高黄森哉

幾度も転職をくり返した私は、学生時代からある夢を見続けていた。 夢は心になにかをくれる──人生において。 全四話。五千文字程度。 注意：少しは現実を逸脱した設定があります。フ…

私の友人は不思議だ。 恐怖という感情が欠落しているのだ。 どんな場面でも恐ろしいと思わないらしい。 ※ホラーにしていますが、怖いのかどうか… この感情が欠落してるわけではないけ…

不調を癒すのは、円を描くことだった。

ルンバ、インドネシア語でイルカ、という意味らしいのだが、ルンバ、それは踊りの一種であったりルンバ、お掃除ロボットの名前であったりもする。二つ繋げてルンバ・ルンバというのがそのカフ…

2019年の夏からイギリスに留学していた時のことを書いています。 翌年の3月には親から雨あられと帰国を急かす電話が降ってきて、別れの挨拶もまちまちに帰国するとも知らずに……。

　ある日突然、へそを曲げたトイレが人間を手にかけた。それは全世界で同時多発的に発生した、トイレによる反乱だった。 　飛び散る汚物！ 噴き出す汚水！ 事態を把握した区役所の公園係は…

「人生という名のあれやこれや。それはいわゆる、あらゆるもの」 崇期様が主催されている企画、『【笑いのヒトキワ荘・第九回大会】幻想ユーモア杯』への書き下ろしです。https:/…

公園のベンチに座るお婆さん、寒そうに震えているので、私は自販機で温かいココアを買い、渡そうと試みる……。

　探偵に家族を滅茶苦茶にされた男子高校生の虎川氷河はとある事件に巻き込まれ、共に行動していた幼馴染の美伊子が探偵と名乗る者に殺されてしまう。 　深い絶望に襲われる最中、氷河の前に…

＊構想に行き詰ったので現在更新停止中です 改題しました。 泡と踊れよ探偵擬き　＞＞　八百塚なごむの泡沫推理 探偵擬きの16歳、八百塚　なごむは今日も物語を解決する。 胡乱…