頭の悪そうなタイトルですが、中身は「腕はいいが商売下手な鍛冶師が、品評会の賞金目当てに全力でビキニアーマーを作る」というものです。
しまった。中身の方が全然頭が悪そうだった。
ビキニアーマー戦争
https://kakuyomu.jp/works/16818093075862719654自分がビキニアーマーという概念に初めて触れたのは、確かドラクエ3だったような気がします。
一応知らない方のために説明しておくと、ドラクエ3は仲間の性別と職業を自由に選択できるシステムなんですが、女かつ戦士を選ぶとビキニアーマーを着たキャラクターが出来上がるんですね。
ちなみに、デザインしたのはドラゴンボールやアラレちゃんでお馴染みの、あの鳥山明先生です。「タ、タマがねえ」とかやるだけのことはあるな。
もっとも、当時の自分は子供だったので、筋肉モリモリの方が強いに決まってると考えて、男戦士ばかり使っていたという記憶があります。
そのあとも、女キャラを使うのは恥ずかしいという思春期的なあれで、せいぜい露出の少ない女僧侶や女魔法使いくらいしかパーティに入れていませんでした。
こうしてビキニアーマーで一本小説を書くようになったのは、成長なのか堕落なのか、どっちなんでしょうか……
ただ、そんな女戦士のキャラデザをされた鳥山先生も、先月1日に亡くなられてしまったそうで。
時期がかぶったのは単なる偶然で、訃報を受けて書き始めたというわけではないのですが、それでもビキニアーマーという概念を教えてくださった先生に、この作品を捧げたいと思います。
いや、こんなもの捧げられても困るかな。すみません、やっぱり捧げません。