ
「と、ある人が言っていたのがストンときて即決定」
莉子
「へっ!? 何で隠れるの!?」
新川透
「さすが、解ってるな」
莉子
「同志!? 何の!?」
カセユキ
「後はひたすら秘湯でググって、いかに莉子ちんを閉じ込めるかを……」
莉子
「だから怖いって!」