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「嘘吐き小村の真っ赤な真実」の後書きの名を借りた蛇足

この話を書くにあたって、人の殺し方だの殺され方だの負傷の仕方だのを割と調べたわけですが、思ったより人間は簡単に死ぬんだな、とサイコキラーみたいな感想を持つに至りました。
参考文献としては「死因百科」「人の殺され方」「銃器使用マニュアル」「ザ・殺人術」などなど。

この話の構想自体は2016年の6月には浮かんおり、その際少しだけ文章化もしてました。大体トルコに行くくらいまでです。そのため、少し時事的には古さを感じるかもしれません。
文体も書いてる内に大分と変化してますから、読んでる内に違和感を覚える方もいたやも知れません。
しかし、そこからネットに出すまで一年と少し。完結するまで更に1年半近くを要するという、まあ、いかに私という人間が思い付きだけで行動する雑な人間であるかがよくわかるといいますか、なんと言いますか。

では、ちょっとこの話について掘り下げます。

まずはキャラクターについて。
小村絵里。
小村の元ネタは「キルミー」のソーニャちゃんだったりします。
ソーニャちゃんがまともに仕事しているところが気になったのと、精神安定剤ガブ飲みするソーニャちゃんが見たかったから書いたと言っても過言ではない。なので、当初は殺し屋キャラでしたが、自分の趣味を混ぜこぜにしたら、勝手に小村さんが業務範囲を拡大しました。そしてその結果、工作員に生まれ変わりました。

小村は眼鏡キャラですが、眼鏡のスパイものと言えば、近年の映画では「キングスマン」は外せませんね。「キングスマン」においては、スパイアイテムとしての側面が強かったですが、小村はスパイアイテムとしてでは無く、目が悪いので、実用品として眼鏡を掛けてます。というのも、完璧を求められる感のあるスパイに人間的短所がある方がいいよねと思って付けた設定・・・・・・というわけでは無く、私の個人的な趣味です。「カガクチョップ」の影響で、安易な組み合わせで掛けさせました。全てカヅホワールドに侵食されたせいです。因みに、若干の味音痴は何となくという理由で付与した設定です。
最終的にキャラクター性としては「じゃんげま」のろめ子に近しいところに落ち着きかけてます。

眼鏡とスパイといえば、「オースティンパワーズ」もありますね。まあ、アレをスパイものとしてカウントしていいのかどうかは別として。
あと、眼鏡とスパイといえば最近の作品だと「プリンセス・プリンシパル」がありましたね。こっちはこっちで眼鏡でカウントしていいかは少し微妙ですが。ただ、これは個人的に久し振りにハマったアニメでした。
「プリンセス・プリンシパル」だと、作者つながりで「スパイの歩き方」もありますね。あれはサングラスですが。

そういえば、スパイものでも私は007シリーズはちゃんと見たことないんですよね。見た方が絶対いいと分かっているんですが、どうにも食わず嫌いをしてまして。あ、でもボンドマティーニは好きです。キナを使った本物は旨かったなあ・・・・・・

以上、閑話休題。

小村自体は、「何故工作員なんて事をやってるのか」はちゃんと決めてませんが、まあ、複雑な家庭環境辺りかなあ、と。ただ、家庭環境といっても別に「亡国のイージス」の如月行みたいな状況で工作員になった訳ではないつもりです。なので、父親を撲殺したりした訳では無い・・・・・・と思います。たぶん。
家が工作員の家系ってのも有りかなと当初は考えましたが、そしたらまだ小村は真っ当な精神状態でいられる気もするのでそれは無いかな、と。工作員一家といえば「謎の村雨くん」も主人公は眼鏡キャラでしたね。ダテ眼鏡でしたが。

続いて西川紗紀について。
特にキャラクターの元ネタはいません。西川と組ませる、というよりは、起承転結の「起」部分に必要だったことと、日常パートの相方役としてキャラクターは設計したつもりでした。
そもそも最初は思いっきり小村と百合ん百合んさせるつもりでした。ビバ・ガールミーツガール。
そしたらいつの間にかなんかひとりでに暴走して、気が付いたらクレイジーサイコレズに。まともに作者がキャラクターの手綱を握れていない、という未熟極まりないだけのお粗末な話なんですけどね・・・・・・
というか小村も小村でまともに好感を持たれたことがないのに、初めて真っ直ぐな好意を向けられたと思いきや相手がサイコレズで殺されかけるってトラウマもんだろ。前世で何したんだお前。

で、鷹取です。
キャラクターとしては当初は「エロイカより愛をこめて」の部下Bっぽい性格のイメージでした。
というか大体調子に乗って失敗するタイプです。別にモジャモジャ頭という訳ではありません。
芯がしっかりしてないせいか、色んな作品の影響を受け、今では「VA-11 HALL-A」のギリアンをダメ人間化したようなイメージになりかけてます。
なんだかんだ正直掴み所がないキャラクターで、私もよく把握しきれていません。ただ、生殖機能を失ったきっかけはアホみたいにしょうもない理由だったり、というのをぼんやり考えてます。

掃除屋について。元になったキャラクターが有りまして。実は「ブラックラグーン」のソーヤーが元ネタです。ただ、当然のごとくキャラクター性はかなり変えてあります。もちろんチェーンソー持って戦闘に参加したりとかはしません。掃除屋はあくまで掃除屋。どちらかといえば非戦闘員寄りのキャラクターです。
どう言った経緯でこの仕事についたかは概ね本人が作中で語った通り。裏稼業の呉やらなんやらと関わりを持ったきっかけについてはまだよく考えてません。

舘山。元締めです。キャラクターとしての造形はまだよく考えてません。

他の人たちは、まあ、省略。
要望があればその内説明するかも。

作中世界の余談として、小村たちがトルコで使った潜入道具について。
AセットはアベレージのA。基本的なブツのみ。指し棒型のマンホールオープナとか。
指紋付き手袋、その他諸々。あまり側から見て変なものではないよう擬態してあります。
BセットはbombのB。爆発物で構成されてます。そのためペンチなども有りますが、化粧品ポーチに擬態させてあるため、まつ毛ハサミ型に擬態しているなどの工夫がある。男性用はよく考えてない。
GセットはgunのG。まんま銃器です。
ツァスタバにしたのは趣味だったり。
まあ、現地の銃器の普及率に準じた銃器が支給されるということで一つ。

話の続きはまあ、気が向いたら。
多分やるとしたら丸ごと新シリーズになるかと。
他にも状況に応じて何かしら人物や設定、アイテムなどを追加するかもしれないし、今回こっきりだったりするかもしれないし、と何から何まで不透明ですが、まあ仮に続編が出たらまたお付き合いいただければ幸いです。

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