梅雨入りはまだみたいですが、雨も多くじめじめして蒸し暑いですね(挨拶)
それでは早速、先週の完結作品・公開作品の話、表題の件からです。完結作品がひとつ、『れいわ短歌 二十首連作』です。前々の近況ノートでも書いていた作品で、全1話完結500文字。20首の短歌を、レギュレーションに従って延々並べてあります。これに関する話は、また後でしましょう。ここでは土曜日の午後時点でのPV数のみ、記しておきます。最終PV数は51でした。イベント期間ということで、いつもよりも多くの方にお読み頂きました。足を運んで下さったのみならず、星やハート、足跡を残していって下さった方も多く、大変嬉しく思っています。皆様、有難うございます
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れいわ短歌 二十首連作
https://kakuyomu.jp/works/16818093077056927543その後、密かに温めていた、ニ十首ではなく一首部門の方の短歌、『縦横無尽短歌『食べ物』『お魚さん達』 』という作品も公開しました。読書感想文の方を、今週の日曜日(本日)と、来週の土・日で合計3話、公開する予定です。で、その隙間、昨日6月1日の土曜日が空いていましたので、ここに急遽差し込みました。この作品は2話1000文字(各500文字)予定で、後半部分は再来週の公開となり少し間が空きますが、さしたる問題ではないでしょう。こちらはまだ公開したばかりで、かつ未完作品ですので、PV数の報告はありません。
この作品、単なる57577の短歌というだけではなく、すごく凝った『仕掛け』があります。自分のミステリー作品(カクヨム誕生祭でやっているような作品)などでは、そこに隠されたミステリーの謎解きは、また別の話としてやっていたり、答え合わせをしない作品もあったりするわけですが、今回はあまり謎解き部分は重視しておりませんので、そのまま文中に記載してあります。頭を使って謎解きにチャレンジする、というような遊び方・読み方は出来ませんが、何も考えずにただ読むだけなら今回の方が楽だと思います。取り敢えず、お読み頂いた方、これからお読み頂ける方、皆様有難うございます。楽しんで頂けたら嬉しいです!
縦横無尽短歌『食べ物』『お魚さん達』
https://kakuyomu.jp/works/16818093078373417438いつもならここから、先週の執筆状況の話をするのですが、その前に今回は先に触れた、第2回カクヨム短歌・俳句コンテスト参加用の拙作『れいわ短歌』の話をしましょう。
取り敢えず、今回は本当に多くの方に足を運んで頂けて、有難く思っております。人気作家であれば、それはもう公開・更新すれば、すぐに数百、数千のPVが付くような方もいるでしょう。フォロワーが4桁を越えている方も多いですから、そういう方にとっては50PVなんてゴミ・クソみたいなものかも知れません。ですが木っ端作家で、フォロワー数も80人程度しかいない自分には、50人もの方に足を運んで頂いて、楽しんで頂けた(かどうかは分かりませんが)というのは、とても珍しい事なのです。これも全て、皆様のおかげです。改めて感謝を。有難うございます
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拙作について、お読み頂けたらある程度分かると思いますが、少しだけ説明していきます。色々と、縛りや制約を設けて描いてありますので。まずはざっと箇条書きしましょう。
一、令和に起きた事件について詠んでいる
一、基本は四季ごとに一首詠んでいる
一、季語はなるべく取り入れる
一、基本の五七五七七の他、字余り、自由律もある
一、全て頭とお尻が繋がっている/関連している
一、同音異義語も複数ある
一、なるべく韻を踏みリズム感も重視する
一、特殊な短歌が一首ある
以上。ひとつずつ見ていきましょう。
「令和に起きた事件について詠んでいる」これはもう、作品タイトルからも分かる通りで、そのままの意味です。今回はニ十首という決まりがありますので、これを令和の五年間、2019年から2023年まで各4首ずつ、計20首としました。
「基本は四季ごとに一首詠んでいる」とも関連しますが、毎年4首ですので、一つの季節につき一首、これがベースです。但し、重大事件が一つの季節に二回以上起きている年や、逆に何も大きな事件がなかった季節などは、少しずらして「夏の事件が2件」のような場合もあります。
「季語はなるべく取り入れる」これも先の話と関連します。一つの季節に一つの事件です8ので、それに見合う季語も入れられる範囲で取り入れました。全く季語のないものもあります。一例としては、冒頭の一首が「令和元年の春」の歌ですので、「春和」と「青葉」が春の季語になります。その次の夏の歌には季語がなく、秋の歌(首里城の火災事件)には「神無月(10月)」が入っています。
「基本の五七五七七の他、字余り、自由律もある」これもそのままですね。基本は五七五七七で31文字になっていますが、20の歌のうち3首が字余り(32文字)です。自由律、つまり五七五七七になっていない(けれども31文字の)作品も幾つかあります。字余りはすぐ分かると思いますので置いておいて、自由律の作品には、例えば一首目がそれに該当し、「れいわあけ・しゅんわのれいげつ・いやさかに・きよくことほぐ・めぶくあおば」で五八五七六の31文字です。
「全て頭とお尻が繋がっている/関連している」これも例を挙げて説明しましょう。冒頭の歌は「令和」で始まり「青葉」で終わります。その次の歌は「しんじ得ぬ」で始まり「灰燼」で終わります。この一首目のお尻と二首目の頭、「青葉」と「しんじ」が繋がっているわけです。二首目は、京アニ放火テロ事件の歌です。この実行犯が「青葉 真司(しんじ)」ですね。同様に二首目の「灰燼」の次、三首目の頭は「灰と成る」で繋がっており、その次は「テンパる」から「十(テン)パ―の」、その次は「黎明(あした)」から「はしか」へ・・・そして最後、ニ十首目のラスト、お尻の句が「令和」で、冒頭一首目の「令和」に戻るという、ループになっています。
「同音異義語も複数ある」は上に挙げた例で、「しんじ得ぬ」の「しんじ」が、「青葉真司」の「真司」と、「信じられない」という意味の「信じ得ぬ」の2つの意味になっています。この同音異義語に関しては、基本的に平仮名で表記してありますので、簡単に見付けられますし、意味はどんなものがあるかと考えつつ楽しんで頂けたら嬉しいです。
「なるべく韻を踏みリズム感も重視する」これもそのままですね。口に出して読んでみると、特に分かりやすいか知れません。一例としては、これも一首目から、「気淑(きよ)く・寿(ことほ)ぐ・芽吹く」という風に「~く・~ぐ・~く」が3回続きます。同様に、二首目は「聖地で・付け火して・夢見て・入りて・凡(すべ)て」という風に「~で・~て・~て・~て・~て」と5回連続しています。もう少し複雑な韻の踏み方をしているのは、四首目の「負担は重く・塗炭(とたん)の句」でしょうか。この場合は「~たん~く・~たん~く」が2回連続していますね。その後も「不安色濃く・遠のく」で、「~あん(「たん」ではなく「あん」)~く」「~く」までが、韻を踏みつつリズムを取っている部分です。もう少し短い部分で、十首目には「あながち・ガチと・思いがち」で「がち」が3回連続になっている部分などもあります。
「特殊な短歌が一首ある」これが一番分かりにくいかも知れませんね。一言で言うと、「なにぬねの短歌」です。十九首目、「終焉の・ワンマンジャニー・闇褥(やみしとね)・暴露信じぬ・撫子女」この五七五七七の最後の一文字が、「の」「に」「ね」「ぬ」「な」で、並べ替えて「なにぬねの」です。
このような形で、拙作はニ十首、僅か500文字の作品ではありますが、色々と遊び心を込めて作ってあります。それを皆様に楽しんで頂けているなら、これに勝る喜びはありません。
先に書きました通り、自分のフォロワーは、6月1日午後の段階で80人です。80人いたら80PVが付くかと言ったら、それは絶対に違います。アカウントは残っているけど、もうカクヨムに来ていない方もいるでしょう。自分のフォロワーの新規作品でも、興味がない作品(特に今回は詩・短歌というマイナージャンル)なので見ないという方も多いと思います。フォロー/フォロワーが1000人規模の方の場合、更新のたびに見ている余裕がないという方もいます。そういう方の場合、拙作を読みに一度も足を運んで頂けていない、なんていう方もいると思います。カクヨムに登録している人を、片っ端からフォローしている、というような方も見受けられ、少なくとも足跡を残しているのを一度も見た覚えがない、というフォロワーさんも若干名(なぜ自分をフォローしたのか・・・?)。そう考えていくと、80人中、半分の40人ぐらいは「もういない」か「まず来ない」方で、残った40人のうち、公開作品に興味を持って足を運んで下さる方は、せいぜい10人いるかどうか。今回のようなマイナージャンルでは、おそらく片手で数える程ではないでしょうか、と考えています。
因みに、今回は多くの方に足を運んで戴得ておりますので、ジャンル別では100位以内にランクインさせて頂きました。あくまで、マイナージャンルの中での、日間のランクインですので、そこまで大した話ではありません。が、自分にとっては珍しい事で、喜ばしい話でもあります。もう一度言いますが、これもひとえに皆様のおかげです。本当に有難うございます!
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こういう小さな事でも、やはり感謝って大事だなと、つくづく思っております。「上手くいったら御陰様、失敗すれば自分のせい」と言ったのは、松下幸之助だったでしょうか。すごく大事で、良い言葉だと思います。中には、これの全く反対の事を考える人がいます。つまり、上手くいった時は全部自分の手柄で、失敗した時は誰かのせいにする、というような人です。小説家になろうやカクヨムでも、処女作でいきなりブレイクして、そのまま書籍化やアニメ化まで漕ぎ着ける、シンデレラ・ストーリーの主役のような人もいて、またそれを夢見る人も多いのかなと思います。そういう人ほど後者の考え、全部自分の手柄と考えがちなのかな、という、これは自分の勝手なイメージですが。トントン拍子で階段を駆け上がってしまうと、「苦労」とか「感謝」を感じられない、または忘れていしまいがちです。こういう感謝の気持ちは、忘れずにいたいものです。
そういえば最近、小説家になろうからアニメ化までしている大人気作『薬屋のひとりごと』の作画担当(作画2人いるうちの一人)、『ねこクラゲ』氏が話題になっていますね。皆さんもご存知でしょう。簡単に言えば脱税です。5000万円近くの申告漏れを指摘され、追徴課税が課せられたとか。もう何か月も前に、この話を最初に聞いた時、
「ああアニメ化で一気に売れて、アニメ化の収入やコミック増刷分を申告し忘れたんだろうな」
程度に思っていたんです。ところが、最近の報道によると、もう何年も前から(コミカライズの最初の頃から?)申告していなかったらしく、それも出版社、原作者、友人その他、色々な方面から確定申告するよう、言われていたそうなんです。そんな状態が何年も続いていたのに申告していなかった、確信犯みたいで。本人の弁によれば「忙しかったから」と言うのですが、それなら税理士にお願いすれば全部やってくれますよね。これ、先の話の通り、皆様への感謝、「御陰様」の気持ちがあれば、お世話になった関係者や応援してくれる方々に、絶対に迷惑をかけるわけにはいかないと考えるはずです。昔、ログ・ホライズンという、『小説家になろう』からのアニメ化作品の一作目ですが、その原作者も脱税で数千万~億単位だったか、申告漏れという事件がありました。
自分みたいな、木っ端作家には全く関係ない話ですが、カクヨムにも売れっ子作家は何人もいます。第一人者としては、『慎重勇者』の土日月氏でしょうか。以下のページはちょうど1年ぐらい前のものですが、カクヨムからもアニメ化作品は続々出ていますね。
カクヨムアニメ化作品特集
https://kakuyomu.jp/special/entry/kakuyomu_anime_list何かの拍子に突然売れっ子になって大金が入った時。それが「全て自分の手柄だ」みたいに浮かれず驕らず、「皆様のおかげです」と謙虚に捉えて感謝を忘れず、決して迷惑をかけないよう、こういう事件もあったと肝に銘じておきたいものです。
ま、フォロワー数十人、読んでくれる人が片手程しかいない自分には関係ないですけどね!(何回言うんだ?w)
さて、ちょっと長いエッセイみたいになってきてしまいました。先週の執筆状況に関しては、手短に行きましょう。
先週の日曜日は、執筆よりも、ツイッター(X)で投降している「面白動画」「面白画像」の予約投稿作業をしていました。その後で、途中で止まっている1万文字予定の「クイーンズブレイド」作品を・・・えっと、先週の近況ノートで書いていた件ですね。これを進めようとしたわけです。が!どうしても筆が進まない。ストーリーは完全に出来上がっていて、序盤と末尾部分を少し加筆することにして、1話辺り2000文字から2500文字へ増量、代わりに1話分のシナリオを削って、これで4話10000!と、そこまで決まっていながらも、どうしても筆が進まない・・・どうやら自分で思っている以上に、昔『小説家になろう』でアダルト表現によるBANを喰らったのが、精神的なダメージ、トラウマになっているみたいです。深層心理で、同じ目に遭うのを恐れているのでしょうか。という訳で、筆が重いのでクイーンズブレイドは保留、このままお蔵入りの可能性が高くなってきました。
そうなると、先週の近況ノートの第2案です。HJのイベント作品の草案の続きですね。ガワだけで、ほぼ中身が練れていないもの、スカスカの内容を、色々と肉付けして詰めていきました。「これはどんな話にしようか?」という、根本的な部分、話の中核すらなかったので、そこら辺から作って・・・まあ細かい話は割愛しましょう。で、ある程度話を纏めたところで、「う~ん・・・微妙だ」と思いつつも、序章から描き始めてみました。水曜、木曜辺りまでかけて、序章の前半部分5000文字を描きました。細かい調整やチェックはまだですが、ひとまず下書きと軽いチェック作業、文字調整まで。やはり微妙です・・・(^_^;) そのまま突き進むか、これもお蔵入りか。現状、まだ決めかねています。
これも一旦保留して、週末は「第2回カクヨム短歌・俳句コンテスト」の一首部門、ちょっと考えていたネタで、時間的に難しそうだから「やめておこうかな?」と思っていたものがありまして。この話は、近況ノートでも書いていなかったと思います。ちょいネタでしかなく、多分実現できないだろうと思っていたので。ところが、これを必死に知恵を絞って、2~3日考え抜いた結果、何とか形になってしまったわけです。そうです、昨日6月1日の土曜日に、新しく公開&完結した作品です。冒頭にも書きましたね。
縦横無尽短歌『食べ物』『お魚さん達』
という作品です。これを完成させました。一応2話予定、両方31文字の短歌で、かなりのこだわりを持って作りました。読んで頂ければ分かります、解説と秘密についての説明もしていますので。もし少しでも興味を持っていただけたら、ぜひ足を運んで頂けると嬉しいです。
で、土曜日に長い長い、今週分の近況ノートを書いて。土曜日はもう、これだけで手いっぱいです。今回は特に書く事が多かったので。また明日以降、HJの作品の続きか、クイーンズブレイドの続きか。はたまた一首部門の短歌(現状では2話1000文字で完結)の、もうひとネタあるので、それにチャレンジしてみるか。何をするかは、まだ決めかねています。
長くなりましたが、もう少しだけ。先週は、普段あまり読まない「詩・短歌」の作品、まあカクヨムのイベントでやっているので、という事ですけど、これを割とたくさん読み漁っていました。
感想としては、面白い作品、風情のある歌もある一方、「う~ん・・・」っていう作品も多かったです。短歌・俳句として、基本的な決まりが出来ていない作品とか。(短歌なのに17文字とか、その逆で俳句なのに31文字)。短歌・俳句なのに「」付きのセリフがあるとか・・・。「いやそれはないだろう」と思ってしまいます。
そう思いつつも、最初は「まあいっか」と足跡を残してしまいました。ただ、そのうち「うん、こういうのには足跡残さないでおこう」と気が変わりました。いや、本当に多くて・・・(^_^;)
で、これは私見ですが、☆の多いほど「ひどいな」っていう作品が多い印象です。何故でしょうね?
あともう一点。読書感想文の次回募集を、6月の頭から行う可能性について、前回か前々回か、近況ノートに書いたと思います。ですが、第2回分の募集作品の公開が、明日からになっています。明日と、来週の土日ですね。まだ第2回を公開していないのに、第3回の募集を始めるのはどうだろう?と思いまして。募集開始は来週末、若しくは再来週からでいいかなと考えています。
最後に。今週の画像は、「れいわ短歌 二十首連作」表紙用です。
https://kakuyomu.jp/works/16818093077056927543