『諸々の始まりandライトニングブラスターについて』
今回、バトル回! ということで、ネタをたっぷりと仕込ませていただきました。
その上で、色々と小説版から変わっている部分があります。最後の決め技なんてその最たる例ですね。
これが変わるきっかけは、今から半年以上前の編集さんとの話し合いまで遡ります。
打ち合わせ(兼食事会)でお会いした際、(美味しい中華料理を食べながら)話し合いをしていた時に、(てれびくんの記事を書く仕事から抜け出してきた)編集さんからこんなお願いをされました。(この話し合いの最中に校了が無事に終わって大喜びしてた)
「アラクロとの戦いなんですが、決め技が地味で……もっと派手な技に変更できませんか?」
小説版ですと、この戦いの締めはラ○ダーパンチからのラ○ダーキックという、BLACK的なヒーローの決め技を出していたわけです。
(バトライドウォー創生のBLACK編でクモ怪人たちにボッコボコにされたから、あのスイングキックをラ○ダーキックで撃ち落としたいという願望をまんま投影してできた)
ブラスタのモチーフになったヒーローのコンビネーションで締めたんですが、確かに絵にすると派手さが足りないかも……と思いました。
その上で「できたら炎とか雷のエフェクトを出したいので、そんな感じの技を提案していただいて……」という要望もいただき、早速構想を練り始めたわけです。
技の属性としては電撃にすることを即座に決めました。
メルトのモチーフがキュアソードであり、剣+スペードのヒーローを組み合わせるにはうってつけだったからです。
サブスクサイトで改めて剣の本編を視聴し、「ライトニングブラストでいこう!」と決めた僕でしたが、ここで問題が発生しました。
どうやって属性を付与するか……? という部分です。
設定上、ブラスタがいきなり電撃をバチバチさせ始めたら矛盾が生じますし、何でもありになってしまう。
これじゃマズいなと考え、「電撃を纏うのではなく、そんなふうに見えるだけ」という方向にもっていくことを決めました。
具体的には↓
アラクロが暗闇に逃げようとする
↓
「逃がすか!」という感じでユーゴがメルトの剣を握り、魔力を送り込む
↓
光が拡大し、暗闇の中に逃げ込んだアラクロの姿が見える。剣は魔力でオーバーロードし、あふれた魔力が電撃のように弾ける
↓
そのままキック!ライトニングブラスター!!
という形でした。
ついでに「逃がさないって言っただろ!」も剣のネタです。ライトニングソニック。
本編では締めの台詞が「ショーダウンだ」になっていますが、当初の構想では「しまった。これはブラストっていうよりソニックだったな」という台詞でもあったんです。
とまあ、そんな感じで締めの技が変わったわけですが、ここからまた更に変更が加えられることになりました。
ある程度六話が形になってきた際に、編集さんから「もう少しだけ特撮ネタを入れられませんか?」という提案をいただき、再び考えることに。
そこで変更が入ったのが、技を繰り出す前のポーズ(これもブレイドモチーフ)と足裏の♠でした。
変更が都度都度入ったせいで、どんぐりす先生にはご迷惑をお掛けしたと思います。
僕が考えた展開もわかりにくく、読者さんからも「剣を握ったのにキックで締めるのかよwww」というツッコミをいっぱいいただきました。
やっぱり漫画の脚本って書くの難しいな……と反省しつつ、色々と勉強していこう! と気持ちを新たに、お仕事させていただいております!
七話が公開されている段階で六話の裏話を投稿させていただいてますが、各サイトの投稿日に合わせるとこうなるねんな……許して。
ちなみに四話からずっとどんぐりす先生に無茶振りし続けてきたわけですが、八話でも見事に無茶振りしてます。
そろそろ怒られる気しかしませんが、マジで許してください! なんでもしますから!(なんでもするとは言ってない)
というわけで六話の裏話でした! 楽しんでいただけたかはわかりませんが、こんなことがあったんだなと少しでも笑っていただけたら幸いです!
それと、皆さんのお陰でいい感じに漫画の第一巻が売れてるみたいです! 編集さんも喜んでました! 僕も嬉しい!!
Amazonさんでも一気に売れてて、またお礼の短編SS書かなきゃな……! って気持ちになってます!
良ければまだの方は買ってください!あと、買った方はレビューもいただけると嬉しいです!レビュー100件いきたい!(強欲なカス)
宣伝で締めになりますが、今後もニチアサオタク悪役転生をよろしくお願いします!
では、七話の裏話でお会いしましょう!