「Blackish Dance」の投稿を始めて1年になりました。
カクヨムでは1周年は数日後なんですが、他サイトではもう迎えたと言うことで……。
1年での投稿話数:53話
投稿文字数:237,231文字
※カクヨムでの字数換算
活動場所はカクヨムだけではないので、いただいたコメント、いいねやPVの総数は計算していませんが、自分が考えていたよりもたくさん反応をいただけて本当にうれしかったです。
ファンアートもまさかいただけるとは思っていなかったので人生何があるかわからないなと思いました。
みなさまに感謝申し上げます。
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毎週土曜日9時に公開する生活を1年も続けたんだなと思うと、感慨深いものがあります。
20話ぐらいまでは数年前に他サイトで公開していたものです。当時はいわゆる「エタった」状態で放置してしまっていたので、まさか小説を書くことが日課になるとは思っていませんでした。
仕事が忙しくて書けないときは1文字も書けず、減る一方のストックにおびえる日々です。(現在進行)
今回は流石にエタることはしないはずです。ストックがなくなったら更新頻度は落ちるかもしれませんが。
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「Blackish Dance」は自分の頭の中でずっと遊んでいた箱庭を小説にしているだけです。流行るような内容でもないけど、刺さる人に刺さればいいなという気持ちで書いています。
主人公のヒデとはもう何年の付き合いになるのか……。少なくとも人生の半分以上は共に過ごしていると思います。
最初は「モンスターじゃなくて人間と戦う世界」「社会に抗う主人公」そんなイメージで創り始めた気がします。
そこから軍や国ができて、敵も現れました。
しばらく小説を書いてはいなかったものの、キャラや世界自体は脳内に常にあるので、暇なときにキャラたちがひょっこり現れては会話をして去っていくということも多々ありました。
せっかくだったらこの世界をきちんと「物語」として完結させようと一念発起したのが去年の9月。
古いパソコンを引っ張り出してきてデータを全部移して推敲しました。
ぐずぐずだったプロットと言う名の年表やキャラ設定も書き足し、書き換え、世界観も少し変更しました。
昔書いていた時、今よりもちろん若かった自分よりも煮詰まった闇が書けていたらいいな。
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キャッチコピーにしている「最後に訪れるはずだった別れは、もう過去のこと」は昔から使っているものです。
「最後に訪れるはずだった別れ=死」です。
Blackish Danceは主人公が死ぬことで物語が動き始めます。
死ぬと言っても実際は国に死亡届が出されただけで、実際には生きている。そんな矛盾した存在の主人公が、舞台裏(死者の世界)から見た表舞台(生者の世界)とは一体どんな世界なのか。
主人公が妄信していた「帝国」とは、そこに生きていた主人公の人生とは、一体何だったのか。
最終的には全てわかるんですが、そこに至るまでの主人公の葛藤と、自分で選び取る望んだ未来を描けたらいいなと他人事のように思っています。
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読んでくださっている方からしたら、私の書く小説は無限にある小説の中の1つであることは承知しています。
それでも読んでくださった方の「何か」が動けばいいと思っています。
これからもどうぞよろしくお願いします。
以上です。