三作目ではブレてしまった。
その反省点を生かし、こんどは自分の好きなように書くことにした。
『殺人鬼アダムと狂人都市』
他人の精神に乗りうつる能力をもったシリアルキラーの話だ。
狂人化する未知のウィルスに侵された都市からの脱出をはかる。
いちおうサイコサスペンスに属するだろうか。
ウィルスの謎を解き、生存者を渡り歩きながら脱出経路をさぐる。
悪人VS狂人 みたいなコンセプトで描いた。
まあ、10万文字ぐらいだったが、ブレることなく書けたと思う。
自分としては、それなりに満足できる作品に仕上がった。
ただ、ポイントの方はお察しだ。
なろうで200ポイントぐらい。カクヨムだと☆7。
マーケティングを考えないとこうなるよっていい見本になったワケだ。
で、この作品だが、前作品の反省点だけでなく読者に対する不満みたいなものも込められていたりする。
「最終話だけ読むんじゃねえーよ!」って不満だ。
話別閲覧数を見てると分かるんだよね。最終話だけ読まれてるの。
最後に「ああ、そういうことだったのか」みたいなものが分かる作品でそれをやられるとツラいんだよね。そんなもん驚きもなにもないだろうし。
それで興味持ってくれてちゃんと読んでくれればいいんだけど、そういう人ってまず読まないしなあ。
PVみればそれがよく分かるし。
でも、作品をどう読むかは読者の自由じゃん。
作者が文句言うのも筋違いって気もするしね。
だからさ、「よろしい。ならば今度はオチから書いてやろう」って思ったの。
都市から脱出したところから始まる。
「オラ、これで満足か?」みたいな気持ちで作った。
もうね、このころには読者に対してネバっこい感情しか残ってなかったんだろうね。
だから、あらすじもテキトーだったし、タイトルも読まれないの分かっててシンプルにした。
まあ、結果はすでに書いた通りだけど。
オチとか関係ないよね。最終話どころか、ぜんぶ読まれてない的な? 草。
難しいよね。
好きなことだけ書いたら読まれないし、読まれることを意識しすぎたらシンドイし。
読者なんぞ知るか! って気持ちで書いたところで、やっぱりどこかで気になっちゃう。
けっきょく読まれなかったら続かないんだよね。WEBで公開している以上さ。
こんな感じの四作目でした。
では、つぎは限定記事でも書こうと思う。
限定にするほどの内容でもないけど、カクヨムはんがキャンペーンみたいなのをしてるし。
期間内にひとつぐらいは書いておこうかなと。