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自身の創作のなかのキャラと酒を飲めるか?

『カンパン』をつまみに酒を飲んでおります。


自身の創作作品の中のキャラクター(傭兵団長たち)も
このようなものをつまみに酒を飲んでいるのだろうか? と思うと不思議な気持ちになります。

酔いが回ると、作中のキャラが眼前にいて、何かを問いかけてくるように感じる時もあります。


自分の創作作品の中のキャラクターの持つ想いなど、私自身の心の中の・脳のなかの出来事にすぎません。
ただ、それは本当に、『自身の脳活動のなかの神経の放つ光にすぎない』のでしょうか?

どこかに本当にそのような世界が造られ、キャラクターたちが生命を宿し、様々な想いを持ち生きてゆく
本当にそのような事はないのか?

成人の日を遙か昔に通りすぎた私ですが、いまだにそのような事を考えたりますね。
酒を飲んでも、飲まなくても。




9件のコメント

  •  お久しぶりです天音 朝陽さん、黒猫大和です。
     私は明日から仕事なのですが長期連休でほとんど小説が書けななくて、ちょっと落ち込んでました。
     一応書いてはいたのですが自分で思う水準まで中々到達できず、書き直ししまくってる感じです。恐らくスランプです(笑)
     そのため再臨の剣神を投稿し始めるのは2月からにしました、悔しいです。

     それと話は変わるのですが天音 朝陽さんの近況ノートの『どこかに本当にそのような世界が造られ、キャラクターたちが生命を宿し、様々な想いを持ち生きてゆく
     本当にそのような事はないのか?』という部分に関して読んでいて思ったことを書きます。
     私は小説を書く際はゼルダの伝説ブレスオブザワイルドのようにオープンワールド型の世界を自分の中に作り、デュランやアリスなどのキャラクターがその世界を旅しているようなイメージで執筆しています。
     そうしないとキャラクターが私の意図した通りに動いてくれないので(汗)
     恐らく天音 朝陽さんも無意識に同じようなことをしているのではないでしょうか、なので私の感想としては『キャラクターが生命を宿して生きる世界は自分自身の中にある』って感じです。
     
     長々と書いてしまってすいませんでした。
     それではこれからもお互いに頑張っていきましょう!!
  • 黒猫大和さんへ
    体調の方はいかがでしょうか。自分の思う水準で文章が書けないのは辛い事だと思います。
    焦りもあるかもしれませんが、ゆっくり休み、脳と体をほぐすことで自然とまた力が湧いてくるんじゃないかなと思います。

    キャラクターについては、勝手に動くこともあり、暴走することもあり、何もしないこともあり、いろいろと楽しませてくれます。
    私的に、人間が何かを『想像』しそれを『認識』したとき、そこに世界がうまれると考えています。
    映画や漫画だと様々な資本が必要ですが、頭脳と文章だけで世界をつくれる小説は、一生かけても極めていく価値のあるものだと思いますね。
  • お久しぶりです天音 朝陽様。らんたです。
    飲めます。『暗黒竜の渇望』の後半主人公であるロスタムと飲みたいですね。

  • らんたさん 作り手にとっては、半端な赤の他人よりキャラクター(の内面)について向き合っていますので飲めるんですよね。
    作家以外の人には理解しにくいと思いますが。
  • そうです。飲めるんですよね。ネタバレしますがロスタムって最後は闇堕ちで救われるキャラなんですよ。その闇堕ちした後のロスタムとしみじみと飲みたいですよね。「お前は無になって救われたか?」と。闇に堕ちた竜が咆哮するシーンってあれは「俺はまだ社会的に死んでねえ!」って意味を含めてた心の叫びなんですよ。ネタバレすると。あの物語の真のメッセージは「異世界なんぞに行くよりこの世で吼えろ」って意味です。

    逆に第一主人公でザ・勇者のファリドゥーンって原作では最後は悲劇で終わるのですが、拙著では栄光の瞬間で終わっています。でも光のままで終わった彼にはなんかキャラとして深みがないんですよね。原作の『王書』の最後ではファリドゥーンは暗黒竜封印後に一瞬だけ幸せに過ごしますが後に息子同士で領土争いをし最後は息子の首だけ届いてファリドゥーンが泣き崩れるシーンで終わります。なんか彼の人生はまるで頼朝の晩年のようです。ロスタムも最後は身内同士の争いで死ぬのです。「勇者って存在はある意味で悪だよ」って事を『王書』は伝えているのかもしれませんね。子供向けなら「悪い竜を封印してハッピーエンド」で終わりますが現実の神話はそんな甘くねえよって事です。そこで拙著はロスタムを闇の側に引き入れることである意味救いの手を差し伸べて終わりにしています。つまり物語・神話を改造したんです。その闇の側に堕ちたロスタムと私はゆっくり酒を交わしたいですね。おそらくロスタムは闇の者になって今も人類の愚かさや醜さを見ながらそれでも人間をる意味陰で守っているはずですから。
  • らんたさん 

    なるほど。少しズレるのかもしれませんが、社会的・商業的なニーズに沿って作られたプロの作品は上手なんですけど、結局は売れる・読まれる事が第一なので……計算して作られた商品だというのが透けて見えるんです。(もちろん私の作品よりは上手ですが)

     感想企画をやって様々なアマチュアの方の作品を読んだら、そういう計算があまりないので、よりその人の真の姿が見えてきて実に面白かったですね。

     神話や民話も、広くは民族の潜在意識のニーズに応じたものなのでしょうが、商業作品にくらべると実に生々しくも清々しいものを感じます。

     らんたさんの『暗黒竜』もそういった、らんたさんの心の深い部分を投影された作品ですので、よいお酒が飲めると思います。

     最終的に人と向き合うことは、自分と向き合う事でしょうから。人と飲む酒も、最終的には自分と飲んでいるといってもいいと思います。

     
  • そうですね。アバターですよ。だって『暗黒竜の渇望』って完成に15年かけてるんですよ。私のライフワークですよね。ちなみに天音 朝陽様の好きな「魂は生きない。死にもしない。永遠に存在しあり続ける」の部分は仏教の真理の一つである「無我」の事をそのまま表現したものです。「色即是空・空即是色」とも言いますよね。これを達成した瞬間を「解脱」と言います。でもこれを解説に書くと「お前は布教目的でこのファンタジー作品を書いたのか!」と突っ込む人が少数必ず入るので実はこの部分の解説を隠してあります。というか本来なら日本人はほぼ全員仏教徒の「はず」だし葬式の時には僧侶が「般若心経」をたぶん唱えているのですから本当はあの部分を日本人全員が常識として知って無ければいけないはずなんです。どうです? いい酒が飲めます?

    (訳:3回目の『暗黒竜の渇望』感想欄要望はさすがにNGですよね?3回目は2回目の続きから第三部のラスト、つまり勇者ファリドゥーン編のラストまでです)
  • 完成に15年ですか…、感嘆です。
    「色即是空・空即是色」は好きな言葉ですね。多分釈尊の言葉と記憶しているんですが(シャーリー氏という弟子に釈迦が言ったのでは)真理をついているなと思います。

    個人的に私は哲学者としての釈尊を、人類のなかでは一番尊敬しています。(教育者・鍛錬者・宗教者としての釈尊は尊敬していません)

    感想については、時間はかかりますが構わないですよ。
    ただ、今、作品が完結したところで「燃え尽き」状態なのと、個人的にしないといけないことがあって3月15までは多忙状態です。

    出来るようであれば3月15日までのどこかでやってみたいと思いますが、確実に着手できるなら3月16日からになります。
  • 全然かまわないですよ。3月下旬にお待ちしております。年度末で忙しいですものね。
    ちなみにですが2008年執筆当初は最初はボキャ貧で「どんどんどんどん角が伸びていく」など「どんどん」を多用して読者から嗤われた作品だったのです。「太鼓か!」って。あの暗黒竜の渇望は当初はそんなレベルでした。そんなレベルで2010年にコミケに委託作品で出展。仮完成が2012年。それから基本的な文芸作法がようやく実に付いたのが2019年。さらに難読漢字を多用してボキャ貧が治りようやく本当の意味で「ダークさ」を出せたのが2023年です。
    だから『暗黒竜の渇望』はもはや私の人生の一部です。
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