次の作品の元ネタのひとつ。
エンター・ザ・ドラゴン。
大ヒットしたアクション映画で、それまでなかった香港映画というジャンルを確立してしまった。
主演のブルース・リーは、公開時、すでにもう、亡くなってたそう。
うーん、知らんかった。南無南無。
ストーリーは、ハリウッドのスタンダードな刑事モノ、探偵モノのパターン。
だからというわけじゃないが、世界的に大ヒットしたのに、現地では、あまり受けなかったそうだ。
中華圏では、なろう異世界ファンタジーのような、イエローがホワイト西洋人をぶっ飛ばす、みたいなのが求められてる。
なぜ、チャイナで、なろうアニメが流行ってるかっていう理由だね。
たぶん、もうすぐ、なろうブームも終わると思うけど。
トランプも大統領になるし。
チャイナから逃げ遅れた、最後の産業になるね。日本エンタメ業界w。
主人公は、麻薬潜入捜査官。
対するは、香港の小島をアジトにするマフィアのボス。
小島は、麻薬製造秘密基地になっている。
日夜、大勢の子分たちが拳法の訓練にはげむ、鉄壁の暗黒犯罪要塞。
ボスは、自身の身を守るため小島への銃の持ち込みを禁じ、身辺をカネで雇われた武術世界チャンピオンのボディガードたちが固める。
妹を殺された復讐心を胸に、アジトに潜入した主人公の運命やいかに。
タイトルの「エンター」というのは、アジトに潜入するという意味もあるが、ダブルミーニング、トリプルミーニングとなっている。
チャイナの故事からきているのが、鯉の滝登りと同じ意味。
つまり、修行の道に「入門」するという意味。
入門者が、苦しい修行を経て、最終的にクラスチェンジして、龍になる。
龍は達人のメタファー。チャイナの象徴的(架空)動物シンボルだ。
龍以外では、虎とかもある。カプコンのゲームで、虎への道ってあったよね。
もうひとつの意味が、主演のブルース・リーによるタイトルの命名で、「ドラゴン大登場!」みたいな感じのニュアンスらしい。
西洋世界にドラゴンがエンターする、みたいな感じだとか。
たしかに、ブルース・リーのアクションは必見!
次に書く作品では、敵地に潜入するということで、映画の製作者たちが意図したタイトル名と同じ意味で「エンター」という単語を使うことになるな。
映画の敵のアジトは、日本の古いアニメ風にいうと「ドラゴンの穴」になるのかな。
映画だと「ミステリアス・アイランド」ってなってたけど。
最近の日本では、チャイナというと、アレルギー性蕁麻疹を全身に発症してしまう人も多いかもしれないが、邪悪な敵の本拠地として、チャイナほどふさわしい場所はあるまい。
気持ちの悪さ。極悪。ねじくれた曲がった根性。暗黒社会。倫理観の欠如。
どんな悪人がいても、なんら違和感がないのが現代チャイナという地域の特性だ。
さて? こーゆーのをモチーフにしてストーリーを作りこむと、主人公は、絶対無敵のカンフーの達人ということになる。
さてさて? どうやって、主人公の弱点を作りこむか?