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執筆に行き詰まった深夜の手慰み。

久々にエッセイ的な散文を書きたいという欲求にかられまして、目的もないダラダラとした何かしらを書き連ねてみたいと思います。

と言っても話題がない。あれやこれやと考えた末に、一つ思いついたことがあります。

最近、よそ様の小説を拝見した際に『美少女』という単語を見かけたのですが、ふと思ったのです。
時代小説を書くにあたっては使えない単語だよなぁ、と。

『拙者、お主のほどの美少女を見たことがないゆえに──』

……なんだか違和感。
そもそも江戸時代とかの昔って適齢期が早いです。十三歳で成人、十六歳で嫁入りどき、二十代で行き遅れ扱いですから、そもそも見目麗しい『少女』って感覚がないんじゃないかな? 十二歳以下は性差を感じない童なんでしょうね。

私個人としては時代小説の場合は大抵『器量好し』という単語を使います。ですが、それ一辺倒では面白くないし表現の幅も狭くなるかもしれません。
頭をひねること幾許か、ようやく出てきたのは『瓜実顔』くらい。後は使いようによっては『美女』ならいけるかな?

と、上記のように小説の展開によっては言い回しを変えることがあります。
『美少女』『美女』『美人』『器量良し』『可愛い』『綺麗』『ビューティ』『べっぴん』『マブい』
様々ある言葉から、適宜に選ぶ必要があります。

ところで読書の方は『美少女』と表現されるとどんな顔を想像するんでしょうかね?
私はアニメ調なキャラクターを思い浮かべます。
理由は『美少女』という単語をアニメなどの媒体でよく見るからです。
『美女』というと、タレント女優を想像しますし。
『美人』というと、昔に憧れた年上のお姉さん。
『可愛い』というと、動物の赤ちゃんなど。
『綺麗』というと、自然の絶景や澄んだ清水。
『ビューティ』だったら、まぁ異人さんですかね。

このように単語一つ言い換えただけで、与える印象は違うはずですから、小説を書く際には、その単語によって読者がどんな印象を受けるのかとアレコレ悩んだりするわけです。はたして、この言い回しだとどんな想像をするのかなと。

最近では視覚以外の五感を想起させて表現する言い回しがマイブームです。
『日本酒のような甘ったるい酒臭さの残る美女』だの
『陽だまりのように温かい笑顔を見せる美少女』だの
『コツコツと小気味いい足音を響かせるクールビューティ』だの
そんな感じです。

ですからまあ、小説を書く身としましては語彙力は大事だという話ですね。当たり前といえば当たり前の話です。

以上のようなことをダラダラと考えていた午前三時でした。もうこれ以上ねばってもいい執筆はできそうにないので、そろそろ寝ます。

しかし今の時間に投稿したら、通知やらで迷惑ではなかろうか? 投稿は翌日にすることにします……深夜テンションの文章に頭抱えるだろうなぁ。

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