たった一日の出来事を書くのに2か月かけてしまいました……。どうも、かめにーーとです。
『みゆきとこだま』第二部である体育祭編はいくつかの実験がしたくて新しい試みをしていました。……といえば聞こえはいいですが、実はちょっと迷走していました。何が問題かというと、「男女問わずモテてしまう天然美少女の気持ちなんてわからない!!」からです。第一部で主人公であったみゆきは少なくとも「論理的(と筆者は思っています)」であり、基本ぼっち気質だったので書きやすいほうだったのですが、ふわりふわりと舞う蝶のような、あるいは気ままに散歩に繰り出す猫のような天然美少女の行動を解析するのは非線形微分方程式を解くよりも難しいことでした。筆者の持ちうるありったけのこだま成分を持ってして、2か月かけてやっとこさ一日が終わろうとしています。さすがにこのペースで書いていてはいつまで経っても体育祭が始まらないので「時を戻そう」というよりは「時を進めよう」ということになります。
さて、気づけば『みゆきとこだま』のフォロワー数が100人を超えていました。個人的にはこれは少し感動を覚える数字でした。もしカクヨムに投稿しなかったら、100人という人数に読んでもらう(あるいは少しでも読んでみようと思ってもらえる)ことはなかったからです。筆者に友達は100人もいません。「友達百人でっきるっかな♪」と未だに小学1年生とともに歌っています。インターネットの発達と普及、そしてカクヨムというプラットフォームの存在によって、筆者のような友達が100人いない人間にも、100人くらいの読者に読んでもらうことができています。まさに時代の恩恵。全方向に感謝です。
これもひとえに読者の皆様のおかげです。数ある百合のジャンルの中から百合小説にアンテナを張り、プロが書いたわけでもないアマチュアの筆者が書いた小説をネットの海から探し出したユリスキーの皆様の熱意に尊敬の意を表しつつ、心から感謝申し上げます。そしてこれからも『みゆきとこだま』をよろしくお願いいたします!