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第二回ドゥン大賞 最高の夏休み篇 一言感想置き場

更新履歴
2021/08/08 近況ノート作成&2作品分の感想掲載
2021/08/13 3作品分の感想追加
2021/08/18 3作品分の感想追加
2021/08/26 5作品分の感想追加
2021/09/06 7作品分の感想追加
2021/09/07 6作品分の感想追加






第二回ドゥン大賞 最高の夏休み篇
https://kakuyomu.jp/user_events/16816700426421827336

という企画をやっています!!
↓に企画の内容を一部抜粋して載せます。



【企画概要】
 参加したいカクヨムユーザーのみなさんがレギューレーションに沿った短編小説を書く
 ↓
 投稿
 ↓
 主催者が投稿作全部読んで最後にいろいろ賞あげる

 という感じの流れです。コンテストというやつです。とはいっても主催者のかぎろは何の権威も持たない素人なので賞を獲っても自慢にはならないです。それでもよければ遊びましょう!

 今回のテーマは「夏休み」!
 作品タイトルに「夏休み」という単語を付けてください。爽快感のある夏休みの短編を募集しています。詳しくはレギュレーションをよく読んでください。



抜粋おわり。
締め切りは9月5日(日)23:59です。ちょっとした短編で参加できるのでご興味がありましたらぜひどうぞ。
この近況ノートには参加作品への一言感想を不定期に掲載していきます。






以下、感想です。ご参加ありがとうございますm(__)m


中田もなさん『円卓の騎士と混沌たる夏休み ~「太陽の騎士」と輝かしきビーチバレー ~』
https://kakuyomu.jp/works/16816700426434920202
「アーサー王伝説」の円卓の騎士がビーチバレーで夏休み! 登場する騎士たちは全員イケメンとみました。ガウェイン卿とラモラック卿の関係性が熱いですが僕が好きなのはベディヴィア卿です、楽しそうな美男子はかわいいので……。


金澤流都さん『年下おねえちゃんとワクワク夏休み!』
https://kakuyomu.jp/works/16816700426469148731
6さいのころに亡くなったお姉ちゃんがお盆に霊として帰ってきて夏休み! ペロッ、これは主催者の性癖狙い撃ち! だめですよ、小さくて年下なのにお姉ちゃんぶってる女の子なんて出しちゃ……もっとやってください。随所に散りばめられた女の子の無邪気さ、実在の固有名詞を出すことによる“今の”日常感、楽しさ、そして切なさが合わさってて良かったです。最後の二行がまた……。


畳縁(タタミベリ)さん『ノーマルテープ、三十分。夏休みの初恋。』
https://kakuyomu.jp/works/16816700426507684725
不思議なカセットテープに閉じ込められた少女との、終わる……夏休み。エモに振った文章が印象的でした。終わりは始まりであり、別れは次の出会いのためにある……だけど相手と自分を解き放つその言葉を言ったとしても、自分のなかの〝赤い糸の毬玉〟は消えない。未練を抱えながらも生きていく主人公の前向きな決意が好きです。


萌木野めいさん『夏休みの終わり、異世界転生』
https://kakuyomu.jp/works/16816452220237610535
トラックに轢かれた中学生の少年の、女神と出会う……夏休み。キャッチコピー見て、わかる、って声が出ました。あの女神は神だしただ仕事してるだけだし、飛路都くんへの思いやりはあまりなさそうですが、だからこそ「いつ死んでも咎めたりしない」という言葉が出たのだろうし、飛路都くんのような子を支えるのは意外とそんな言葉なのかもしれないと思いました。


天野橋立さん『一月二十六日の夏休み』
https://kakuyomu.jp/works/16816700426501453634
名門校の謎部活でアホな青春の夏休み! しれっと天野橋立さんが一瞬登場したところでクスッと笑いました。無駄なエネルギーを無為なことに使うのは青春のひとつの形なのでうらやましいですね。とは思うんですがマリンスノーのくだりで「こ、こいつらやべえ……」となりました。夏の狂信者だ……


藤崎珠里さん『夏休み、とある月夜』
https://kakuyomu.jp/works/16816700426568016152
とある月夜に両片思いのふたりが再会する夏休み! ひ、ひええ~~~~(眩いラブの光に呑まれて消える)チカくん先輩の誠実さが好き! 狭霧さんのいつもニコニコしてそうなとこも好き! 両片思い状態と、そのクライマックスと、その後の幸せムードという3種の味を楽しめてお得でした。女子の後輩より男子の先輩の方が背が小さくて、そのうえで、後輩が元気っ娘で先輩が穏やかな人、っていうのを組み合わせてくるのも主催者にとっては新鮮で良かったです。


そのいちさん『夏休みの大計画!』
https://kakuyomu.jp/works/16816700426534570460
秘密の会議をする男子小学生たちが目指すのは最高の夏休み! 出席番号で呼び合うのいいですね。実のところ読む前に「誰が誰だかわからなくなりそうだし大丈夫か……?」とは思ったんですけど見分けるための工夫がいくつか施されててほとんど杞憂でした。推しは6番くんです(みんな思いで可愛いため)。いつか大人になって振り返ったとき「あの夏おれたちは青春をしていた」と振り返ることのできる一場面を切り取っていて素敵です。


林きつねさん『夏休み、ぼくは一回り小さなパンツを履いた』
https://kakuyomu.jp/works/16816700426720673765
少年と夏の幻想たる不思議なお姉さんとの夏休み! おちんちん連呼すなーー!!(コロコロコミック)僕こういう話を読むと、お姉さんのような存在が無限に好きになってしまうんですよね……定命の者に取り残される宿命にある永遠の存在……。大人になってしまえばお姉さんは見えなくなってしまうけれど、それでも、いつまでも一回り小さいパンツを穿いてはいられないんだなあと思いました。良い。


あきかんさん『夏休み』
https://kakuyomu.jp/works/16816700426726331030
夏が夏と呼ばれなくなる現象を誰が呼んだか夏休み! ごめんなさい、話の内容がうまく理解できませんでした……でもミステリアスな雰囲気が良いと思いました。


古川 奏さん『メイク・夏休み・ユア・オウン』
https://kakuyomu.jp/works/16816700426731625026
年下の幼馴染の女の子と一気に詰め込む夏休み! ウッウワーーーー(鈴さんみたいな子が好きすぎて死ぬ声)こう元気いっぱいで勝手気ままで主人公をブオンブオ振り回すけれど本当はちょっぴり寂しがり屋な少女をお出しされるとあーダメです。そしてこのヒロインあってこその濃密な夏休み。クスっと笑える部分もあって良かったです。


草食ったさん『夏休みだから泳いだ』
https://kakuyomu.jp/works/16816700426749203292
夏のなかを泳ぐ自由な今の夏休み! 空気って冬よりは夏の方が泳げそうですよね。発想も素敵だしストーリーも素敵。夏休みの只中で夏休みにしかできないことをやっているふたり、青春だなあと思ったし、いずれ泳げなくなるとしても、その不自由は「僕」にとってそう悪いものでもないのかもなとか思いました。


尾八原ジュージさん『十年間の夏休み』
https://kakuyomu.jp/works/16816700426460171762
夏休みに未練を残して幽霊になった女の子との夏休み! 百合じゃないですか博士! キスシーンめっちゃ多いけど甘すぎるとは感じず、むしろ可愛いコメディだ~と思っていたのですが、これは終わらせることを前提にした関係。そのことを思いだした時、ミッチさんは指の間からすり抜けるように消えてしまって、すごく切なくて、嘘であってくれ……と思いながら何度か読み返したけど嘘じゃなかったです。ウオオ……でも好き……


あたし黒髪のようにとけそうな気がするさん『夏休みと桝田優衣で韻が踏める』
https://kakuyomu.jp/works/16816700426502599253
喫茶店で手紙を書く男を女子高生二人組が妨害する夏休み! ギャグが面白すぎて無限に笑いました。ずっと笑いながら読んでて……たんですが急に無音になってサスペンスが始まってヒッ……!となったり。でも個人的に、コメディパートよりもサスペンスパートよりも、ラストの手紙パートが大好きです。冷静になるとまじかこいつら?ってことしかやってないけど、あのセンチメンタルな文面、いやリリックは、あの謎シチュエーションでやるからこそですね。


はさみさん『最高の夏休み』
https://kakuyomu.jp/works/16816700426804127394
続く最高(?)の夏休み! 単語選びのセンスが光っているなと思いました。軍手のバイトの言い訳が好きです。


シャル青井さん『ロリ先輩が夏休みをくれると言ってから俺の人生が滅茶苦茶になってしまった』
https://kakuyomu.jp/works/16816700426713597018
ロリ先輩がくれる夏休み! 外見はロリなのにアラサーで性格が横暴でなおかつ主人公にラブ……だと……!? 主催者は自分より立場が上のロリが好きなんですが同時にアラサーの女性が婚活で狙ってくるみたいなのも好きなんですよ。突如明かされる主催の性癖。こういうヒロイン大好きなので欲を言えば夏休み真っ只中のふたりを見せてほしかったですね、文字数なんてどうでもいいから……(どうでもよくないです、レギュ順守ありがとうございます)


広咲瞑さん『烏と燕の夏休み』
https://kakuyomu.jp/works/16816700426667993524
ゲーセンで出会った格ゲー少女との夏休み! これ良かった……。レトロな格ゲーができるゲーセンでの物語は最高ですね。あとオレっ娘で不登校でガチ度高い格ゲーマー……良い。ラストの数文が印象的でした。この人間関係はいずれ糸のようにふつりと切れてしまうものなのかもしれないけれど、今この瞬間だけは絶対つながっている。複数の意味で、本作は〝今〟の物語だと思いました。


おくとりょうさん『吾輩は夏休みである。』
https://kakuyomu.jp/works/16816700426866288625
吾輩は夏休み! あえて読み手に意味を絞らせない不可解で幻想的な作品として読みました。そういう作品はけっこう好きです。最後の一文が良かったです。


本庄 照さん『全国大学爆破サークル合同夏休み合宿』
https://kakuyomu.jp/works/16816700426866227477
大学を爆破する夏休み! 〝今の学長は大学爆破に反対で、学長が変わってからというもの、大学爆破は非常に冷遇されていた。〟ここの文の目を疑っちゃう感じが良いですね。帝先輩の個性が際立ってて、最強の無職っていう設定とか振舞いがツボでした。「俺が爆発させちゃうよ」からの二段オチが良かったです。


くれはさん『夏休みにクラスメートがようやく付き合い始めたと思ったけどまだ付き合ってないらしい』
https://kakuyomu.jp/works/16816700426934273653
仲睦まじいのに付き合ってないふたりを見守るモブたちの夏休み! モブたちって言っちゃったけど僕はモブに敬意を表しています(本当か?)。どう見ても付き合ってるし、事実から考えても付き合ってるけど、まだ付き合ってないふたり……悶絶!! 笑いながら読んで、最後にモブたちと一緒に虚脱感を味わいました。面白かったです。


武州人也さん『モササウルスとの夏休み ~憧れの従姉と古生物~』
https://kakuyomu.jp/works/16816700426291450725
モササウルスと憧れのお姉さんとの夏休み! いわゆるおねショタ。いいですよねおねショタ。個人的にはおね側がショタでなく古生物が大好きっていうところがポイント高いです。少年を全然意識してないお姉さんはいい……。あと特定の分野にひたすら詳しいキャラが目を輝かせてオタク語りみたいなのするのも好きなので摂取できて良かったです。


薮坂さん『夏休みに遭難しよう!』
https://kakuyomu.jp/works/16816700426982051603
アホ男子大学生三人で遭難する夏休み! オチが良すぎる。七十二時間が経過してイカレてしまった名塩くんと加西くんとおじさんの世間話がスッ……とお出しされた瞬間さすがに笑ってしまいました。しょうもない……(褒め言葉)


偽教授さん『君の夏休みに雪は降らない』
https://kakuyomu.jp/works/16816700427138441769
外国から日本に来ていとこと過ごす夏休み! ラスト二文が良かったです。「のぼせてるんだよ」なんて独白しちゃう部分が幼く危うい恋の熱を感じさせてきて好きでした。


宮塚恵一さん『夏休み怪獣』
https://kakuyomu.jp/works/16816700427135306490
研究者として怪獣サマンガの謎を追う夏休み! 第一話からわくわくしながら読みました。科学の力をもってしても解明できない存在(良い……)を解明しきらずに物語は終わってしまいますが、論理ではなく感情でなんとなく「こうなのか?」という想像をさせてくれた点が良かったです。怪獣の発生に人の思いが作用するのロマンだなと思いました。


井守千尋さん『夏休みの作文』
https://kakuyomu.jp/works/16816700427134301426
夏休みの思い出作文を少年少女がでっちあげる夏休み! 夏原くんと夏未さんのコミカルな会話いいですね。こういう常識的な男子とズレた女子がリズムよく話を進めていくやつ見ると少年少女の可愛さに心が穏やかになります。そして突然思わせぶりなことを言い出す夏未さん。ちょっと夢見がちなところのある彼女は夏原くんの作文を読んでどう思ったのか。明確に描写はされませんでしたが、その抑えた描写の塩梅が良かったです。この先が読みたいけどここで終わるからこそいい!


らとさん『最強勇者「何って……楽しい夏休みのために、少し本気を出すだけだが?」』
https://kakuyomu.jp/works/16816700426913446033
親戚の少年少女とたのしいやきにく夏休み! 「何って……○○しただけだが?」構文を日常の何気ない仕草のなかで使うのおかしみがあって良かったです。6さいたちが無垢すぎてまぶしい!


白金 将さん『博士最後の自由研究 ~「夏休み」の制作~』
https://kakuyomu.jp/works/16816700427163352478
天才少女がつくりだす夏休み! 難解! ポケモン(?)の「剣盾」があるということはおそらく時期は2019年の末以降。それなのに博士は「ゲームボーイ(リーフグリーン発言からしておそらくアドバンス)」の話をしている、ということはみくちゃんと会話している時点で博士は二十七歳なはずで、でも姿は十歳……??? ヒントは散りばめられている気はするのですがわからなかったです(ごめんなさい)。ただ、きっとこれは百合。博士の執念とみくちゃんの健気さ……強い友情を感じました。


みなさん、ご参加ありがとうございました。結果発表までしばらくお待ちください。

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