【真夜中の一口小噺】③指輪
莉子
「ちょっと気になってたんだけど、いつの間に指輪のサイズ測ったの?」
新川透
「ん? ウチに泊ったときだよ」
莉子
「ああ、なるほど」
カセユキ
「いや、莉子ちん無防備すぎ。もう少しイロイロ気にしよう」
莉子
「だって、指ぐらいなら別に……」
カセユキ
「文化祭のとき、何で骨格で莉子ちんだと見破れたんだと思う?」
莉子
「…………ええっ、まさか!?」
新川透
「いや、変なことはしてないよ。寝姿をいろんな角度からじっくり眺めただけ」
莉子
「それはそれで怖いわ!」
※ちなみに足のサイズもこのときに把握しました。